新築後悔183選

【リビング】後悔・失敗ポイント14選

リビングの後悔ポイント14選
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実際に家を建てた人がリビングで後悔したポイントを知りたい。

 

 

今日の記事はこういった疑問に答えます。

 

 

私は2018年12月に平屋を新築しました。

リビングは家の中で一番気にいっているスペースではあるのですが、1年以上住んでみると色々わかってくることがあります。

今日の記事では我が家のリビングで後悔しているポイントを3つご紹介します。

さらにネットや雑誌でよくみるリビング後悔・失敗ポイントについても11個取り上げます。

この記事の内容
  • わが家のリビング後悔・失敗ポイント3選まとめ
  • ネットや雑誌でよくみるリビング後悔・失敗ポイント11選まとめ

 

これから家を建てるかたで、後悔のないリビングを実現したい人はぜひ参考にしてみてください!

わが家のリビングの後悔・失敗ポイント

後悔

最初に私が建てた平屋のリビング後悔・失敗ポイントを3つご紹介します。

  1. 収納が足りない!
  2. 西日が暑い!
  3. 換気窓があればよかった!

 

(1)収納が足りない!

LDKの間取り図

一つ目の後悔・失敗ポイントは収納が足りない! ことでした。
わが家は2020年現在、2歳と7歳の息子が二人います。

問題となったのがおもちゃ。

大量のトミカやらプラレールにテレビ台の前は占拠されています。

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ギャー!竣工時のキレイさのかけらも残っていないっす!

 

 

テレビの左右は扉付きの棚にしてもよかったかも・・・。

まあ、子どもが大きくなったらおもちゃはなくなるので、一時的なものではありますが。。。

 

うちがリビングに置いているもの一覧!

  • トミカ
  • ぬいぐるみ
  • プラレール
  • アンパンマンのパン工場、レジスター
  • おもちゃのキッチン
  • 絵本
  • ウルトラマンやポケモン図鑑など
  • 体温計
  • 子どもの爪切り

本当はリビングに置きたかったけど場所がないので隣の和室に以下のものを置いています。

  • 子どもの筆記用具や教科書
  • 子どもの宿題、ドリルなど
  • ランドセル
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結局、絵本などは置き場がないので、キャスター付き本棚を買い足しました。

リビングに置きたいものって、意外に多いんですね!
特にお子さんがいるご家庭は要注意!

ランドセルや教科書などはリビングの近くに置き場があると何かと便利です。
特に2階建てで、2階に子ども部屋がある場合は、子どもが小さいうちは1階にランドセルや教科書などの置き場があると重宝するという意見が多数です!

素晴らしいリビング収納だなーと思ったのが、都市建築設計集団/UAPPさんが手がけた「TMH 町に露出する中庭」という平屋の家です。
「西日のリビング・収納」が超素敵!
リビング側からは一切目立たないけど抜群の収納力があり使い勝手が良さそうです。

 

(2)西日が暑い!

LDKの間取り図

わが家のLDKはご覧のとおり2面採光。
明るいリビングを希望したので、窓は最大限大きくとってもらいました。

とくに西側が開けていて眺めが素晴らしい、という点を建築士さんが活かしてくれた結果、西側の窓はご覧のとおり大きくなりました。
引き違い窓が2つ並んでいて、サイズはそれぞれH2323×W2600です。

確かに希望のとおり明るくはなったのですが、太陽の高度が下がった15時前後からの西日が当たる時間帯は室温がグっと上がります!

14時くらいまでは軒のおかげで日射遮蔽できていて涼しいのですが、夕方は厳しい西日が容赦なく窓から侵入します。

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長時間過ごすリビングの西日は、大きなリスクがあることを承知しておいたほうがいいですね!

わが家は西側の掃き出し窓はサーモスXのトリプルガラス。仕様は以下のとおり。

  • ダブルLow-Eガラス
  • Low-Eはクリア×クリア。(無色透明です)
  • 日射熱取得率 49%
  • 紫外線カット率 85%
  • 可視光透過率 69%

Low-Eガラスで約半分の日射を遮蔽しますが、それでも真夏の西日はダメージ大です。

長時間、低い角度で照り付ける西日は室温を上昇させます。
軒だけでは夕方にかけての低い太陽光を防ぎきれません。

  • 西側は素直ににしたほうがいいかも!
  • どうしても西側に窓を置くなら日射熱を70%前後カットしてくれるグリーンやブルーなどのLow-Eガラスをセットするがいいかも知れません!
  • 上げ下げの手間は増えますが、窓の外側につけるアウターシェードを取り付けることで日差しによる熱の流入を88%も防ぐことができます。

 

 

(3)換気窓があればよかった!

LDKの間取り図

わが家のLDKはご覧のとおり窓が多いので、引き違い窓を開けると風の通りも良いです。

24時間換気が義務づけられているので、別に窓はあけなくても空気の入れ替えはできています。

でも窓って開けたくなるときありますよね!

窓を開けて換気

窓をあけっぱなしにしたい時は例えばこんなとき↓

  • 焼肉や餃子、天ぷらなど油を使って臭いが出る料理をしたあと
  • 春や秋など自然の風を楽しみたいとき
  • ウイルス感染などを予防したいとき
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  窓を開けっぱなしにしたい時は意外に多いんです!

 

窓を開け放ちたい時に、大きな引き違い窓だと以下の点が困ります。

  • 2歳の息子が網戸を開けてしまう(虫の侵入が!)
  • 網戸を開けた2歳の息子が勝手に外に出てしまう
  • 平屋なので引き違い窓を開けっぱなしは防犯上ちょっとリスキー!

 

寝室、子ども部屋、和室、脱衣所にはAPW330の高所用窓(電動)をつけたのですが、これが超便利!

子ども部屋1の窓の立面図
高所用窓のメリット
  • 場所が高く、開口部も狭いため、開けっ放しでも侵入されるリスクは少ない
  • 電動なのでボタンひとつで開け閉めできる
  • 開け閉めする際に網戸の操作がいらない

 

LDKにも高所用窓があればよかったなというのが正直なところです。

高所用窓については【APW330高所用すべり出し窓レビュー】開閉はチェーンより電動がおすすめで解説しています。

 

 

【わが家のリビング間取り・設備】後悔・失敗ポイントまとめ

わが家のリビングの後悔・失敗ポイントをまとめます。

  • リビングにはおもちゃ、絵本、ランドセルといった子どもの物を置く場所を考えておくべきだった。
  • 西日が当たるリビングは夏場の夕方に室温が上がる。壁にするか、窓を付けるならグリーンやブルーといった遮熱性の高いLow-Eガラスの採用すればよかった。
  • 常時開けられる換気窓があると便利だった。特に平屋の場合は防犯面も考慮して高所用窓が適していたと思われる。

もう一度建てるなら、この3つは再検討したいですね!

わが家のリビングについては【平屋の実例】23畳LDK【リビング・ダイニング・キッチン】で解説しています。

【平屋の実例】23畳LDK【リビング・ダイニング・キッチン】
【平屋の実例】23畳LDK【リビング・ダイニング・キッチン】快適なLDKの作り方を知りたくありませんか? 本記事では我が家のお気に入りLDKを例に、快適なLDKを作るうえでかかせない6つの要素を深掘りしています。これから家を建てる予定のかたは是非記事をご覧ください。...

 

ネットや雑誌でよくみる新築リビングの後悔・失敗ポイント14選

後悔

わが家のリビングはなんとか後悔・失敗ポイントを3点に抑えられました。

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続いて、家づくりの雑誌やネットで調べた新築リビング間取り・設備の後悔・失敗ポイントを11個ご紹介します。
  1. リビングが広すぎた
  2. 吹き抜けは寒い、音が2階に筒抜け
  3. リビング階段にしたら音や臭いが2階に上がってしまった
  4. リビングの窓の位置に問題アリ?!外から丸見えでくつろげない
  5. 大きな窓を作りすぎて壁がなくなってしまった
  6. 日当たりが悪い
  7. 日当たりが良すぎて暑い、まぶしい
  8. 梁にホコリがたまって掃除が大変
  9. テレビ付近に有線LANを引いておけばよかった
  10. テレビの前を通り抜けないといけない間取りにしてしまった
  11. 2階をリビングにしたら家事動線に問題が発生した

 

(1)リビングが広すぎた

広すぎるリビング
リビングが広すぎて寒い。無駄に広かった。

リビングが広すぎて困る点は以下があげられます。

  • 冷暖房の効率が悪い。冷暖房費が増える。
  • 必要な家電の容量、サイズが大きくなる。
  • リビングが広い分、他の部屋が狭くなる場合がある。

大は小を兼ねるので、広いほうが汎用性が高く便利です。

しかし予算と土地面積の制約もあるので、理由もなく広いのは考え物です。

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特に冷暖房への影響は大きくて、部屋は広ければ広いだけ、暖めるにも冷やすにもエネルギーが必要になります! 新居に住み始めたとたん、電気代という現実が重くのしかかります!

大人だけでテレビを見るだけのリビングなら、広さは必要ないという意見も。この点は同意します!

わが家の場合:23畳のLDKは子どものことを考えたら正解だった

わが家の場合はどうかというと、子どもと遊ぶといった用途で考えると、23畳のLDKは正解でした。
リビング(LDK)の間取り図

我が家のリビングのメリット
  • 子どもがのびのび遊べる。おもちゃをたくさん広げられる。
  • 親、兄弟、親戚、友人が遊びにきたときも、窮屈になることがなく、ゆっくりとくつろいでもらえる。

子どもはひろびろLDKで毎日楽しそう。

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夫婦の親、兄弟が遊びにくるとマックス10人程度がLDKに集結しますが、狭いと感じたことは一度もありません。

ただし、広い分、冷暖房には少し時間がかかります。
暖房は床下エアコンを朝起きる前からタイマー運転することで調整しています。
高気密高断熱なので、冷暖房費が思ったよりも高くはならなかったことが救いです。

夫婦二人で使うなら、23畳のLDKは必要なかったです。
もし夫婦二人なら、LDKのサイズは15畳前後で十分だと感じます。
実際に結婚した時に住んでいたアパートのLDKは14畳でしたが、ソファとテレビを置いても夫婦二人なら十分すぎる広さでした。

 

わが家の場合は滞在時間の長さや子どものことを考えるとLDKにゆとりを持たせたことは結果的に正解だったと言えますが、LDKの広さを確保する代わりに犠牲になった間取りもあるわけです。
このあたりは家族構成や、家を建てる目的によってよく考えたほうがいいです!

 

 

 

(2)吹き抜けは寒い、音が2階に筒抜け

吹き抜け
吹き抜けのリビングだと暖房の暖気が全部上に抜けてしまって寒い・・・

私もこれは経験がありまして、社会人になって3件目に住んだアパートは1LDKメゾネットだったのですが、LDKは吹き抜けていました。

はっきり言って、冬は地獄でしたね。

暖房がぜーんぶ上に抜けてしまって、LDK自体はちっとも暖まりません。
常にエアコン暖房全開にしていたので、暖房費も部屋の広さの割に高くなりました。

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天井を暖めるためにエアコン運転してるようなもの・・・

 

シーリングファン

空気をかきまわすためのシーリングファンがあるとだいぶ違うようですが、賃貸アパートではさすがについていませんでした・・・。

シーリングファン
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吹き抜けで暖房の心配があるかたは天井にシーリングファンをつけましょう!

シーリングファンを天井に取り付ける場合は、ダウンライトの下に付けないように注意しましょう。ファンがまわるたびにライトがチカチカして使い物になりません!

 

暖房効率以外の吹き抜けのリスク

さらに暖房効率以外にも吹き抜けには以下のリスクがあります。

  • リビングの音が2階に筒抜け。
    2階では静かに過ごしたい場合には気になりますね。
  • 友達の家の話ですが、吹き抜けは最初は気持ち良かったけど、実用性を考えた時には吹き抜けをやめてもう一部屋作ったほうが良かったと言っていました。

吹き抜けはリスクがあるので、以下の点をよく考えて家族と相談してみましょう。

  • 吹き抜けが欲しい理由は明確になっている?
  • 暖房が心配ならばシーリングファンはあったほうが無難。
  • 開放感を求めるなら天井高を高くするだけでも効果があるかも?
  • 吹き抜けの分、2階にもう一部屋作ったほうがいいかも?
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小さなお子さんがいるお宅では、お子さんが吹き抜けの2階から下を見下ろすことが多く、落下してこないかヒヤヒヤすると言った意見も・・・

わが家の場合:平屋なので関係なし。でも勾配天井で開放感はアリ。

わが家は平屋なので吹き抜けはありません。

でも高さ3.7mの勾配天井にしたので開放感はあり、気持ちいい空間にはなっています。

床下エアコン暖房で下からジワジワ暖めるため、天井が高くても寒いと感じることはありません。

 

 

 

 

(3)リビング階段にしたら音や臭いが2階に上がってしまった

リビング階段
コミュニケーションを重視してリビング階段にしたけど、音や臭いが2階に上がってしまってデメリットのほうが多かった・・・

リビング階段も吹き抜けと同様なリスクがあります。

音や臭いが2階に上がってしまいます。

3件目に住んだアパートは1LDKメゾネットだと書きましたが、リビングに階段があるタイプでした。

容赦なく2階に臭いが上がっていきましたので、2階の換気が大変でした。

上がってくる音についても意外に気にする人は多く、プライベートゾーンである2階の個室ではゆっくり静かに過ごした人は特に注意が必要です。

 

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2階に上がる人が常にリビングを通過することで以下のようなわずらわしさも出てくるかもしれません。
  • 子どもの友達が来るときに、リビングが散らかっていると恥ずかしい。
  • 家の人がリビングで安易にゴロゴロできない。

わが家の場合:平屋なので階段はないですが、子ども部屋へはリビングを通らずにアクセス可能。

わが家の場合は平屋なので階段はありません。ですのでリビング階段特有の悩みはないです。
子ども部屋へのアクセスについては玄関からリビングを通らずに行ける構造です。
子どもが友達を連れてきても、リビングにいる人は特に気をつかうことはないです。

  • リビング階段にするなら、2階に上がってしまう音、ニオイのことも考えよう。
  • 家族のコミュニケーション改善にリビング階段が必要なのかはケースバイケース。メリットデメリットをよく考えましょう。
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  私達夫婦はわりと個人を尊重したいタイプだったので、パブリックゾーンとプライベートゾーンはしっかり分けました。家族の性格や特性に合わせた動線がおすすめです。

 

(4)リビングの窓の位置に問題アリ?!外から丸見えでくつろげない!

カーテンしている窓
リビングに窓を作ったのはいいが、隣の家から丸見えでカーテンを開けられない。。。

これもリビングあるあるで、よく見かける後悔・失敗ポイントではないでしょうか。

せっかく窓を作ったのに外からの視線が気になってカーテン閉めっぱなしは悲しいですね。

 

わが家の場合:リビング南側の窓は道路から見えるので気になる

わが家のリビングも残念ながらレースのカーテンが欠かせないです。

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家の南側の道路からリビングが丸見えなんです。

特に道路を走る車からは、リビングの様子がよくわかります。。。

お金があったら目隠しのためのフェンスを建てたいところですが、今はまだ実現できていません。

 

型ガラスという解決策

他にネットで見た事例で型ガラスにしている家もありました。
土地の形状にあわせるとどうしてもリビングの窓の位置が隣の家の窓の正面になってしまうためだそうです。

型ガラス
引用:https://www.ykkap.co.jp/products/window/glass/multi-layer/

型ガラスなら視線を効果的に遮ることができ、なおかつ採光は確保できます!

 

絶対に安心な「中庭」という選択も!

中庭

周囲の視線がどうしても気になる土地に家を建てなくてはならない場合は、思い切って中庭ハウスを作るという方法もあります。
中庭ならば外にひらいていないので、視線が気になることは絶対にありません。

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中庭ハウスなら家族だけの贅沢な空間を堪能できます。

私も最初はロの字型の中庭のある平屋に憧れました。
土地の形状的に中庭は適さなかったのでいまのかたちになりましたが、もし以下のような土地だったら中庭平屋にしていたと思います。

中庭が最適な立地
  • 正方形や長方形の土地で周囲を家に囲まれている
  • 周囲に建物が多く、採光が難しい

「間取りプラン」からは見えてこない「周囲の視線問題」に気をつけましょう!

視線があわさって四六時中気まずい想いをするのは嫌ですね。
心底くつろげる家にしたいなら周囲の視線に気をつけましょう!

  • 長時間滞在することが多いリビングの窓。家を建てる前に、隣の家や道路からの視線チェックが欠かせません!
  • 周囲の視線が気になるけど採光は欲しいなら、思い切って型ガラスにしてしまうのもアリです。
  • 中庭の家は究極の視線対策!

 

 

(5)大きな窓を作りすぎて壁がなくなってしまった

大きな窓のあるリビング
明るいリビング!と思って窓を大きく作ったら壁がなくなってしまって不便だった・・・

明るいリビングがいい!というのは要望としては多いでしょう。

しかし、窓を増やすと必然的に「壁」が減ることは注意したほうがいいです。

名著「片づけの解剖図鑑」にも以下のとおり壁面の大切さが語られています。

壁面

大きな窓は、たよりない。

家を建てるには土地が必要です。では、モノを収納するのに、土地ならぬ床が必要かといえば、必ずしもそうではありません。モノの収納に必要なのは床、ではなく壁だからです。壁がなければ、テレビもキャビネットも本棚も、何ひとつ満足に置けません。

「片づけの解剖図鑑」P.22より引用

要するに窓を増やすほど収納面積は減るということになります。

「片づけの解剖図鑑」では、結論として以下のとおり書かれています。

と、いうわけで・・・
窓か壁かで迷ったら、迷わず壁にしてください

「片づけの解剖図鑑」P.25より引用

 

わが家の場合:景色重視で西側の窓が大きすぎた?!

LDKの間取り図
わが家のLDKは「片づけの解剖図鑑」で語られているとおりの事例かも知れません。
西側の窓の外はキレイに山が見えるので、景色優先という設計のためこのようになりました。

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景色優先の設計は建築前は納得していたのですが、実際に住んでみると壁面が少なく収納が取りにくいのは事実です。

例えば2つある掃き出し窓がひとつだったら、本棚など作ることもできたかも知れませんね。

開放感を優先するあまり、窓を大きく取りすぎていませんか?
壁面がないと、ソファやキャビネットを置くのにも苦労しますよ。

 

 

(6)日当たりが悪い

暗い部屋
壁の収納を優先するあまり、採光の計画がおろそかになって暗いリビングになってしまった・・・
隣の家との距離が近くて、リビングの窓から思ったよりも光が入らなかった・・・。

 

家の中心とも言えるリビングが暗くジメジメしていたら辛いです。

私が生まれて最初に住んだ実家のアパートがまさにこれでした。
隣の家との距離が近いうえに、採光は東側の窓のみ。
昼間でも常に暗くて、照明なしではいられないほどでした。

 

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また、社会人になって初めて住んだワンルームのアパートも、東向きの部屋で、掃き出し窓+ベランダが東側にひとつと、小さなすべり出し窓が北側にひとつあるだけの部屋でした。

新築でなおかつ角部屋だったために深く考えずに決めてしまいましたが、常に薄暗かったことはよく覚えています。
暗い部屋で暮らしていると、自然と気分が暗くなるものです。

 

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  • リビングの窓の面積は十分ですか?
  • 家の中心近くにリビングがあり、最寄りの窓からの距離が遠くないですか?

南側のリビングが絶対に明るい! というわけではありません。

また、北側にリビングがあるから暗いと決まったわけでもないです。

北側のリビングだとしても、窓の面積がある程度大きければ、1日中安定した光を取り込めるので、決して暗いわけではありません。

光の入り方は間取り図だけでは意外にわかりにくいものです。
暗いリビングは嫌!という人は、収納や断熱性とのバランスを取りながら、窓の配置を検討しましょう。

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周囲を建物が囲んでいる立地ならば、中庭を作るのも採光の確保に有効ですね!

 

わが家の場合:最初から明るいリビングを希望していたので、常に明るい!

LDKの間取り図

明るさを優先したので窓が大きな我が家のリビング。
後悔・失敗ポイントのひとつに収納が足りないと書きましたが、明るさとのトレードオフですので致し方ないと思います。

 

(7)日当たりが良すぎて暑い、まぶしい

太陽光がまぶしい
大きな窓をリビングに作ったけど、日差しが入りすぎて暑い・・・。
リビングの窓の光がまぶしくてテレビがみにくい・・・。

明るいリビングに憧れて、やたら大きな窓を作った。
確かに部屋は明るくなったけど、日差しが入りすぎて暑い。

これもリビングあるあるです。

私が社会人になって3件目、4件目に住んだデザイナーズ賃貸アパートはリビングの南側にめっちゃ大きな窓が開いていました。
しかも陸屋根だったので庇や軒はなし。
日射を遮るものがないので、夏場は蒸し焼き状態です。

カーテンで遮れば?

いえいえ、カーテンごときで窓の内側で遮っても、太陽の熱は室内に入ってきてしまうので、容赦なく室内の温度を上げていきます。

こうなると冷房vs太陽光になり、エネルギーの無駄が超増えます!

 

わが家の場合:軒があるので夏の南の日差しは完全に遮蔽しています。が、低い西日は遮れませんでした。

LDKの軒

軒をきちんと設けてもらったおかげで、南からの夏の日射は100%防げています。
逆に冬は太陽の高度が下がるので、日差しが入ってくれて昼間は無暖房でOKなエネルギー効率の良い家になりました。

ただし、わが家のリビング後悔・失敗ポイント3選で書いた通り、夏の西日については防ぎきれませんでした。

  • 夏の強烈な日差しが室内に入ってしまうと超暑い家になります。
    日射遮蔽をきちんと考えて、軒や庇を設けましょう!
  • 日差しでテレビが見えにくくなるような間取りでないか確認しましょう!

 

(8)梁にホコリがたまって掃除が大変

リビングの間取り

リビングの天井の梁をあえて見せた場合の後悔・失敗ポイントがこちら。

梁がむき出しは古民家風のリビングなどでよくみかけますが、デメリットはホコリがたまること!

ほおっておけば年月が経つごとにホコリが梁の上に積もっていくことになります。

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梁は高い位置にあるので、掃除も大変ですね。

 

同じ梁を見せる天井でも、下の写真のように上部が天井に埋まっているならホコリの心配はありません。

梁現しの天井写真

 

わが家の場合:垂木現しなのでホコリの心配はナシ。

わが家のリビングの天井は垂木現しですのでホコリが積もる心配はありません。

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大きなデメリットがなく、開放感と意匠性が抜群なのでとても気にいっています。

梁を見せると古民家風の雰囲気を出せたり、天井の開放感がアップするなどのメリットがあります。
採用する場合には掃除の手間という現実的なデメリットを許容できるのかよく話し合いましょう!

(9)テレビ付近に有線LANを引いておけばよかった

LANケーブル
テレビで動画配信サービスを見る機会が増えたから、あらかじめテレビ付近に有線LANケーブルを引いておけばよかった・・・

スマートフォンの普及で、「新居のネットはWi-FiでOKだよねー」って考えている人が多いですが、Wi-Fiルーターから遠い場所は電波が届かないリスクが高いです!

特にデータ量が多いAmazonプライムビデオ、NETFLEX、U-NEXTなどの動画配信サービスを安定、快適に利用するにはネット速度は速いに超したことはありません。

 

わが家の場合:テレビ台の中に有線LANを敷設済み

テレビ台の中のLANコンセント

わが家の場合は最初から、メインルーターのある土間から以下の場所にLANケーブルを敷設してもらいました。

  • リビングのテレビ台の中
  • 和室
  • 主寝室
  • 子ども部屋1
  • 子ども部屋2

テレビにつなげばいつでも有線LANの安定した通信で、動画配信サービスを楽しむことが可能です。

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子どもが延々とアニメなどを見続けてしまうリスクを考慮して、いまはまだテレビをインターネットに接続していません。もう少し成長したら考えようと思っています。

動画を見るテレビの近く、パソコンを使う書斎などには、最初から有線LANケーブルを引いておいたほうが安心です!

 

(10)テレビの前を通り抜けないといけない間取りにしてしまった

テレビ
常にテレビの前を横切らないといけない間取りにしてしまった・・・

間取りの計画段階では意外に気付かない後悔・失敗ポイントです。

新居に住み始めてみてテレビを設置したところ、「あれ、これって常にテレビの前を通り抜けないとダメじゃん・・・」と気づくパターン。

誰かがテレビを見ている時にテレビの前を通り過ぎるのは、テレビを見ている人はもちろん不快だし、通り抜ける人も非常に気を使います。

注意が必要なのは、間取りプランを作った段階ではテレビの前は通り抜けない想定だったとしても、実際に生活を始めたら動線の都合上、テレビ前を通り抜けたほうがショートカットできて便利であることが発覚した場合です。

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人間はどうしてもラクなほうに流れます。
ショートカットできるのであれば、例え誰かがテレビを見ていても、ショートカットをするようになります。

するとテレビとみている人から「ちょっと!見えないんだけど!」と言われて喧嘩の原因になります。

 

わが家の場合:リビングは部屋の端なので動線上ではありません

リビングの間取り

わが家のリビングは図面のとおりなので、基本的には生活動線上にテレビはありません。

強いてあげればウッドデッキにでるためにはリビングを横切る必要がありますが、ウッドデッキには隣の和室からもアクセスできるので実際には問題になっていません。

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テレビを落ち着いて鑑賞するためにも、人が通らない場所に設置するようにしましょう。

テレビの前をチラチラと人が通るのはストレス大!
建築前にテレビの設置場所と人の流れをシミュレーションしてみましょう。

 

(11)2階をリビングにしたら家事動線に問題が発生した

玄関で宅配を受け取る
2階リビングにしたら玄関が遠くて、宅配便の受け取りに行くのが面倒・・・。
重いペットボトルなどの買い物を2階まで運ぶのが大変・・・。

2階リビングは、眺望を楽しめたり、外からの視線を感じにくくプライバシーを確保できるなどのメリットがありますが、反面、以下のデメリットがあります。

  • 1階の玄関からの距離が遠く、来客対応が面倒。特に宅配便の受け取りが大変。
  • リビングを2階にした場合はキッチンも2階に作るため、スーパーで買った食料品などを毎回2階まで運ぶのが大変。
  • 大型テレビなどの大物家電が階段を通すことができず、搬入できなかった。
  • 2階にリビングとキッチン、1階に洗濯機を設置したところ、家事動線が離れてしまい効率が悪い。
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意外にデメリットが多いな・・・と感じる人が多いのではないでしょうか?

 

わが家の場合:玄関とリビングは隣なのでアクセス良好です

リビングと玄関の間取り

わが家の場合はLDKの引き戸を開ければすぐに玄関なので、アクセス良好。

宅配もすぐに取りに行けます。

リビングと玄関が近接しているのは大きなメリットです。

結婚する前は2階にLDKがあるメゾネットタイプのデザイナーズ賃貸に住んでいましたが、来客のたびに階段を下りて玄関に行くのが結構面倒でした。
スーパーの買い物カゴを持って、毎回2階のキッチンまで食材を運び入れるのにも苦労しました。

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結婚する前の一人暮らしの時だったので、2階LDKでも実用性を無視できましたが、結婚して子どもができてからは2階リビングはないな~という印象です。

家事動線を考えると、長時間滞在することが多いリビングはやはり1階のほうが無難です。
2階リビングにする場合には、家事動線をよく考慮してデメリットを許容できるのか家族全員で確認しましょう!

 

 

以上、リビングでよくある失敗、後悔・失敗ポイントをまとめてみました。

リビングは家族はもちろん、お客様にもくつろいでいただく場所です。

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使用時間も他の個室に比べて長いためリビングが快適でないと非常に住みにくい家になってしまいます!

ぜひ本日ご紹介したリビング後悔・失敗ポイントをチェックして、過ごしやすいリビング間取りを検討してみてください!

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。