平屋を建てる

眺めのいい平屋を建ててみた結果【景色はそれほど重要ではないです】

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  • きれいな景色が見える土地を探して家を建てた人の口コミを聞きたい
  • 眺めのいい家に住むと、ぶっちゃけいいことある?

 

今日の記事はこういった疑問に答えます。

 

結論から言うと、「眺めの良さ」が日常に取り込める土地ならばアリです。
無理してコストをかけてまでこだわる必要はないと思います。

 

本記事の内容
  • キレイな景色の見える眺めのいい家に住んでみた感想

 

私は2018年12月に平屋を新築しました。

眼下に市街地を見下ろし、遠くには雄大な山が見える、比較的眺めのいい土地に家を建てることができました。

今日の記事はきれいな景色の見える眺めのいい土地に家を建てて、実際に住んでみた感想をご紹介します。

眺めのいい土地に家を建てたいと考えているかたは必見です。

 

 

キレイな景色の見える眺めのいい家に住んでみた感想

眺めのいい家に実際に住んでみたら、以下のことがわかりました。

  1. 人目を気にしないで常に眺めを楽しめる環境かどうかが最重要
  2. わりとすぐに飽きる
  3. 条件を満たさないと景色を眺める時間は意外に少ない

それぞれの理由を深堀りします。

 

人目を気にしないで常に眺めを楽しめる環境かどうかが最重要

眺めを楽しむには条件があります。

それは、「常に人目を気にしないで眺望を楽しめる」ことです。

大きな窓があっても、常にカーテンを閉めているのでは、当たり前ですが眺めを楽しむことはできませんよね。

 

眺めのいい家を建てるならば、目線の先に道路や民家などの人の目線を感じるものががない、という土地を選ぶことが最重要です。

 

具体的には水平線が見えるような高台に建っているとか、崖のような場所の先端に近いところで、同じ高さには視線を遮るものが何もないとかですね。

そんな場所であれば、人目を気にすることなく、大きなピクチャーウィンドウなどを用意すれば常に抜群の眺望を楽しむことができます。

幸運にもそんな土地を見つけることができたなら、「眺めのいい家」を建てることは有益です。

 

我が家は写真のとおり、リビングからの眺めはいいです。
道路の反対側には建物がなく視線が抜けます。

リビングから見える景色

特に冬場の夜景はご覧のとおり。
空気が澄んでいると眼下の街並みがキラキラ光ってキレイです。

リビングから見える夜景

 

しかし、前が道路で車通りもあるし、人もわりと歩いたりするので、常にカーテンをあけっぱなしにできるか?と言ったらそうでもありません。

昼間でも、少なくともレースのカーテンはしています。

 

カーテンが必要な環境のため、思いっきり1年中、景色を楽しめるか、といったらそうでもないです。

要するにちょっと中途半端なんです。

せっかくの良い眺めも、常に人目を気にせず楽しめないなら、魅力は大幅に減少してしまうことを実感する毎日です。

 

 

わりとすぐに飽きる

2点目のポイントとしては、景色の良さは割とすぐに飽きるということです。

これは観光地のことを考えるとよくわかります。

観光地はたまに行くから楽しいですよね。

いつもと違う景色や、建物、自然などを堪能できるから、みんな観光をするわけです。

 

でもその観光地に住んでいる人にしたら、それは「日常」なわけです。

どんなにキレイな景色や、建物なども、「日常」の一部になってしまえば、どうしても日々の感動は薄れていきます。

 

眺めのいい家もそんな要素が少なからずあります。

毎日過ごす自宅の景色が良くても、毎日見ていれば結構飽きる、というのは現実です。

一杯目のビールが一番おいしい、という感覚にも似ていますね。

 

知人友人などが遊びにきた時は、確かに「眺めがいいねー」となります。

それはそれで楽しいですが、毎日住むのは自分達なので、長い目で見たら、あんまりこだわらなくてもよかったかなと思うのは事実です。

眺めの良さは次第に飽きる、ということを前提に、それでもやっぱりこだわりたい!という強い意志が自分にあるのかを考えましょう。

 

 

条件を満たさないと景色を眺める時間は意外に少ない

3点目は、条件がそろっていない限りは、ゆっくりと景色を眺める時間は案外少ないということです。

基本的には仕事や子育て、家事に追われる生活をしているので、せっかく眺めがよくても、それが日常に溶け込んでいない場合は、眺める時間がないのです。

ここでも、ひとつめの条件にあった「人目を気にしないでカーテン全開にできるか」問題が関係してきます。

 

例えば、キッチンで料理をしている時、ダイニングテーブルで食事をとっている時などに、カーテン全開で海や山が目の前に広がっているなら最高でしょう。

なぜなら、それは日常生活と景色が一体となった生活だからです。

 

でも、あえてカーテンをあけて、景色を自分から眺めにいかないと楽しめない、という環境の場合は、意外なほど景色を楽しむことはしなくなります。

我が家がまさにそうです。

カーテンをあけて、あえて景色を楽しもうと思えば楽しめなくはないのですが、日常生活の中でそれをやるか、といったら、実際にはほとんどやりません。

結論としては、眺めを楽しむことを意識しなくても、生活と眺望が一体になっている土地でないと、せっかくの景色もあまり意味がないということになります。

 

 

 

結論:コストをかけてまで選ばなくていい

ということで眺めのいい家を建てた感想を述べてみました。

繰り返しますが、眺めのよさを楽しむには、人目を気にしない場所、カーテンを閉める必要がない場所かどうかが、条件としてもっとも大事です。

景色の良さが日常生活に溶け込めそうな土地が見つかったらなら、ある程度コストがかかったとしても、そこを選ぶのはアリです。

しかし、カーテンを開けて、意識して景色を楽しみにいかないとダメな我が家のような環境の場合は、時間とお金をかけてまでこだわる必要性は低いと考えます。

 

 

【まとめ】眺望を日常に取り込めるなら、眺めのいい土地選びはアリです

今日の記事をまとめます。

まとめ
  • 眺めのいい土地を探すなら、人の目線がなく、カーテンを閉めなくてもよい環境かどうかが最重要です。
    この条件を満たせないなら、あえてコストや時間をかけてまで眺めのいい土地を探す必要性は低いです。
  • 景色の良さはわりとすぐに飽きます。
    なんでもそうですが、「一杯目のビールが一番うまい」のです。
    飽きることを前提に、それでも眺めの良さにこだわりたいか考えましょう。
  • 眺めの良さを堪能するには、景色が日常生活に溶け込んでいないとだめです。
    「あえて景色を見に行く」生活は、ほとんどしなくなるのが現実です。
    キッチンやダイニングテーブルから、山や海、眼下の街並みなどの雄大な景色が、自然と目に入ってくる環境が理想です。

家が建つ前、初めてこの土地を訪れた時は、眺めの良さに感動したのをよく覚えています。

それが土地を決めるひとつの要因になったことは事実です。

しかし、その時は、目の前に道路があって人通りもある程度あることを、全く気にしていませんでした。

結果的には、この記事でご紹介したとおり、「あえて景色を楽しみにいかないと楽しめない」家ができあがりました。

 

もちろん、たまに見る夜景に癒されてほっこりする、という瞬間は確かにあります。

悩みがある時など、山の景色を眺めては、小さいことでくよくよするのはやめようと思うこともあります。

 

でも残念ながら、景色が日常に溶け込んでいないので、景色を眺める時間はあまり多く取れないのが現実です。

これからきれいな景色の見える土地に家を建てたい、と考えているかたは、その土地から見える景色にだけ注目するのではなく、実際に家が建った時に、カーテンを閉めずに、日常に景色を溶け込ませることができる場所か、ということを考慮してほしいと思います。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。