私は2018年12月に念願の平屋を新築しました。
5年間かけて検討して、実際に平屋住宅を建ててみて思うことは、建てて本当に良かった。(お金はかかったけど・・・)
- 平屋の7つのメリット
- 平屋の2つのデメリット
- 平屋の価格は高い?安い?
- 平屋の間取り集
- 平屋の実例
- 失敗しない平屋の間取りの作り方【7つの手順】
注文住宅の一戸建を検討されているかたは必見です。
平屋の7つのメリット

そんな風に考えているなら、一度立ち止まってみてください!
理由はたくさんありますが、私が実際に平屋に3年住んでみて感じたメリットは以下の7つ。
平屋のメリット
- 掃除がラク
- 移動がラク
- 洗濯がラク
- 荷物の出し入れがラク
- 安全性が高い
- 家族を身近に感じられる
- 太陽光発電パネルがたくさん載せられる
上記メリットの詳細は次の記事にまとめています。
フラットな生活は長期的にみてもメリット大
たとえば、足腰が弱る老後に階段の昇り降りをしなくてよい。
さらに、子供が巣立ったあとも、子供部屋を別用途に活用しやすいです。
なんなら間仕切りをなくすなどして、広めの趣味部屋にしてもいいかも知れません。
また、詳しくはこのあと触れますが、住んだあとのメンテナンスコストが2階建てよりも安く済む傾向にあります。
構造的に、2階建てよりも地震に強い点も見逃せません。
実際に3年平屋に住んでみましたが、階段で2階に上がらなくてもよい生活はこんなにも便利なんだ!ということを実感する毎日です。

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おすすめの使い方はハウスメーカー資料一括請求サイト5選【平屋カタログの集め方も伝授】で解説しています。
平屋のデメリットは建築コストと土地

快適に暮らせる平屋ですが、主に以下2点のデメリットがあります。
- 建築費が2階建てよりも高くなる場合が多い
- 2階建て比べて広めの土地が必要
建築費が2階建てよりも高くなる場合が多い
延床面積が同じ平屋と2階建てを比較した場合、基礎や屋根の面積が大きいのは平屋。
結果的に建築費は平屋のほうが割高になります。
もちろん、階段が必要ないので、その分のコストは差し引くことができますが、それでも基礎や屋根にかかるコストを吸収するまでには至りません。
また最近の平屋は、収納力アップのために、小屋裏収納やロフトスペースのある間取りが多いです。
固定階段で小屋裏収納にアクセスするタイプの平屋も多く、となれば結果的に階段のコストは2階建てと同じようにかかってくることになり、やはり平屋のほうが2階建てよりも割高になることはほぼ確実といえそうです。
2階建てに比べて広めの土地が必要

平屋はすべての部屋を1階に詰め込むわけなので、どうしても広めの土地が必要になります。
延床面積22坪~37坪前後が一般的に多い平屋の広さです。
40坪越えになればかなりゆったりとした暮らしも可能になります。
例えば建蔽率50%の地域に平屋を建てる場合は、以下のとおりの広さの土地が必要になってきます。
平屋住宅の延床面積 | 土地の広さ |
---|---|
20坪 | 40坪 |
30坪 | 60坪 |
40坪 | 80坪 |
単純に考えると、2階建てであれば、延床面積は同じでも、土地の広さは5~7割程度の広さで済むわけです。
たとえば極端な例ですが、東京都世田谷区の場合、一坪の平均単価は約240万円ほど。
都心だと坪単価7桁が普通です。
もちろん、あなたの予算によるわけですが、さすがに坪単価7桁の土地を新規で買える人はよほど限られているでしょう。
土地が高い地域で、広めの土地を購入するのは非常にハードルが高いです。
ということは、ある程度ゆとりを持った広さの平屋を建てたい場合には、やはり、郊外や田舎など、土地の値段が安い地域を狙ったほうが現実的。
例えば私は畑を農地転用で譲ってもらいましたが、坪単価は5桁です。
同じ地域の土地相場も、坪4~6万円程度。
都会のかたからは信じられないような価格で、良質な土地が手に入ります。
リモートワークも盛んになった昨今、安く広い土地が手に入る田舎暮らしは、平屋建てとすごく相性がいいと思います。
2つのデメリットは、長期的にみると・・・

以上2つのデメリットがありますが、実はコストについては長期的にみると平屋が有利になる可能性が高いです。
平屋の価格はどのくらい?高い?それとも安い?

平屋の価格はさきほどのデメリットの章でも書いたとおり、一般的には2階建てよりも建築費そのものは高価になりがちです。
また、少々広めの土地もできれば欲しいということで、土地代も含めたイニシャルコストはどうしても2階建てよりも高くなりますね。
平屋は住んだあとのメンテナンスコストが2階建てよりも安い

平屋は2階建てと比べてメンテナンスにかかる費用が少ないのです。
- 足場が必要な補修工事が少ない
- 軒が十分ならば雨掛かりが少ないので外壁と開口部の補修費用がかからない
詳しくは下記記事を参考にしていただきたいですが、60年住んだ場合の、屋根、軒天井、雨樋、外壁、開口部の補修費用は、2階建てが820万円、平屋が495万円と算出されています。
なんなら、大掃除の時の窓ふきを想像してみてください。
私は年末の大掃除で窓拭きは自分でやりますが、1階にしか窓がない平屋(当たり前ですが)は、めっちゃラクに掃除できます。
メゾネットの2階建てのアパートに住んでいたことは、ベランダがない2階の窓の掃除は危険極まりないものでした・・・。
家は長い期間、補修をしながら住み続けていくもの。
ランニングコストを含めた長期的な目線で見ると、2階建てと平屋のイニシャルコストの差は、限りなくゼロに近づくと言えます。
長期的にみればコストも2階建てと変わらず、しかも平面の暮らしやすさは一生続きます!
子供が巣だったあとも2階の子供部屋が無駄にならないで済む平屋は、万人の終の棲家としておすすめしたいです。

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このあとは、
- 平屋住宅の間取り集
- 私が建てた平屋の内覧会
- 私の5年間の経験を元にした失敗しない平屋間取りの作り方
をご紹介していきます。
平屋住宅のおすすめ間取り集【ハウスメーカー・工務店29社】

全国のハウスメーカーや工務店さんのウェブサイトの情報を集めて、平屋住宅の間取り集を作ってみました。
- 他にはないユニークな平屋間取り集
- サンルームや玄関収納などの特徴別の平屋間取り集
- 玄関の方角別の平屋間取り集
- 延床面積別の平屋間取り集
- 長方形、正方形などのカタチ別の平屋間取り集
ただの間取り紹介ではなく、わが家との比較を交えて、使い勝手などについて深掘りして検証しています。
詳細は下記記事でまとめていますので、まずは平屋ってどんな感じなのかを知りたいかたはぜひご覧になってください。
»平屋住宅のおすすめ間取り集【ハウスメーカー・工務店29社】
【平屋の実例】わが家の間取りと設備19カ所を徹底解説【成功失敗ランキングも】

平屋の実例を知りたい方向けに、2018年12月に竣工したわが家の詳細レビューをお届けします。
- リビング・ダイニング・キッチン(LDK)【大きな窓で開放感抜群!】
- 和室【4畳半の落ち着いたスペース】
- 玄関【木製引き戸】
- 玄関収納【コート掛けも完備】
- 土間収納 兼 パントリー【野菜の保存にも便利】
- 書斎【テレワークに適した配置】
- 廊下【暗さ対策もしました】
- トイレ【大きな窓で明るい】
- 洗面所【自動水栓とミラーキャビネット】
- 脱衣所【ホシ姫サマ3本あり】
- 物干し場【透明なポリカ屋根】
- 浴室(バスルーム)【南側でカビ知らず】
- 主寝室【シンプル6畳】
- ウォークインクローゼット【シンプル】
- 子供部屋【4.5畳で十分】
- 駐車場【1台屋根付き】
- 窓【サーモスX・APW330・APW430】
- 外壁【リシン吹き付け】
- 後付け太陽光発電システム【大容量12.5kw】
成功失敗ポイントなどもランキング形式で解説しています。
- 【リフォームにもおすすめ】注文住宅設備ランキング1~11位
- 失敗した注文住宅設備ランキング1~7位
- 成功した間取りランキング1~8位
- 失敗した間取りランキング1~5位
- 【住んでみてわかった】平屋のメリットランキング1~7位
- 私がもう一度平屋を建てるなら、やりたいことランキング1~5位
- 【タカラスタンダードさん調べ】掃除が大変な場所ランキング1~7位を実際の経験を踏まえて解説!
詳細は次の記事をご覧ください。
»【平屋の実例】わが家の間取りと設備19カ所を徹底解説【成功失敗ランキングも】
【新築】失敗しない平屋の間取りの作り方【7つの手順】

満足度85.8%の快適な平屋を建てた私が、
- もし新築を検討しはじめた身近な人から
- 平屋の間取りづくりのコツを聞かれたら
- こんな感じで答えるだろう
と考えた7つの手順をご紹介します。
7つの手順
- 平屋の基本コンセプトを決めてノートにまとめる
- 平屋間取りの11個の重要ポイントを検討する
- ブログ、SNSで平屋の実例を調べる
- 家づくりのセミナーを受講する
- 注文住宅の専門書を読む
- 平屋のオープンハウスを訪ねる
- 先人達が注文住宅で後悔したポイントをチェックする
詳細は【新築】失敗しない平屋の間取りの作り方【7つの手順】をご覧ください。

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おすすめの使い方はハウスメーカー資料一括請求サイト5選【平屋カタログの集め方も伝授】で解説しています。