平屋を建てる

【平屋の間取り】11カ所の最重要ポイントを徹底解説!

【平屋の間取り】11カ所の最重要ポイントを徹底解説!
記事内に広告を含みます
ぜひ取り入れたほうが良いおすすめの平屋の間取りを教えてほしい。

 

今日の記事はこういった疑問に答えます。

 

平屋の間取り

 

私は2018年12月に平屋を建てました。

そんな私が、これから平屋を建てる人におすすめしたい、以下の重要ポイントをご紹介します。

  • ランドリールーム、サンルーム
  • 一番長く過ごすLDKの要は、キッチンと収納
  • 玄関収納
  • 書斎
  • 適材適所の収納スペース(小屋裏もアリ)
  • 洗面所と脱衣所は分ける
  • 浴室を南側に
  • 太陽光発電が載せやすい屋根形状
  • 屋根付き駐車場
  • 中廊下の場合は暗くなりすぎないように

考えておかないと後から後悔する可能性が高いポイントを網羅しました。

これから平屋を建てる予定のかたはぜひ参考にしてください。

当ブログでご紹介した平屋のカタログをサクっと集めたいかたは次の記事が参考になりますよ。

【平屋の間取り】11カ所の最重要ポイントを徹底解説!

平屋の間取り作成の重要ポイント

さっそく平屋の間取りの重要ポイントを深掘りしていきます。

 

ランドリールーム、サンルーム

最初に決めたほうがいい間取りナンバーワンは、ランドリールームやサンルームです。

理由は以下のとおり。

  • 洗濯は毎日するから
  • 洗濯は場所と時間を必要とするから(子どもが増えると特に)
  • 天候や花粉などで洗濯物を外に干せない場合があるから

毎日のことで、ある程度広い場所が必要で、洗って乾かすのは時間がかかる。
天候にも左右される。

家の家事の中でも洗濯は、もっとも不確定要素が多く存在して、時間も場所も必要。
ということは逆に言うと、しっかりとした洗濯環境を新居で整えられれば、快適度が大幅にアップするということです。

毎日の洗濯をどうやったら効率的にこなすことができるのか。
洗濯に、間取り作りの最初のエネルギーを全てつぎ込むべし。

 

そして、できることなら、間取りは脱衣所、物干し場から作っていってください。

一番最初に取り組むべき理由は以下のとおり。

  • 洗濯物を干す、たたむ、しまう、というのはある程度まとまった面積を確保する必要がある
  • 洗濯機、物干し場、クローゼットは、あとから近接させようとしても難しい場合が多い。

とにかく最初に、南や南西といった洗濯物を干すのに適した場所を、ランドリースペースとしてがっつり確保してしまうことを強くおすすめします。

 

わが家も室内物干しを最優先事項のひとつと考えていました。
もともと、4.5帖の脱衣所にエアコンとホスクリーンを2本つけて、室内干しをする予定でした。
平行に走っている点線2本がホスクリーンですね。
4.5帖の旧脱衣所間取りプラン

しかし最終盤で予算不足に陥り、脱衣所を3.5帖に減築、浴室乾燥機(三乾王)をつけて、広めの外物干し場は作りました。

結果的には惨敗。
最大の後悔ポイントになってしまいました。

これ、もともとの4.5帖の脱衣所プランだったら成功してたのかというと、たぶん失敗だったろうな、と思います。
そもそも脱衣所と物干し場を共用する、という発想自体がダメでした。
もし共用するなら、もっと広くないとダメです。

建築士さんが一番最初のプランで提示してくれた独立したサンルームが懐かしい・・・採用しておけばよかった(涙)

このあたりの後悔については次の記事でたっぷりとまとめてあります。

>>【平屋の実例】ランドリールームは乾かない【サンルーム失敗談】

 

昔の写真をあさっていたら、最初に作ってもらった独立した内干し部屋のある2プランが見つかったので、貼っておきます。。。やっぱプロの言うことは素直に聞いておくべきですね・・・。

内干しプラン 内干しプラン2 中庭タイプ

中庭も今思えば魅力あるよなあと思いますね。

 

話を戻します。

今のわが家の洗濯ルーティーンは、以下のとおり。

  1. 夜に、サイズも小さくて乾きやすいものを洗濯。(子どもの服、大人の下着類、靴下、タオルなど)
  2. タオルなどシワになっても問題ないものは洗濯機の乾燥機能を使って乾かす。
  3. タオル以外の服は、ピンチハンガーに干して、浴室乾燥機を朝まで8時間運転。
  4. 朝には、洗濯機のタオル類、浴室の洗濯物が乾いている。(浴室乾燥機は量が多すぎたり厚手のものは乾いていないことも・・・)
  5. 翌朝、大人の前日着ていた服、夜着ていたパジャマなどを洗濯。このあと最低2回は洗濯機をまわします。
  6. 晴れていて、風、花粉がない時は外物干しに干す。
    花粉の季節、強風の時は、リビングで干す。
    雨の日などは、浴室乾燥機も動かす(電気代が高い!)

 

上記ルーティーンで困っていることは2つ。

  • 浴室乾燥機「三乾王」の電気代が高い。厚手のものは乾かない。
  • 花粉の季節、強風の日は、たとえ晴れていても外に洗濯物を干せない。

三乾王の電気代がくっそ高い(1日300円くらい)ので、光熱費が重くのしかかってくる毎日。

 

サンルームがあれば、外に洗濯物が干せない問題はなかったので、ここがとにかくツライですね。
リビングに干せば洗濯物は乾きますが、生活感が出るし、邪魔だしで、奥さんの機嫌が悪くなること必死。

特に、夫婦共働きで、昼間、家には誰もいない場合には、雨風でも安心して干せるサンルームは生活のストレスを激減させてくれるはず。

我が家はけっきょく、外物干し場をガラス囲いしてサンルーム化しました!
リフォームの一部始終はリフォーム見積り比較サイト「ハピすむ」でサンルーム化した実体験レビュー!【運営事務局とのやりとり~工事までを徹底解説】でご確認ください。

 

平屋だからサンルーム、室内干し部屋なんて無理でしょうと思うかもしれませんが、優先順位を1位に設定して計画すれば問題ありません。
後回しにして余ったスペースをあてがおうとすると、たぶん失敗します。

ランドリールーム・サンルームのある平屋間取り図41選!【家事動線がよい家】で、サンルーム、ランドリールームのある平屋の間取りプランを下の記事でまとめているので、参考にしてください。

また、以下の記事で、私が好きな平屋間取りをピックアップしていますが、洗濯動線が使いやすい間取りが多く選ばれる結果となっています。あわせてご確認ください。

一番長く過ごすLDKの要は、キッチンと収納

リビングの間取り

ふたつめはLDK。

家の主役であるリビング、ダイニング、キッチン。

平屋であってもそれは同じです。
家族が一番長く過ごす部屋なので、一番快適にしたほうが良いです。
LDKが不快だと、人生の長い時間が不快になります。

 

LDKの中でも特に大事なのが、リビングの収納とキッチンになります。

リビングは決して広くなくてもいいですが、収納があったほうがいい。
意外に物が溢れるのがリビングなんですよね。
うちみたいに小さな子がいると、おもちゃや絵本の置き場に困ったりします。

リビングには、家族に写真をキレイに飾ったりもしたいし、スマートフォンも充電したいし、とにかく人が集まる場所なので、いろんな物も置きたくなることは間違いないです。

わが家もリビングにもう少し収納が欲しかったので、その点については【リビング】後悔・失敗ポイント14選でまとめています。参考にどうぞ。

また、リビング収納のある平屋間取りプランについてはリビング収納のある平屋間取り図37選!【ないと家が散らかりやすい?】でご覧になれます。

 

それから、キッチン。

私はアイランドキッチンをおすすめします。

 

社会人になってから、5件の賃貸アパートにすみました。
キッシンは、ペニシュラン型が3つ、I型が2つでしたね。
賃貸なので、当然アイランドキッチンなどはなく、入口はひとつというタイプのものばかり。

特に夫婦で暮らし始めてからは、入口がひとつだとぶつかったり狭かったりでイライラしました。

平屋を建ててはじめてアイランドキッチンを使いましたが、なにが便利って、左右どちらからでもアクセス可能な点です。

冷蔵庫に物をとりにいくにも、料理を運ぶにも、渋滞が起きないんですよ。

アイランドキッチンとダイニングテーブル

 

たぶんですが、最初に書いたサンルーム、ランドリールームと、キッチンさえ使い勝手を良くできれば、家の家事の95%はストレスフリーになると思います。

とうぜん、奥さんの機嫌も爆上がり。

洗濯も料理も毎日するもので、作業のしやすさが、家の満足度に直結するわけです。
家事を時短して家族との時間にゆとりを持たせたいなら、お金をかけるべきはここしかないと思います。

 

アイランドキッチンのある平屋間取りプランについてはアイランドキッチンのある平屋間取り図22選!【魅惑のダブルアクセス】でまとめていますので、プラン作りの参考にしてください。

玄関収納

わが家の玄関と玄関収納の間取り図

3つ目は玄関です。

玄関そのものがある程度広いほうが使いやすいのはもちろんですが、私がすすめたいのは玄関収納の充実。

理由としては、玄関は家の内と外つなぐ最重要な接点だから。

外に出かける時、いろんなものを持っていきますよね。
だからこそ、出かける時に最短距離でサッと持ち出せるのがベスト。
帰ってきたときも、物をサっと玄関近くに置けるのがベストです。

靴はもちろんのこと、コートなどの上着、バッグ、車の鍵、傘、帽子、などなど。
もっと拡張すれば、たとえばスノーボード、アウトドア用品、自転車といったものも、できたら車にすぐ積み込める玄関周辺に置いておきたい。

 

家の中にはできれば持ち込みたくないものをまとめて面倒みてくれる玄関収納があれば、生活動線がよくなることはちょっと考えれば想像できますよね。

 

わが家は玄関収納と、勝手口を兼ねた土間収納が、外に持ち出すものの置き場として大きな役割を果たしています。
玄関収納は、本当に便利。
特にコートや上着類を玄関で着たり脱いだりできるのが最高。

 

家の中を散らかしたくない、リビングのソファを、コートやバッグの置き場にしたくないかたは、最重要ポイントは玄関だと意識するとよいと思います。

>>参考:玄関収納・シューズクロークのある平屋間取り図108選!

書斎

4つ目は書斎です。

コロナウイルスによってリモートワークが当たり前になったので、やはりこれから平屋を建てるなら書斎、スタディコーナーはあったほうが良いですね。

わが家の場合、書斎は最初からプランにありました。ただ、新築を計画していた2013~2018年はコロナのコの字もなかったので、当然在宅勤務やリモートワークなんてまったく考慮してなかった。
ただ、パソコンを固定して使える場所はほしかったので、プランにいれていたんですね(主な用途は子どもの写真の整理やブログ執筆です)

結果的には、在宅勤務を快適にこなすこともできる書斎があることは、成功でした。
これから平屋を建てるなら、家のどこかにパソコンを使うのに適した場所は作るべし。

 

パソコンを使うだけなら、広さはいらない。
広さよりもこだわってほしいのが場所。

私は断然キッチンの近くをおすすめします。

理由は以下のとおり。

  • コーヒーなど飲み物をすぐに取りにいける。
  • 家族ともコミュニケーションを取りやすい。
  • 寝室で寝ている人の邪魔にならない。

案外多いのが主寝室の一角に書斎コーナーを設けるタイプの家。
コロナ前、リモートワークがない時代に多い間取りですね。
すぐわかると思いますが、主寝室に書斎は、上の3条件をいずれも満たしていません。

夫婦どちらかが先に寝ていて、その近くで灯りをつけてキーボードをカタカタしてたら安眠妨害ですよ・・・。

 

逆に、2021年9月にリリースされたトヨタホームさんの平屋などは、ニューノーマルな暮らしに完全適合しているので、書斎はLDKを一望できる絶好の配置。

これから平屋を建てるなら、書斎は絶対にあったほうが良いし、作るならLDK、キッチンの近くが良いと思います。

さきほど少し触れたトヨタホームさんの平屋も含め、リモートワークに適した平屋の間取りプランは次の記事でまとめています。

>>書斎(スタディコーナー)のある平屋間取り図37選!【リモートワーク・テレワークに最適な家】

適材適所の収納スペース(小屋裏もアリ)

次は収納スペースです。
収納スペースは広いほうが良い。それは当たり前です。

ただし、家の中が散らからないためには、「適材適所」であることのほうが重要です。

広さよりも場所。新居の平屋に暮らしてみて痛感しました。

欲しいところに、必要なぶんだけの収納スペースがある。それがベストです。

理由は、物は使う場所は、決まっていることがほとんどだから。

 

使う場所を無視して、めっちゃ広い収納部屋を設けて、全部ここにぶちこんでね!と家族に言ったところで、その物を使う場所から遠ければ誰も使いません。

人間はラクなほうに流れます。
人間の本能なので、無理やり運用方法で是正するのがとっても難しい。

冬にこたつを使ったことがある人ならわかると思いますが、こたつ周辺の手の届く範囲に、使うものをすべて置いていた経験ないですか?暖かいこたつから出なくて済むためにですね。

やはり収納は、その物を使う場所の近く!が最適です。

 

例えばわが家の場合の適材適所をご紹介すると以下のとおり。

  • 食材→キッチンの引き出しか、土間パントリー。
  • 子どもおもちゃ、写真立て→リビング
  • 子どもの勉強道具→ダイニング
  • 上着類、バッグ、帽子→玄関収納
  • ティッシュなどの在庫→LDK
  • 工具類→土間パントリーか書斎
  • パソコン関連→書斎
  • 庭いじりの道具、スコップ、虫取り用品→土間パントリー
  • クリスマスツリーや加湿器などの季節もの→土間パントリー
  • 下着類、タオル→脱衣所引き出し
  • 洗剤、柔軟剤など→脱衣所洗濯機まわりの棚
  • 服や毛布→ウォークスルークローゼット、子ども部屋のクローゼット
  • 子どもの自転車、ストライダー→土間パントリー

こんな感じになっています。

満足しているのは玄関収納。
それから書斎。
脱衣所の引き出しもいい感じです。

 

逆にちょっとストレスになっているのが、リビングとダイニング。
子どものおもちゃや勉強道具を置いておく場所が乏しいのです。(小さな子どもはわざわざ子ども部屋にはしまってはくれない)

そして、家のプランを練っていた時と大きく状況が変わってきたのが土間パントリー

わが家の場合は土間パントリーに、季節ものや、外で使うもの、さらには子どもの自転車なども入れているため、住み始めて3年ですでにキャパオーバー気味。

階段を使う収納については否定的な私達。
やっぱ平屋だから階段ってどうよって話でした。

しかし、毛布や加湿器など、季節性の大物をしまう場所があってもよかったかも・・・と3年たって思いはじめています。

平屋の場合は天井を高くして屋根裏スペースを活用することが比較的簡単にできます。

大物をしまう場所をたっぷりと設けたい・・・といった場合は、小屋裏収納やロフトスペースの設置も積極的に検討してみるべきですね。

おすすめは固定階段で上がれる小屋裏収納です。

はしごで上がる収納は、やや危険で使い勝手も落ちるため、できれば避けたほうがいいと思います。

 

小屋裏収納のある平屋間取りプランは次の記事でまとめているので参考にどうぞ。

>>小屋裏収納、ロフトのある平屋間取り図41選!

洗面所と脱衣所は分ける

続いて、「洗面所と脱衣所は分けましょう」という点。

理由は以下2点。

  • お風呂に誰か入っていると、洗面所が使えない(特に異性の家族がいるとNG率高し)
  • 脱衣所は下着類など家族専用なプライベートスペース寄り。お客様にはあまり入ってほしくない。

ようするにゾーニングの問題で、プライベートゾーンとパブリックゾーンは分けるべきという感じ。
わが家も洗面所は独立させましたが、家族もお客さんもストレスフリーで使えてめっちゃ調子良し。

 

お客さんが手を洗うのに脱衣所の洗面所を使ってください、という場合、脱衣所は常にキレイにしておかないといけない。下着類が散乱しているとか・・・ヤバくないですか。

あとは、年頃の娘さんが家族にいるとか、あるいは泊まりにきたお客さんにお風呂を貸す場合など、脱衣所には鍵をしたいですよね。
そうすると一定時間、洗面所が使えなくなります。

たとえ家族であっても、「いない時を見計らって」みたいな部屋の使い方はストレス。
寝室の書斎もそうですが、「誰かに気を使う」間取りはやめたほうがいいです。

他にも洗面所をトイレ近くにもってくると、トイレ後の手洗いはもちろんのこと、お客様であればちょっとした化粧直しなど、パウダールームとしても活用できたりします。

トイレ近くに洗面所があれば、トイレ内にミニ洗面器を設けなくてもいい点も良いですね。

よほどのことがない限り、トイレ内に手洗い洗面器を付けるのはやめたほうがいいと思います。
詳しくは【トイレ】後悔・失敗ポイント9選で。

ハウスメーカー、工務店の間取り実例を確認したいかたは洗面所と脱衣所が別々に分かれている平屋間取り図41選!も参考にしてください。

浴室を南側に

わが家の浴室間取り図

お風呂を日当たりの良い南側に持ってきたらとても良かったので、ぜひ一度は検討してもらいたい点です。

カビにくい、カビくさくなりにくい、暖かい、明るい、といったパラダイスになります。

もう一つの良い点は、お風呂が南側にくると、必然的に脱衣所も南側にくることになります。
そうすると日当たりの良い物干し場までの距離も最短になります。
洗濯動線が短くなるのでおすすめです。

わが家はお風呂を南側にしたことで、主寝室が北側になりましたが、全然問題なし。
むしろ明るすぎて暑い南側よりも、明るすぎず涼しい北側のほうが寝室としてはベターでした。
もろちん、めっちゃ寒い寝室だったら問題ですが、わが家はトリプルガラスの樹脂窓にしたので、寒さも問題なし。

お風呂は余った北側ないし北東に置かれることが多いですが、なんとか南側に持ってこれないか、一度は検討することをおすすめします。

太陽光発電が載せやすい屋根形状

平屋は屋根面積が2階建てに比べて広く取れるので、太陽光発電を載せるには有利。
太陽光発電がしやすいのは、南向き、角度30度くらいの片流れの屋根が最適です。

太陽光発電パネルを載せやすい屋根にして、大出力の太陽光発電システムを採用すれば、住宅ローンと電気代の負担を確実に減らせます。

わが家は後付けで太陽光発電を載せましたが、250万円の利益がでる予定なので助かっています。

例えば、最初から載せないにしても、あとから載せることは最初から考慮しておいたほうがいいと思います。

>>後付け太陽光発電の完全レビュー【費用・利益250万円の詳細】

屋根付き駐車場

屋根付き駐車場は、確実に効果を実感できた部分のひとつ。

間取りは、人によってその効果に差が出るものです。

しかし、屋根付き駐車場に関しては、車が必須の生活なら100%確実に効果を実感できる構造。

JUN
JUN
後悔はしないので絶対におすすめです。

あとから市販のカーポートをつける、でもいいのですが、耐久性や、玄関からのアクセスのしやすさも考えると、最初から計画しておいたほうが良いです。

なにもガレージを設けなくても、屋根の形状を工夫すれば作れます。
外とのつながりを作りやすい平屋だからこそ、やらないと損な間取りの代表格です。

屋根付き駐車場のある平屋間取り図11選!【憧れのガレージも!】

中廊下の場合は暗くなりすぎないように

わが家の廊下

平屋の場合、1階にすべてを詰め込むので、家の中心付近がどうしても暗くなりがちなんです。

特に「中廊下」と呼ばれる、家の中心に廊下を設ける場合には、廊下が暗くなりすぎないかの配慮は必要です。

わが家はアクリル板を使って、できるだけ廊下の側面から光が入るように工夫しました。

他には、中庭を設けることや、トップライトをつけるといった解決策もあります。

LDKの軒

平屋に軒があることは以下の点で非常に重要です。

  • 夏場の日射遮蔽
  • 雨漏り防止
  • 外壁の痛みを軽減する

スクエアな陸屋根の軒ゼロ平屋は、見た目にはとてもかっこいいですが、夏場の暑さと、10年後、20年後の外壁の補修コストについてはある程度覚悟しておかないといけません。

また、雨漏りのリスクは軒がないと5倍に増えるという調査もあります。

オーガニックスタジオ新潟さんの記事の表現がとてもわかりやすかったので引用します。

日本住宅保証検査機構(JIO)が雨漏り事故の調査結果をまとめると、

軒が無い場所で、トラブル発生確率が5倍になっていたことが判明した。

 

リスク5倍と言ってもわかりにくいでしょうから、例えるなら、

後部座席に乗っていて、シートベルトつける人と

つけない人の死ぬリスクの差と同じだとのこと。

引用:軒ゼロのデザイン住宅に注意せよ!

 

メンテナンスの手間と夏場の過ごしやすさに直結する重要な要素。

できれば軒ありの平屋がおすすめです。

我が家の軒については、【平屋の実例】夏涼しく冬暖かい家の作り方【軒がポイント】で解説しています。

間取りの重要ポイントまとめ【寝室・子ども部屋は重要度低め】

重要ポイントをまとめます。

  • ランドリールーム、サンルーム
  • 一番長く過ごすLDKの要は、キッチンと収納
  • 玄関収納
  • 書斎
  • 適材適所の収納スペース(小屋裏もアリ)
  • 洗面所と脱衣所は分ける
  • 浴室を南側に
  • 太陽光発電が載せやすい屋根形状
  • 屋根付き駐車場
  • 中廊下の場合は暗くなりすぎないように

わが家の場合、主寝室や子ども部屋は、寝る時しか行かないので・・・重要度は非常に低め。
コストをかけなくても良い場所だと感じます。

たぶん多くのかたは同意見になると思うので、貴重な平屋の床面積は、寝る部屋意外に割り振りましょう。

また、和室やウッドデッキといったものは、あくまでプラスアルファの要素で、予算に余裕があれば採用しますが、なければ無理して作らなくても大丈夫。

限られた平屋の面積のどこに重きをおくか。

ここで取り上げた重要ポイントは、私が実際に平屋を建ててみて、毎日感じていることばかり。
家の使い勝手を大きく左右するので、死ぬほどこだわってください。

当ブログでご紹介した平屋のカタログをサクっと集めたいかたは次の記事が参考になりますよ。

関連記事

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの後悔のない家づくりの参考になれば幸いです。