平屋の実例

【平屋の実例】書斎が物置にならずに済んだ3つの理由【間取りよりも場所が重要】

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平屋の書斎の実例を見てみたい。

 

今日の記事はこういった疑問に答えます。

 

私は2018年12月に平屋を新築しました。

今日の記事ではWeb内覧会と称して、我が家の書斎をご紹介したいと思います。

キッチンの隣に設けましたが、非常に使い勝手が良い書斎となりました。

おかげさまでキッチンのとなりに書斎を配置したことで以下の3つのメリットが生まれ、誰も使わない書斎=物置にならずに済みました。

  • キッチンに近いため、飲み物を取りに行くのがラク
  • LDKから近いことで書類、マニュアルなどをすぐに取りにこれる
  • LDKから近いため子ども達の様子を伺うことができる

これから家を建てる予定のかたで、書斎を設けようか悩んでいるかたは必見です。

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平屋のカタログをサクっと集めたいかたは次の記事が参考になりますよ。

 

平屋の書斎レビュー

書斎ワークスペースの間取り図

書斎はキッチンの隣です。

約2.5畳ほどのスペースです。

 

 

机の高さは720mmです。

 

上部は本棚です。
机の右下も棚になっています。

書斎の展開図

 

 

 

書斎が物置にならずに済んだ3つの理由

書斎を実際に作ってみて一番大切だと感じたのは、意外にも配置する場所でした。

キッチンのとなりに配置したことで以下のメリットが生まれました。

  • キッチンに近いため、飲み物を取りに行くのがラク
  • LDKから近いことで書類、マニュアルなどをすぐに取りにこれる
  • LDKから近いため子ども達の様子を伺うことができる

 

キッチンに近いため、飲み物を取りに行くのがラク

とても大事なメリットです。

ワークスペース(書斎)で作業をしていたり、くつろいだりしていると、飲み物が欲しくなる時があります。

コーヒーを入れたり、冷蔵庫にジュースを取りにいったりするにも、キッチンがとなりであれば動線としては最短です。

これがキッチンから遠い場所だったら、毎回飲み物を取りに行くのが大変ですよね。

使い勝手が下がると使われない書斎、物置になってしまうリスクが急激に高まります。

キッチンが近いと使用頻度が自然と上がるので、結局書斎は使わなかったな、、、ということにはなりにくいでしょう。

 

LDKから近いことで書類、マニュアルなどをすぐに取りにこれる

上部に本棚を設けていますが、こちらに書類やマニュアル類などを置いています。

家電などのマニュアルもこちらに入れているので、使い方で迷った場合にはLDKからすぐに取りにくることができます。

紙の書類をワークスペース(書斎)に収納することで、LDKが散らからないというメリットもあります。

ペンやハサミなど、LDKで使うことの多い文房具などを置くにもワークスペース(書斎)はぴったりですね。

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リビングやキッチンには置きたくないものを一時的に置く場所としても、キッチン近くのワークスペース(書斎)は重宝します。

 

LDKから近いため子ども達の様子を伺うことができる

LDKに近いワークスペース(書斎)は、LDKの様子をうかがうことができる点も大きなメリットです。

引き戸を開けておけばLDKの様子を感じることができ、子どもの様子を伺いながらワークスペース(書斎)で作業をすることができます。

LDKから離れた場所にワークスペース(書斎)を作った場合には、子どもの様子を伺う、キッチンの料理の待ち時間の合間にひと休みする、といった「ながら」的な使い方が難しくなります。

家族を身近に感じるにはLDKに近いワークスペース(書斎)は便利です。

 

夫婦共通で使う場所として定義すれば、夫婦間のコミュニケーションも活性化しますね。

独立した夫専用書斎みたいにしてしまうと、どうしても家族とのコミュニケーションが希薄になりがちです。

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LDKの隣は騒がしく嫌だ、書斎は独立した空間にしてひとりになりたい、といった場合も、我が家のように引き戸をつけて、こもりたい時は扉を閉めてしまえばOKです。

 

 

書斎の窓はAPW330のすべり出し窓

書斎の窓はAPW330

書斎の窓はAPW330(ペアガラス)のすべり出し窓になります。

種別 サイズ 製品名 ガラス Low-E 購入価格
すべり出し窓 W1210×H970 APW330 ペア 遮熱Low-E 84,500円
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APW330ですが大型のために価格もそれなりに高いです。

 

すべり出し窓は失敗。高所用窓にすればよかったです。

ここからの景色がとてもいいので、大きな窓をチョイスしましたが、以下の点からこの窓は失敗だったと思います。

  • パソコンを触る部屋ということもあり、昼間でも明るすぎないほうが目に優しいため、だいたいはブラインドを降ろしている。そのため、思ったよりも景色を見ない。
  • 西側に面しているため、夕方の西日が非常に厳しい。大きな窓でしかもペアガラスでは室温の上昇を抑えきれない。
  • 換気用と考えてもこのサイズのすべり出し窓は大きすぎて使い勝手が悪い。
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8万円以上も出すならば、APW330の高所用窓(電動)をつけるべきでした。

図面で示すと赤枠のあたりを高所用窓にして、換気をメイン用途にすればよかったと後悔しています。
本棚の高さも全体的に下がられて、使い勝手がよかったでしょう。

書斎の高所用窓がつけたかった部分
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大きな窓は気持ちがいいものと思っていましたが、実際に住んでみると、書斎という集中して物事を行うスペースには景色を眺めるための窓は不要だった、というのが私の結論です。

 

電動の高所用窓は本当に便利なので、強くおすすめします。

高所用窓については【APW330高所用すべり出し窓レビュー】開閉はチェーンより電動がおすすめで解説しています。

【APW330高所用すべり出し窓レビュー】開閉はチェーンより電動がおすすめAPW330の高所用窓の操作方法で悩んでいませんか? 本記事ではAPW330の高所用窓の電動、手動それぞれのメリットとデメリットを比較しています。APW330の高所用窓の採用を検討されているかたは是非記事をご覧ください。...

 

 

 

書斎の設備をご紹介

書斎には以下の設備があります。
順を追って説明します。

  • 机の下の棚板付きのコンセント
  • 本棚
  • 壁のフック
  • マグネットが使える壁(マグマジック)
  • シュレッダー
  • 椅子
  • ダイソン

 

机の下の棚板付きのコンセント

書斎の机の下のコンセント

机の下に、コンセント2口、テレビアンテナ、LANの情報コンセントをつけています。

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机の下に設けることで煩雑になりがちなコンセントまわりを隠せるので、スッキリした印象になります。

 

ポイントは写真のように棚板を設けることです。
棚板があることで、たとえばパソコンのアダプターの一時受けなどに使うことができます。

棚板がないと使い勝手が格段に落ちます。

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机下にコンセントを設けるのであれば棚板は絶対にあったほうが便利です。

 

 

本棚

書斎の本棚

書斎に本棚は必須ですね。

我が家は上部に可動棚を作ってもらいました。

ここにマニュアル類などを置いておくと、LDKからすぐに取りにこれて便利です。

ただ、一番高い位置の本棚は、背伸びしても手が届かないので、机にのって手を伸ばす必要があります。

もう少し低い位置のほうが使い勝手はよかったですね!

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窓のところで書いたように、やはり一番上は高所用窓にすべきでした。

 

 

壁のフック

書斎のカサールスタイルフック

ウォールスタイルフック10を、机の背面の壁に取り付けています。

ご覧のようにバッグやカメラといったものをかけて置くのに便利です。

我が家はウォールスタイルフック10を他にも玄関収納と土間にも取り付けています。

「ひっかける収納」は棚にはない便利さがあり、デッドスペースを有効活用する効果もあるので、積極的に採用されることをおすすめします。

 

 

 

 

 

マグネットが使える壁(マグマジック)

マグマジックの壁

書斎の壁にマグマジックを入れて、全面マグネットが使えるようにしています。

プリント類の整理にはマグネットが一番便利です。

書斎は、家の中でも書類を扱うことが最も多い場所になります。

マグネットが使える大きなスペースがあると、一時的に掲示しておきたいプリント類を整理するのに役立ちます。

 

 

書斎のエアコン計画はきちんと考慮しておいたほうがよい

わが家のワークスペースにはエアコンは設置していません。

隣がLDKなので、夏場はLDKのエアコンをオンにすることでワークスペースも涼しくなります。(ただし引き戸を少し開けておかないといけないので籠り度が下がります)

冬場はLDKの床下エアコンの暖気は届かないので、足元にセラミックヒーターを置いています。

 

独立した書斎を設けた場合に、見落としがちなのは空調ではないでしょうか?

全館空調でない限り、小さなスペースであっても作業場として使う部屋ならエアコンは必要です。

特に問題は夏です。

エアコンがないと、暑い夏に書斎にこもる、なんてことは実質不可能になります。

我が家は配置的にLDKの空調で事足りますので大丈夫ですが、独立した書斎スペースを設ける場合には空調の計画もきちんと練りましょう。

 

 

在宅勤務のために書斎スペースの需要は増加傾向

在宅勤務でリモートワーク

コロナ禍のため、在宅勤務にシフトする企業が増えています。

「在宅勤務」が原則で、会社に出勤する日のほうが例外、という企業はこれからどんどん増えるでしょう。

これからの家づくりには、在宅で働くことを前提にプランを練る必要があります。

例えば今は在宅勤務はないとしても、以下のような変化が起きれば、「明日から在宅ね」となる可能性は誰にだってあります。

  • 転職先の企業は原則在宅勤務だった
  • 部署移動で在宅勤務がメインの部署に変わった
  • 自分ではなく、パートナー(夫・妻)が在宅勤務を命じられた
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幸いにも我が家の書斎は在宅勤務に非常に適した間取り、レイアウトでした。

 

 

【まとめ】書斎は意外にも配置する場所がとても重要です

今日の記事をまとめます。

まとめ
  • 書斎はLDKに近接した場所、できればキッチンの隣に作ることをおすすめします。
    飲み物を取りに行く、マニュアルなどの書類の確認、子どもの様子を伺うといった点で便利です。
  • 書斎にコンセントは必須ですが、机下に棚板付きで作るのがおすすめです。ごちゃごちゃしがちなコンセントまわりをスッキリ見せることができます。
  • 本棚に加えて、壁にフックを設けると収納できる物の幅が広がります。
  • マグネットが使える壁は、書類を扱うことが多い書斎との相性が抜群です。
  • 長時間座って作業してもラクなように、書斎には座り心地の良いワークチェアなどがおすすめです。
  • エアコンがないと長時間作業場する部屋として機能しない可能性があります。見落としがちですが空調の計画はきちんと練りましょう。

 

キッチンのとなりに書斎を設けたことで、数々のメリットが生まれました。

キッチンから遠い場所に書斎を設けた場合は、今日の記事で書いたようなメリットが得られずに、単なる物置場所になっていた恐れもあります。家族とのコミュニケーションも断絶されていたでしょう。

実際に住んでみての実感として、書斎は、キッチンの近くに作ることをおすすめします。

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平屋のカタログをサクっと集めたいかたは次の記事が参考になりますよ。

書斎のある平屋間取り集

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。