平屋レビュー

独立した室内物干し(サンルーム)が絶対に必要だった理由【間取りに失敗しました】

  • 洗濯物を干すのは外?それとも室内物干しがいい?

 

今日の記事はこういった疑問に答えます。

 

独立した室内物干し(サンルーム)が絶対に必要だった理由【間取りに失敗しました】

結論から言うと、十分な広さの室内物干しスペースを設けることを、間取りの最優先事項にするべきです。

 

本記事の内容
  • 室内物干しが必要だった2つの理由
  • 洗濯物がよく乾く室内物干しの条件
  • 失敗した私が考えた理想の室内物干しとは?

 

私は2018年に平屋を建てました。

アパート暮らしの時に面倒な物干し作業にウンザリしていた私達夫婦にとって、室内物干しは家づくりの最優先事項でした。

ところが実際に新居ができあがってみると、私達の平屋は十分に機能する室内物干しスペースがなかったのです。

今日の記事は私達の失敗例をご紹介しつつ、理想的な室内物干しの作り方をみていきます。

これから家を建てるかたで、室内物干しで失敗したくないかたは必見です。

 



室内物干しが必要だった2つの理由

以下の2つの問題に対処するために、私達には室内物干しが絶対に必要でした。

  1. 花粉への対策
  2. 砂への対策

 

①花粉への対策

花粉症の人が家族にひとりでもいれば外に干すのは基本的にあきらめるべきです。

外出時の花粉対策だけでも大変なのに、洗濯物を外に干してわざわざ花粉を部屋の中にまで取り込むのはいじめに近いです。

私の家族は子供も含めて全員花粉症です。

春の花粉の季節は、快晴でも外に洗濯物を干すことができません。

今花粉症ではないというかたでも新居は建ててから何十年と住みます。

数十年先まで、家族全員が花粉症を発症しない保証はありません。

花粉症は家族のうち必ず誰かがなるという前提で、室内物干しスペースを考えておくべきです。

 

 

②砂への対策

念願の新居に住んでみてすぐに発覚した問題がありました。

強風と、強風によって飛ばされてくる砂の問題です。

冬の間は毎日のように、とにかくすさまじい北風が吹く立地だったのです。

まわりは畑や田んぼが多いので、強風と一緒に砂が飛んできます。

写真はある強風が吹いた日の玄関の様子です。
(玄関に隙間シール、気密パッキンを施工する前です)

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新居に住み始めた当初、洗濯物を外物干しに干しました。

午前中はおだやかな陽気だったのですが、午後になって風が吹いてきたのであわてて洗濯物を取り込みました。

その時点で時すでに遅し。

白い衣服などは見た目で茶色くなっているのがわかるほどでした。

結局洗濯はやり直し。

それ以来、強風が吹いていない日以外は外に洗濯物を干せなくなりました。

 

洗濯物を外に干せる期間のほうが短いという事実

花粉症で、なおかつ強風、砂の影響を考えると、気持ちよく洗濯物を外に干せる月は7~10月くらいしかないことが判明しました。

ということは、我が家の場合、洗濯物を外に干すことのほうが例外で特別なシチュエーションだったのです。

1年の4分の3は室内干しをする、ということを前提に家づくりを進めるべきでした。

 

 



洗濯物がよく乾く室内物干しスペースの条件

洗濯物を自然の力で乾かすことを考えた時に、重要なポイントは以下の2つです。

  1. 太陽の光
  2. 洗濯物を干す間隔

竣工後の家に住んでみて、私はこの2つのポイントについての理解がまったく足りていなかったと衝撃をうけました。

 

我が家の室内物干しスペース

我が家にも一応、室内物干しスペースというのはあります。

脱衣所(図面ではランドリールームと書かれています)を室内物干しスペースとして活用する予定でした。
脱衣所にプラスして浴室にもランドリーポール(赤線の部分です)をつけて、こちらも物干しとして使える環境を整えました。

実際の脱衣所の写真がこちらになります。
手前側は紐しか見えませんが、天井に手動式のホシ姫サマが3本ついています。

また、脱衣所と浴室の軒は、より多くの光を取り入れることができるように透明なポリカーボネート屋根になっています。

 

浴室です。

FIX窓と縦すべり出し窓の組み合わせになっています。
浴室も南側が全面窓のため日当たりが良いです。

脱衣所と浴室の二か所のスペースがあれば、洗濯物を乾かせる室内物干しスペースとして十分機能するだろうと思っていたわけです。

しかし、このスペースでは洗濯物はうまく乾きませんでした。

特に冬場は全然ダメです。

なぜ洗濯物が乾かないのだろうと考えたところ、理由は2つありました。

 

洗濯物が乾かない理由① 太陽の光が足りない

洗濯物を乾かすためには太陽の光が重要ですが、我が家の脱衣所と浴室の窓では十分に太陽光を取り込めませんでした。

特に部屋の真ん中の2本目のホシ姫サマに干した洗濯物は、窓に一番近いホシ姫サマに洗濯物を干すと光がそこで遮られて、2本目のホシ姫サマのところまで光が届きません。

部屋に対して横から入ってくる光では明らかなパワー不足です。

では太陽の光を十分に取り込むためにはなにが必要か。

市販されているサンルームが参考になります。


YKKAPさんソラリアウェブサイトより引用

 

天井が透明です。

そう、洗濯物を早く乾かすにはトップライトが決定的に重要なのです。

トップライトは通常の窓の3倍の光を取り込めるといわれています。

トップライトがあれば快晴の日は洗濯物に十分な光をもたらすことができます。

その結果、長時間、理想的な乾燥状態にすることができます。

断言しますが、晴れた日に自然の力で乾かすことのできる室内物干しを用意するなら、トップライトは必須です。

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洗濯物が乾かない理由② 洗濯物を干す間隔が狭い

ポイントの2つ目は洗濯物を干す間隔です。

洗濯物どうしが近いと、どうしても湿気が抜けにくくなり乾きが悪くなります。

私の家は子供が2人いることもあって、1日の洗濯物の量はピンチハンガー5、6個はザラに出ます。

それらを脱衣所と浴室に干すと、それぞれの間隔が近くなりすぎます。

すると洗濯物どうしがお互いに湿気を吸うようになります。

そもそもこの間取りでは我が家の洗濯物を干しきるには十分な広さではなかったのです。

 

脱衣所には雨の日の洗濯物を早く乾かすことを想定して、エアコンをつけてもらいました。

試しに冬場、脱衣所に洗濯物を干して、エアコンを暖房で回してみましたが、直接エアコンの風が当たる場所以外は、思ったよりも乾きません。

除湿モードで運転しても結果はあまり変わりませんでした。

洗濯物が密集しすぎていて、そもそも湿気を処理しきれないのです。

 

では風を送ってみてはどうかと思いアイリスオーヤマのサーキュレーターを購入して下から風を拭いてみましたが、乾く速度が劇的に早くはなりませんでした。

夏場で洗濯物が少なければソコソコいけます。でも冬場は全然ダメです。
半乾きの嫌な臭いが残ってしまうことになりました。

太陽の光を十分に取り込む部屋を作らなかった。洗濯物を干すスペースとして脱衣所と浴室は狭すぎた。

以上2点の理由で、我が家の室内物干し部屋は失敗に終わったのです。

 

室内物干し作りに失敗した家の末路

7~10月以外はほとんど洗濯物を外に干すことができないうえに、室内物干し作りに失敗した我が家。

最終的にどうなったか。

室内干しに一番適した場所へ洗濯物たちが移動してきました。

そう、リビングです。

 

リビングは洗濯物を乾かすのに理想の条件がそろっています。

  • 南と西に大きな窓があり、朝から夕方まで日差しが入る。
  • 冬は暖房を使うため部屋が常に乾燥している。

冬の間はほぼ毎日、写真のとおりリビング南側に洗濯物が並びます。

洗濯物干しはアイリスオーヤマのPI-E180Sを2式使ってます。

実際よく乾きます。

しかし、パブリックゾーンの最たる場所、リビングに洗濯物が一日中あるのは私達が求めていたことではありません。

見た目的には大変邪魔で、リビングで子供の写真を撮っても常に洗濯物が映り込んでいるという悲しさ・・・。

リビングに洗濯物があるのはやっぱり嫌なもの。

妻も不満そうです。

あれ、これってアパート暮らしの時にリビングのカーテンレールに洗濯物を無理やり干していた時とあまり変わらないじゃん、、、。

 

アイリスオーヤマのPI-E180Sはキャスター付きで移動もできて便利です。

でもサンルームさえあれば、買わなくてもいいものでした。

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失敗した私が考えた理想の室内物干しとは?

ここまで書いてきたとおり、我が家の室内物干し構想は完全に失敗に終わりました。

では失敗した私の経験を踏まえて、理想の室内物干しについて考察してみます。

 

理想的な室内物干しの条件

以下の条件を満たす場所が理想的です。

  1. 強い太陽光を一日中取り入れられること。(トップライトが望ましい)
  2. 雨の日には衣類乾燥除湿器を使える。(電源を備えている)
  3. 窓を開けずに湿気をとりたいので換気扇を備えている。
  4. 生活導線を邪魔しない。
  5. 大人5人分以上の洗濯物が干せる十分なスペースがあること。

 

①強い太陽光を一日中取り入れられること。(トップライトが望ましい)

晴れた日は機械の力を借りずに太陽光の力で自然乾燥させられるがベスト。

我が家の脱衣所の間取りでは十分な光を取り入れることができませんでした。

そこで欲しいのがトップライトです。

トップライトは一般的に通常の壁の窓に比べて3倍採光できるといわれています。

南か西に面していて、なおかつトップライトがあれば太陽光を存分に取り入れられるでしょう。

そうなれば長く乾燥状態を保てます。

 

②雨の日にはエアコンか衣類乾燥除湿器を使える。(電源を備えている)

いくらトップライトが当たる部屋を用意したとしても雨や曇り日はやはり乾きません。

夜干しの場合も太陽の力は借りられません。

そんな時は機械の力に頼らざる負えませんので、エアコンか衣類乾燥除湿器が使えるといいですね。

私が実際に使ってみた感覚では、エアコンは洗濯物を乾かすためにはあまりコスパがよろしくないと感じます。

洗濯物を乾かすには乾燥状態を作ることが重要ですが、早く乾かすには風通しも重要です。

エアコン+サーキュレーターも良いですが、2つを組み合わせて使うよりも、衣類乾燥除湿器で送風したほうが良いです。

私もいつかサンルームを作ったら、エアコンではなく衣類乾燥除湿器を置きたいと考えています。

衣類乾燥除湿器を使うには当然電源が必要ですので、電源コンセントは必須になります。

 

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③窓を開けずに湿気をとりたいので換気扇を備えている。

花粉や砂で窓を開けられないことが多いので、換気扇も欲しい設備のひとつです。

洗濯物を大量に干すと、部屋の湿度は80%を上回ってしまいます。

窓を閉めた状態で太陽光だけでは湿気がなかなか抜けません。

換気扇があれば効率よく湿気を屋外へ排出できます。

 

例えば市販のサンルームにも換気扇がオプションで付けられます。


YKKAP ソラリアウェブサイトより引用

 

換気扇は室内物干しには絶対に欲しい設備です。

 

④生活導線を邪魔しない。

生活導線上に洗濯物が干してあると邪魔だし見た目も悪い。

できれば洗濯物を干す専用のサンルームを用意しましょう。

建築費がかかりすぎるのであれば、YKKAPやリクシルなどの市販のサンルームを最初から組み込む設計をしたほうがいいでしょう。

 

脱衣所に洗濯物が干してあると、はっきりいって邪魔なんです。

脱衣所に洗濯物が目一杯かかっていると、洗面を使う時や引き出しから衣服を取り出す時に頭のうえがうっとおしい。

洗濯物は生活導線上に置いてはいけないことがあらためてよくわかりました。

洗濯物を干すのは、洗濯物を干す専用の場所を作ったほうがいいです。
実際に住んでみてわかりましたが脱衣所との兼用は全くおすすめしません。

 

脱衣所のホシ姫サマはそこそこ便利です。
効果については下記記事をご参照ください。

ホシ姫サマとホスクリーンはどちらが便利ですか?【手動、電動、操作棒タイプを比較】ホシ姫サマとホスクリーンのどちらを選ぶかで悩んでいませんか? 本記事では我が家の手動式ホシ姫サマの使い勝手と、ホスクリーン、電動式との比較をご紹介しています。 ホシ姫サマを導入しようか悩んでいるかたは是非記事をご覧ください。[平屋スタイル]...

 

⑤大人5人分以上の洗濯物が干せる十分なスペースがあること。

物干し部屋を作るうえで足りなかった要素の一つに部屋の広さがあります。

特に南か西に面した部屋の長さが重要です。

南か西に面していて、二間(3600mmほど)は最低限欲しいですね。

欲を言えば4500mm以上あればベスト。

布団だって楽々干せます。

奥行も6尺(1800mm)以上あればいうことなしですね。

 

我が家の脱衣所の掃き出し窓に面した部分は1700mmほど。

1700mmでは洗濯物ピンチハンガーを二個下げるのが限界です。

圧倒的にスペースが足りませんでした。

 

理想の室内物干しまとめ

以上5つの条件をまとめると以下の2つが有効な選択肢となります。

  1. トップライト付きの細長い部屋を作る
  2. 市販品のサンルームを最初から取り付ける

コスパを考えると、YKKAPさんやリクシルさんのサンルームがいいですね。


YKKAPさんソラリアウェブサイトより引用

 

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【まとめ】もう一度家を建てるなら独立したサンルームを絶対に作ります

今日の記事をまとめます。

まとめ
  • 花粉と砂を考慮して基本的に洗濯物は室内に干すことを前提に家をプランニングしましょう。最初から外には干さない、と割り切ってしまうくらいがいいです。
  • トップライトがないと、特に冬場は洗濯物が十分に乾きません。
  • サーキュレーターやエアコンの力を借りても洗濯物同士が密着しているとなかなか乾きません。
  • 洗濯物は子供がいたりすると、特に冬場は相当な量になります。
    室内物干しは広すぎるかな?くらいの広さをとっておいても損はありません。
  • 室内物干しを脱衣所などと兼用するのははっきり言っておすすめしません。
    頭上に洗濯物がぶら下がっているのは想像以上にうざい。
    独立したサンルームを設けるほうが圧倒的に良いです。
  • 室内物干しがないと、冬場にリビングを洗濯物が占拠することになります。
  • 理想的な室内物干しスペースの条件は以下のとおり。
    もう一度家を建てられるならこんなサンルームを作ります。
    ・トップライトがあって十分な太陽光を一日中取り入れられる。
    ・配置する方角は南か西。夕方まで日当たりがいい南西がベスト。
    ・雨の日に衣類乾燥除湿器が使えるように電源を確保。
    ・湿気をとるための換気扇も備えている。
    ・何かの部屋と兼用はしない。独立した空間とする。
    ・幅は最低3600mm以上は確保する。奥行も1800mm以上は欲しい。

 

これから家づくりを始めるかたは、独立したサンルームを組み込むことを強くおすすめします。

サンルームがあると毎日の洗濯の効率が飛躍的に高まることが間違いありません。

時短を目標に作った私達の平屋の最大の失敗、それは室内物干し専用の場所を確保しなかったことです。
家を建てる前にこのブログを自分に読ませたかった・・・(涙)

今は資金がなくてとても無理ですが、いずれは外物干しの場所にサンルームを設置したいと考えています。
それが今の私達夫婦の共通の目標になっています。
リビングに干された洗濯物たちの居場所を早く作ってあげたいものです。

 

夫婦共働き、花粉症、PM2.5など、外干しの必要性は限りなく下がっています。

みなさんの家にはぜひ、最初から独立した室内物干しスペースを用意して、快適な洗濯ライフを送ってください。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの後悔のない家づくりの参考になれば幸いです。

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