実際に家を建てた人が玄関で後悔したポイントを知りたい
今日の記事はこういった疑問に答えます。
私は2018年12月に平屋を新築しました。
1年以上住んでみると、やはり後悔・失敗ポイントというのは出てくるものです。
今日の記事では我が家の玄関で後悔しているポイントを3つご紹介します。
さらにネットや雑誌でよくみる玄関の後悔・失敗ポイントについても13個取り上げます。
- わが家の玄関の後悔・失敗ポイント3選
- ネットや雑誌でよくみる玄関の後悔・失敗ポイント13選
これから家を建てるかたで、後悔のない玄関を実現したい人はぜひ参考にしてみてください!
これから家を建てるなら、フラットで移動や掃除がラク、子どもが巣立ったあとも2階が無駄にならない平屋がおすすめです。
平屋のデメリット、2階建てとの価格の違いや、失敗しない間取りの作り方などを平屋を建てる7つのメリット【2つのデメリット・間取りの具体例と作り方も解説】にまとめました。
- 【わが家の玄関の間取りと設備】後悔・失敗ポイント3選
- ネットや雑誌でよくみる新築玄関の後悔・失敗ポイント13選
- 玄関の後悔ポイント1:収納が足りなかった
- 玄関の後悔ポイント2:玄関が狭すぎた
- 玄関の後悔ポイント3:汚れが目立つ色のタイルを使ってしまった
- 玄関の後悔ポイント4:アルミ製の玄関で断熱性が低い
- 玄関の後悔ポイント5:段差がない玄関にしたら腰かけることができなくて不便
- 玄関の後悔ポイント6:下駄箱をタタキ側に置いて失敗
- 玄関の後悔ポイント7:シューズクローゼットにコンセントを付かなかった
- 玄関の後悔ポイント8:玄関照明のスイッチの箇所を失敗した
- 玄関の後悔ポイント9:玄関ドアの正面にトイレを作ってしまった
- 玄関の後悔ポイント10:窓がなくて暗い玄関になってしまった
- 玄関の後悔ポイント11:スマートキー対応の玄関ドアにすればよかった
- 玄関の後悔ポイント12:玄関にポストを作ればよかった
- 玄関の後悔ポイント13:玄関を西側にしたらお金が出ていくようになった(風水)
- まとめ
- 関連記事
【わが家の玄関の間取りと設備】後悔・失敗ポイント3選
最初に私が建てた平屋の玄関後悔・失敗ポイントを3つご紹介します。
- 引き戸は気密性が低くて対策に苦労した
- 玄関収納に換気扇を付けなかった
- 玄関収納の窓は高所用窓にすればよかった
我が家の玄関後悔ポイント1:引き戸は気密性が低くて対策に苦労した
玄関一つ目の後悔・失敗ポイントは「気密性の低さ」でした。
わが家の玄関は造作の木製引き戸です。
「玄関は家の顔」ということで、個性のない市販品では悲しいでしょう、という建築士さんのすすめもあり世界にひとつの造作引き戸にしました。
強風が吹いた日、玄関の内部には大量の砂が・・・。
竣工当時、玄関引き戸の気密施工は2つだけ。
- 引き戸の戸尻、戸先のモヘヤシール
- 引き戸下框のモヘヤシール
モヘヤシールは写真のとおり、毛が生えたようなモコモコした気密シールです。
すぐに建築士さんに連絡して砂対策を依頼。
DIYも含めて以下3点の気密施工を実施しました。
- 下框に「スーパータイト」を取り付けて下部からの砂を阻止
- 戸尻側に「ピンチブロック」を取り付けて気密性アップ
- 戸先側に「隙間テープ」をDIYして気密性アップ
現在は砂の侵入もなく気密性も大幅アップ。
砂対策だけでなく、隙間がなくなったことで冷暖房の効率も大きく向上しました。
造作玄関引き戸は自由度の高さ、オリジナリティの点でおすすめですが、気密対策だけは事前によく確認しておきましょう!
隙間テープについては引き戸の隙間テープの貼り方【P型、V型、D型を試した結果を解説】で解説しています。
我が家の玄関後悔ポイント2:玄関収納に換気扇を付けなかった
- 小さめのすべり出し窓
- 壁は珪藻土塗り
プラン検討時は湿気対策、ニオイ対策は窓と珪藻土で十分!と思っていましたが、実際に新居で靴を入れてみると、靴のニオイ対策としては全く持って不十分でした!
靴は思ったよりもニオイを発します。スニーカーなどは汗も染み込みますしね。
珪藻土のおかげで湿気はあまり感じませんが、ニオイはどうしようもなく・・・。
換気が難しい我が家ですが、「消臭元」をおいて緩和しています。
SAVONがお気にいりで、飽きないように複数の香りをローテションしながら使用しています。
小さな窓をたまに開けたくらいでは換気としては全く足りません。
玄関収納には24時間まわせる換気扇を忘れずにつけましょう。
我が家の玄関後悔ポイント3:玄関収納の窓は高所用窓にすればよかった
最後の後悔・失敗ポイントは「窓」です。
というのも、下駄箱の一番上って高くて使いにくいんですよ!
それならば一番上は高所用窓にして、窓があるあたりは普通に可動棚にしたほうがスペースを有効活用できました。
採光と通風が目的なら、高所用窓でも問題なかったわけです。
高所用窓は電動タイプを選択すれば開け閉めのわずらわしさもありません。
手が届かない位置の収納は使いにくい!
窓を点の届かない位置にして、手が届く場所を収納にするのが良いです!
手が届かない位置の窓はFIX窓か、通風が欲しいなら電動タイプがおすすめです!
玄関収納については【平屋の実例】コート掛けと手が届く下駄箱【玄関収納レビュー】で解説しています。
私達の平屋の玄関後悔・失敗ポイントまとめ
わが家の玄関の後悔・失敗ポイントをまとめます。
- 造作の木製引き戸玄関は意匠性が高くてかっこいいが、気密性に難ありだった。
玄関の気密性の仕様については計画段階からもっと綿密に話し合っておくべきだった。 - 玄関収納に換気扇を設けなかった。
靴の臭気というのは思ったよりも強いので、換気扇をつけて24時間まわせばよかった。 - 下駄箱の高い位置が使いにくい。
スペースの効率を考えるなら、採光と換気用の窓はすべり出し窓ではなく、高所用窓にすべきだった。
ネットや雑誌でよくみる新築玄関の後悔・失敗ポイント13選
わが家の玄関はなんとか後悔・失敗ポイントを3点に抑えられました。
続いて、家づくりの雑誌やネットで調べた新築玄関の後悔・失敗ポイントを13個ご紹介します。
- 収納が足りなかった
- 玄関が狭すぎた
- 汚れが目立つ色のタイルを使ってしまった
- アルミ製の玄関で断熱性が低い
- 段差がない玄関にしたら腰かけることができなくて不便
- 下駄箱をタタキ側に置いて失敗
- シューズクローゼットにコンセントを付かなかった
- 玄関照明のスイッチの箇所を失敗した
- 玄関ドアの正面にトイレを作ってしまった
- 窓がなくて暗い玄関になってしまった
- スマートキー対応の玄関ドアにすればよかった
- 玄関にポストを作ればよかった
- 玄関を西側にしたらお金が出ていくようになった(風水)
玄関の後悔ポイント1:収納が足りなかった
玄関の後悔でダントツに多かったが「収納スペースの少なさ」です。
後悔・失敗ポイントは主に以下の4パターンに大別されます。
- 下駄箱の上を飾り棚にしたら思ったよりも収納力がなかった
- 子どもが成長し兄弟、姉妹が増えるについて靴が入りきらなくなった
- 傘やスリッパを収納するスペースを作るのを忘れていた
- コート、上着がかけられる収納があればよかった
下駄箱の上を飾り棚にしたら思ったよりも収納力がなかった
例えば下の写真のように横長な下駄箱を設けて、上はまるまる飾り棚にしたり。
もう少し幅がコンパクトなバージョンだと下のようなパターンもありますね。
写真とか飾りたくなりますよね!玄関には!
わかりますその気持ち。
わが家の場合:真ん中はすべり出し窓ではなく収納にすればよかった・・・
わが家の玄関後悔・失敗ポイント「玄関収納の窓は高所用窓にすればよかった」で書いたとおり、わが家も中央のすべり出し窓の部分は収納にすればよかったです。窓は高所用窓にすれば使い勝手が増したはず。
玄関全体として下駄箱などの収納スペースが足りている場合には飾り棚を作っても問題はありません!
しかし収納スペースに不安がある中で飾り棚を優先してしまうと、「やっぱり収納のほうが使い勝手が良かった・・・」となるかも知れません!
子どもが成長し兄弟、姉妹が増えるについて靴が入りきらなくなった
子どもが生まれる前、あるいは子どもが小さいころに家を建てた人あるあるです。
新居に暮らし始めた当初は気づきにくいので、比較的難易度が高い後悔・失敗ポイント。
子どもの成長を見越して、ある程度は下駄箱には余裕を持たせたいですね。
「収納マン」こと、インテリアコーディネーターでもある芝谷浩さんのブログ記事「靴ってどれくらい必要?靴の数と下駄箱のサイズの標準について考えてみた」によると、以下が靴量と下駄箱サイズの目安とのことです。
- 男性で10足前後、女性で20足前後
- 下駄箱のサイズは4人家族で幅120~150cm程度が標準
実際、私がお客様のお宅で片づけのお手伝いをしても、幅120~150cm程度の下駄箱があれば、スペースが足りなかったことは基本的にありませんでした。最初は靴が多くて収まらないと言っていても、洋服を減らしたあとで靴に手を付けると、私が何も言わなくても勝手に靴が減っていって、まったく問題なく下駄箱の中にすべての靴が収まってしまうのですね。
わが家の場合:ちょっと足りないかも
計画段階では「余裕じゃん」と思っていた下駄箱ですが、ちょっと足りないかも、、と思うようになりました。真ん中のすべり出し窓の部分を収納にできなかったのが悔やまれますね。
新居に住む人の数と、子どもが成長したあとのことを考えて、下駄箱には余裕を持たせましょう!
傘やスリッパを収納するスペースを作るのを忘れていた
玄関と言えば靴にばかり気持ちがいきがちですが、意外に収納したいものは多いのです。
スリッパと傘はその代表格。
玄関に適当にほっぽり出されないように、しっかりと定位置を確保しておきたいものです。
わが家の場合:スリッパは可動棚の薄い場所へ、傘置き場は専用のものを造作済み
わが家の場合はスリッパは下駄箱の可動棚を一番薄くしたところに入れています。
スリッパについては下駄箱の一部を使って対応可能ですね!
傘置き場も最初から確保してもらっています。
パイプがあればご覧のとおりクツベラなんかもかけられるのでなにかと便利!
後付けならかっこいい山崎実業のスリッパラックや傘立てがおすすめ
竣工後にスリッパや傘立てを置くなら最近はデザイン性が高い製品が数多く備わっています。
わが家もダイソンスタンドでお世話になっている山崎実業さんからも、おしゃれなスリッパラックや傘立てがリリースされています。
- スリッパ置き場は下駄箱の一部を使えば対応可能かも知れません!
- 傘は下駄箱には入れられません!
傘は立てて収納がベストなので、最初からある程度計画しておいたほうが収まりがいいです! - 後付けするなら山崎実業さんの製品がおしゃれ。
コート、上着がかけられる収納があればよかった
これも本当に多い後悔・失敗ポイントでした。
コートなどの上着は、玄関で脱いで、玄関に置いて、また出かける時は玄関で着たいものです!
コート掛けがないと、リビングにコートを持ち込んで、ソファに取り合えず置いて・・・みたいになりがち!
わが家の場合:コート掛けがめちゃくちゃ便利!
コート掛けを作っておきましたが、これがめちゃくちゃ便利!
わが家の場合は扉もなく、パイプ一本通すだけのシンプルさ。
これならコストもそれほどかからないうえに、玄関の使い勝手は爆上がりです!
スペースが確保できれば絶対にコート掛けを玄関につくることをおすすめします!
ちなみに我が家の玄関収納に大きな影響を与えたのが「片づけの解剖図鑑」です。
家づくり検討中のかたは必読の一冊です。
片づけの解剖図鑑は【レビュー】「片づけの解剖図鑑」は心地よい住まいを作りだす仕組みを学びたいかた必見!で解説しています。
コート類の最善の置き場は玄関です!
収納は適材適所に置くと抜群に生活しやすくなりますよ。
わが家の玄関収納については【平屋の実例】コート掛けと手が届く下駄箱【玄関収納レビュー】で解説しています。
玄関の後悔ポイント2:玄関が狭すぎた
玄関を狭くしすぎると、毎日イライラが発生する可能性があります。
というのも、誰かが靴を履いていると、他の人が靴を履いたり脱いだりできないから!
仮にひとり立つのがやっとの玄関だと以下のストレス大です。
- 二人以上で玄関を利用するときに、常に誰かが待つことになります。
- 小さな子どもの靴を履かせようとしても窮屈で作業しずらい!
よく聞く意見ですがちょっと待って!
狭い玄関を毎日使うのは、本当にストレスになりますよ。
わが家の場合:広めの玄関でストレスフリー!
わが家の玄関間取りです。
大人ふたりが並んでも余裕があります。
それどころか夫婦と子ども二人が同時に居合わせても問題ないレベル。
広めの玄関をはやくから要望していた私達夫婦。
要望の原点は子どもができてから5年暮らしたシャーメゾンです。
玄関幅はよくあるサイズで800mm前後だったと思います。
大人ひとりが立つといっぱいになるくらいの広さでした。
夫婦二人のころはまだよかったのですが、長男が生まれてきてからは大変!
靴を履かせるのもひと苦労。
どちらかが靴を履かせている間は、もう一人は家の中で待っているか、上をまたいで外にでなくてはなりませんでした。
夫婦二人の住まいならある程度狭い玄関でも大丈夫!
でも子どもや祖父母が一緒に住む家なら最低二人は並べる広さをおすすめします!
我が家の玄関については【平屋の実例】玄関引き戸のデメリット【気密性は?】で解説しています。
玄関の後悔ポイント3:汚れが目立つ色のタイルを使ってしまった
白系、ベージュ系などのタイルは汚れが目立ちます。
玄関タイルに白系、ベージュ系を使ってしまい、常に汚れが気になって後悔・・・というパターンは多く見かけます。
後悔している人は、「グレーやブラウンなど、砂や泥が目立たないカラーにすればよかった!」とのこと。
特に雪や雨の日は大変なようです。
わが家の場合:モルタル玄関なので掃除はラクです
わが家は最初、玄関にはタイルを張る予定でしたが、12万円ほど減額可能ということでタイル張りはやめてモルタルのシンプルな玄関にしました。
- グレーのモルタルは砂などの汚れが目立ちません。
- 目地もなくてフラットなので掃除もしやすい。
それほど頻繁に掃除しなくてもいいのはメリットです。
ただし、高級感といった部分ではタイル張りのほうが優秀です。
汚れやすい玄関は嫌なら、白やベージュ系のタイルは避けたほうが無難です。
モルタル玄関については【平屋の実例】モルタル仕上げ玄関の2つのデメリットで解説しています。
玄関の後悔ポイント4:アルミ製の玄関で断熱性が低い
玄関ドアの素材として多いのはアルミ製です。
アルミは軽くて加工もしやすいので玄関ドアに採用されているケースが多いです。
ただ、アルミは熱を伝えやすいので、外気温の寒さ、暑さをそのまま室内に持ち込んでしまいます。
最近ではYKKAPのイノベストのように断熱ドアも出てきているので、冬寒く、夏暑い玄関が嫌ならアルミ製ではない断熱ドアを採用しましょう。
引用:https://www.ykkap.co.jp/products/door/innobest/merit/d70.html
わが家の場合:木製の造作引き戸なので断熱性は問題なし!
わが家は木製の造作引き戸玄関のため、断熱性はまったく問題なし。
冬に玄関ドアを触ってもヒンヤリしません。
ちなみに、わが家の勝手口はアルミ製のため冬は氷のようになります。
勝手口は中が土間なので寒くても問題なし(むしろ野菜の保存などを考えると寒いほうがいい)ので良いですが、これが普通の玄関ドアだったら冷暖房に相当影響したろうなという印象です。
アルミ製の玄関ドアの温度を測定した結果は【平屋の実例】サーモスXで後悔?結露は?【APW330/430と比較】で解説しています。
窓を樹脂サッシにして断熱性を高めても、玄関ドアがアルミ製だと窓の断熱効果も帳消しになってしまいます。
家の冷暖房の効率を落としたくない人は、玄関の断熱にもこだわりましょう。
我が家の玄関については【平屋の実例】玄関引き戸のデメリット【気密性は?】で解説しています。
玄関の後悔ポイント5:段差がない玄関にしたら腰かけることができなくて不便
バリアフリー住宅ということで玄関を完全にフラットにした場合、足が不自由なかたや、車いすのかたに優しい家になります。
しかしそういったメリットがある反面、玄関に段差がないと靴を履くときに腰かける場所がない!という問題が発生します。
段差があれば下の写真のように腰かけられます。
特に子どもが靴を履く時には段差がないと厳しいです!
ほかに玄関に段差があることのメリットは、たたきの砂や泥が室内に入るのを防いでくれる点です。
外から風が吹き込んで砂などが飛ばされても、段差のところで止まるため、室内に入ってきません。
わが家の場合:段差ありで子どもは靴が履きやすそう
わが家は段差があります。
子どもはこの段差に腰かけて靴を履きます。
とても履きやすそうです。
タタキの砂なども、段差のところで止まるので室内には入りません。
フラットな玄関が絶対に必要でない限りは、段差ありの玄関のほうがメリットは多いです。
玄関の後悔ポイント6:下駄箱をタタキ側に置いて失敗
靴を履くために靴を履くという、無駄な行動が増えてしまうのがこの間取り。
面倒だからといって靴やサンダルを履かずにたたきや土間におりたら、靴下が泥や砂で汚れてしまいます!
「靴を履くための動作」は最小限になるような間取りが必要です。
わが家の場合:下駄箱は室内側なので問題なし!
わが家の玄関は2箇所からアクセス可能です。
下駄箱へは室内側からアクセスできるので、「素足のまま下駄箱から靴を取り出して、玄関に置く」といった動作が自然に行えます。
土間やたたきにおりないと靴を取りに行けない間取りはおすすめしません。
わが家の玄関収納については【平屋の実例】コート掛けと手が届く下駄箱【玄関収納レビュー】で解説しています。
玄関の後悔ポイント7:シューズクローゼットにコンセントを付かなかった
これはわりとレアな後悔事例かも知れません。
シューズクローゼットに窓がなく、換気扇もつけておかなかった場合は換気ができないで靴のニオイがこもります。
しかしコンセントがあれば、下駄箱用の空気清浄機をつけるといった対処が可能になります。
わが家の場合:玄関収納にコンセントはあるので空気清浄機も検討したい
わが家の玄関収納にはコンセントをつけてもらいました。
もともとは玄関収納内でルンバを充電する可能性があったので取り付けました。
ここにオゾン発生器などの空気清浄機を置けば靴のニオイが緩和されるかも知れません。
あまりにも靴のニオイが気になるようなら今後検討します!
玄関の後悔ポイント8:玄関照明のスイッチの箇所を失敗した
照明のスイッチの設置場所の後悔は多いものですが、中でも深刻なのは玄関の照明スイッチの場所ですね。
ドア側につけるのか、それともホール側につけるのかは意見が分かれるところです。
わが家の場合:照明スイッチはホール側で、人感センサー付きにしました。
わが家の場合、玄関の照明スイッチはホール側です。
上の図の赤枠の部分にスイッチがあります。
ホール側なので、玄関ドア側からは操作できません。
そのため玄関の照明は人感センサー付きにしました。
照明のスイッチは動線をよく考えて決めましょう。
特に玄関は、夜に誰もいない家に帰ってきた時の状況を考えておきましょう。
人感センサー付きにすればスイッチ操作がいらないので便利です!
人感センサーについては【平屋の実例】パナソニック人感センサーライト徹底レビュー【玄関ホールと廊下】で解説しています。
玄関の後悔ポイント9:玄関ドアの正面にトイレを作ってしまった
トイレを開けた瞬間に、玄関ドアを開けた人と目が合うなんてことにも。。。
トイレだけでなく、リビングのドアなども玄関ドアの正面だった場合は問題です。
リビングドアを開けている時に、宅配便のかたなどが来た時はリビングが丸見えになってしまいます。
どちらもあまり気持ちのいいものではありません。
玄関ドアの正面はやはり壁がおすすめです。
わが家の場合:玄関の正面は廊下の壁!
わが家の玄関は正面が廊下の壁なので、特に問題はありません。
ただし、正面ではないのですが右奥にリビングへの引き戸があるため、引き戸が開いていると若干ですがリビングの様子が見えてしまいます。。。
玄関ドアの正面は壁を基本としましょう。
玄関からトイレの中が見えてしまう、なんて間取りは絶対にNGです!
玄関の後悔ポイント10:窓がなくて暗い玄関になってしまった
採光をあまりとらずに暗い玄関になってしまって後悔。
最近の玄関は、シューズクローゼットや土間収納などにスペースを奪われて、思うように採光用の窓を取れないケースが多くなっています。
暗い玄関ははっきり言って気が滅入ります!
私が社会人になって1件目に住んだワンルーム、5件目に住んだシャーメゾンは、玄関まわりにまったく窓がなかったため、昼間でも完全に暗闇でした!
玄関が暗いと以下のデメリットがあります。
- 昼間でも靴を履くのに照明をつける必要がある
- 来客者のかたの印象が悪い
玄関ドアにスリット窓が入るタイプもありますが、採光がどの程度取れるのかは事前によく確認しましょう!
例えば下記はリクシルさんの玄関ドアですが、中央に細いスリット窓があります。
このくらい細いスリット窓の場合は十分に採光が取れないことも考えられるので、ドアの横に窓を設けるなどの工夫についても検討しましょう。
わが家の場合:大きく窓を取ったので北側ですが明るい玄関に
暗い玄関はアパート暮らしの時に懲りていたので、要望通りの明るい玄関ができて満足です!
玄関の採光が不十分だと、昼間に靴を履くのも苦労しますよ!
玄関ドアをスリット窓があるタイプにする場合は、スリット窓だけで採光が十分に取れるのかよく確認しましょう。
玄関の後悔ポイント11:スマートキー対応の玄関ドアにすればよかった
引用:https://www.ykkap.co.jp/products/door/sck/
最近の玄関ドアはスマートキー対応のものが多くなりました。
玄関ドアは毎日開け閉めするものなので、施錠、解錠の手間がゼロになるスマートキーはぜひ取り入れておきたい設備です。
玄関ドア スマートキーは絶対に採用したほうがいい設備のひとつです!
わが家の場合:造作の木製引き戸のためスマートキーではありません
わが家の玄関は造作の木製引き戸のため、スマートキーではありません!
世界にひとつのオリジナル玄関とのトレードオフですね。
というのも我が家の勝手口はスマートキーの「YKKAPコンコード」で、こちらの使い勝手が抜群にいいからです。
とっても便利な玄関スマートキー!
多少コストが上乗せになったとしても、今から注文住宅を建てるなら採用しない手はありません!
追記:後付けでスマートキーを装着!
我が家の玄関ですが、後付けでスマートキーの「セサミタッチプロ」をとりつけて、指紋認証で開けることができるようにしました!
閉める時は施錠ボタンを押すだけ!
超便利!
おすすめです。
玄関の後悔ポイント12:玄関にポストを作ればよかった
郵便ポストが門扉に単独である場合のデメリットは以下のとおり。
- 郵便物があるのかを確認するために、わざわざ門のところまで出向かないといけない。
- 郵便ポスト自体が雨風で傷む。暴風雨などの場合は中の郵便物が濡れてしまう懸念がある。
郵便物を定期的に確認をするには玄関にポストがあったほうが便利です。
わが家の場合:ポストは玄関にあります
わが家のポストはご覧のとおり、玄関にあります。
玄関にポストがあることのメリットは以下の3つ。
- 玄関内からすぐに郵便物の確認ができる
- 軒下にあるためポスト自体への雨風のダメージがない
- 外のポストまでいかなくていいので、パジャマなどでもOK
ただし、玄関ポストは以下のデメリットもあります。
郵便物の確認をラクにしたい人は玄関ポスト一択です!
ただし、防犯上のリスクや気密性低下なども考慮したうえで決めましょう。
ポストについては玄関埋め込みドアポストの寒さ対策【テープで隙間風を防ぐ方法】で解説しています。
玄関の後悔ポイント13:玄関を西側にしたらお金が出ていくようになった(風水)
これはちょっと迷信めいている部分もありますが、風水についてです。
西は風水では「金の気」を持つ方角と考えられており、金運に直結する方角と言われています。
Dr.コパさんの「西に黄色で金運アップ!」が有名ですよね。
お金の出入りに関わる方角が西ということで、「運の出入り口」である玄関を西に持ってくると、「お金の出入りが激しい家」になると一般的には言われています。
結論としては科学的に証明することが難しく、比較することもできないので、住む人自身の気の持ちようということになってしまうのですが・・・。
私個人の感想を言わせてもらうと、「西側に玄関を作った人がみんな貧乏になっているわけではない」という印象を持っています。
風水のことをよく調べてみると、西の玄関は、「お金が出ていく」だけではなくて、うまく利用すると「お金が入ってくる」玄関にすることもできるそうです。
住まい方や玄関に設置するアイテムなどによって、良い方向にもっていくこともできそうです。
というのも、新居を建てると、以下の理由でお金が出ていく頻度が高まることが多いからです。
わが家の場合:玄関は北側。家相は一応見てもらいました。
わが家の玄関は北側です。
玄関が北側になったのは敷地と駐車場の位置を考えると、そこしか選択肢がなかったからです。
風水については特に気にしませんでしたが、図面ができあがった段階で家相は神社で見ていただきました。
妻のご両親がわりと家相などを気にされるタイプだったことと、私自身も日ごろからお世話になっている神社で一度見てもらうことは安心にもつながると思ったからです。
家相については家相を見てもらわないと困る2つのことで解説しています。
ちなみに風水的には南のお風呂は火の気と水の気が喧嘩をするのでよくない!と言われていますが、わが家のお風呂は南側で快適です。
風水師のかたでも風水的に100点満点の家を作ることはできないといいます。
自分の経験から、どうしてもこの方角だけはこれは避けたい!といったものがあればこだわりましょう。それ以外は自分達が気持ちよく暮らせる間取りなのであれば、あまり気にしなくてもよいのでは?と個人的には思います。
まとめ
以上、玄関のよくある後悔・失敗ポイントをご紹介しました。
玄関は靴を置く場所のため、どうしても臭いが出やすいです。
換気扇や窓など、臭いがこもらないための工夫は不可欠だと感じます。
また、コートや傘といった、靴以外の収納スペースをどうやって用意するかも非常に重要なポイントです。家そのものの使い勝手を大きく左右すると言っても過言ではありません。
慎重に検討されることをおすすめします。
機能面と見た目のバランスをうまくとって、理想的な玄関を作ってください!
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- 【窓】後悔・失敗ポイント12選【大きな窓は暑い?!】
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。
これから家を建てるなら、フラットで移動や掃除がラク、子供が巣立ったあとも2階が無駄にならない平屋がおすすめです。
平屋のデメリット、2階建てとの価格の違いや、失敗しない間取りの作り方などを平屋を建てる7つのメリット【2つのデメリット・間取りの作り方も解説】にまとめました。