平屋の実例

引き戸の隙間テープの貼り方【P型、V型、D型を試した結果を解説】

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  • 引き戸から隙間風が入るので、隙間テープの貼り方を知りたい
  • 隙間テープを貼った人の口コミが聞きたい

 

今日の記事はこういった疑問に答えます。

 

結論から言うと、わが家の場合はP型隙間テープがフィットしました。

 

本記事の内容
  • P型、V型、D型の3種類の隙間テープの、引き戸への貼り方解説

 

私は2018年12月に平屋を新築しました。

玄関は造作の木製引き戸なのですが、気密施工がされていなかったため、強風時には砂が入ってきてしまいました。

すぐに建具屋さんに気密性を上げるための追加工事を行っていただきましたが、戸先の気密性がまだ十分ではないと感じていました。

そこで戸先の気密性をより完璧なものにするため、自分で隙間テープ施工にチャレンジしてみることにしました。

今日の記事は、私が実際に行った、引き戸への3種類の隙間テープ施工の一部始終をご紹介します。

引き戸の隙間テープの貼り方を知りたいかたは必見です。

 

P型、V型、D型、3種類の隙間テープをテスト

Amazonで3種類の隙間テープをポチリました。

左から、D型、V型、P型になります。

それぞれのテープの形状を詳しくご紹介します。

 

スコッチ3MのP型隙間テープ

スコッチ3MのP型テープ。
幅9mmで、盛り上がっているPの部分の厚みは6mm。

 

スコッチ3MのV型隙間テープ

スコッチ3MのV型テープ。
幅は8.6mm、V部分の厚みは6.2mmです。

 

LoobaniのD型隙間テープ

D型だけスコッチ3Mではなく、Loobaniというメーカーのものです。
スコッチに比べて素材が一番やわらかい感じがします。
幅は9mm。厚みは6mmです。

 

隙間テープの色

我が家は玄関引き戸の色にあわせて、3種類とも茶を買いましたが、黒や白も用意されているので、ご自分の家のドアの色にあった隙間テープを購入しましょう。

 

隙間テープは2本1組で裂いて使います

3種類のテープとも、2本がくっついていて、真ん中から簡単に裂けるようになっています。
使用する時は裂いて1本ずつ使用します。

 

隙間テープ(P型、V型、D型)の断面写真

真ん中で切り裂いて一本にしたあとの断面のアップの写真です。

それぞれの形状をアルファベットに例えて、P型、V型、D型と呼ばれています。

それぞれに特徴があるので、家のドアと相性が良い形状を選ぶ必要があります。

 

 

 

P型、V型、D型の3種類の隙間テープを玄関引き戸に試し貼りしてみました

今回は玄関引き戸の戸先側がぶつかる壁側にテープを貼ります。

まずは3種類のテープのうちどれが一番フィットするかわからなかったため、3種類を10cmずつくらいの長さに切って実際に貼り付けてみました。

テープ裏側に両面テープがついているので簡単に貼り付けることができます。

 

引き戸を閉めてみた時の様子です。

写真だとわかりにくいのですが閉めてみた時の感じは以下のとおりでした。

隙間テープ種類 実際の印象
P型 ドアとの隙間はなく気密は取れている。
ドア内側(手前側)が膨らんでいないのでスッキリした印象。
V型 P型とD型に比べてドアとの隙間が多い感じ。
見た目的にもVの形状はやや目立つ。
D型 ドアとの隙間はなく気密は取れている。
ドア内側(手前側)の膨らみが大きいので少し目立つ。

 

Vは少し気密が心配。
P型かD型はどちらも気密は問題なさそうですが、スッキリ感の差でP型を貼ることにしました。

 

P型隙間テープを施工

P型テープを戸先側の壁全面に貼ってみました。

壁の内側のラインに沿ってまっすぐ貼っただけなので、キレイに貼れました。
下までピッチリ貼れたので隙間はないと思います。

 

閉めたところです。

P型なので手前側がへこんでいるため、必要以上に存在感がなく、後付け感も他のV、Dに比べて少ない印象です。

 

少し引いたところから撮った写真です。

色味的にもあまり目立たなくていい感じです。

隙間が完全になくなり、モヘアシールだけだった今までに比べて明らかに気密性が上がりました。

手をかざしてみても、あのスースーする隙間風がまったくありません

モヘヤシールよりも密着している感じがして、劇的に気密性が上がりました。

 

隙間シール施工後にシリンダー錠の開け閉めが若干ですが固くなりました。

戸先と壁の間に隙間シールが入ったぶん、シリンダー錠と壁の距離が数ミリ離れたためでしょう。
V型のほうがトビラが閉まった時に押されて厚みが縮まるので、あまりにもシリンダー錠が閉めにくくなる場合にはV型を選択したほうがいいかも知れません。

※9月28日追記
時間がたつとシリンダー錠の固さはとれました。
おそらく隙間シールがなじんできたのだと思います。

 

 

【まとめ】隙間テープは簡単施工で威力絶大です

今日の記事をまとめます。

まとめ
  • 隙間テープの主な種類はP型、V型、D型の3種類があります。
    ドアの形状の合わせて適したものを施工する必要があります。
    10cmくらいづつ切って試し貼りしてみると密着感を確認できます。
  • 色は茶のほか黒、白もありますので、ご自分の家のドアまわりの家に合わせることができます。
  • 我が家の引き戸はP型を施工しました。
    スッキリ感が一番強く引き戸の隙間を埋めるのに適しています。
  • 施行は簡単です。
    隙間テープには最初から両面テープがついているので、両面テープでドアの枠に貼るだけです。
    素材も柔らかいので必要な長さ分だけ簡単に切ることができます。

 

ご覧いただいたとおり、隙間テープは両面テープで貼り付けるだけなので施工は超簡単です。

素人の私でもまったく問題なく貼ることができました。

両面テープだけですが一度貼りついてしまえば、簡単には剝がれません。

 

隙間が気になるドアや窓に隙間テープを貼れば、冬場の冷気、夏場の熱気が部屋に入ってくるのを抑えてくれて光熱費の削減と快適性アップがのぞめます。

テープ自体も5~6メートルで1000円しないで買えるので経済的です。

このくらいのコストで隙間風が防げるのであればやらない手はありませんね。

 

2019年1~3月は玄関の隙間風にかなり悩まされました。

玄関は常に寒く、砂の侵入も相当なものでした。

今回の一連の気密施工で隙間風は相当改善されていると思います。

今から2020年の1~3月が楽しみです。

2020年の1~2月は、玄関引き戸からの隙間風がほぼなくなり、とても暖かくすごくことができました。平均室温が2~3℃上がりました。

詳細は【平屋の実例】寒い玄関引き戸の隙間を埋める【室温3℃上昇】をご覧ください。

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。