実際に家を建てた人が子ども部屋で後悔したポイントを知りたい。
今日の記事はこういった疑問に答えます。
私は2018年12月に平屋を新築しました。
1年以上住んでみると、やはり後悔・失敗ポイントというのは出てくるものです。
今日の記事では私達が建てた平屋の、子ども部屋の後悔・失敗ポイントを1つご紹介します。
さらにネットや雑誌でよくみる子ども部屋の後悔・失敗ポイントについても10個取り上げたいと思います。
- 私が建てた平屋の子ども部屋の後悔・失敗ポイント
- ネットや雑誌でよくみる子ども部屋の後悔・失敗ポイント10選
これから家を建てるかたで、後悔のない子ども部屋を実現したい人はぜひ参考にしてみてください!
これから家を建てるなら、フラットで移動や掃除がラク、子どもが巣立ったあとも2階が無駄にならない平屋がおすすめです。
平屋のデメリット、2階建てとの価格の違いや、失敗しない間取りの作り方などを平屋を建てる7つのメリット【2つのデメリット・間取りの具体例と作り方も解説】にまとめました。
- 私が建てた平屋の子ども部屋の後悔・失敗ポイント
- ネットや雑誌でよくみる子ども部屋の後悔・失敗ポイント10選
- 子ども部屋の後悔ポイント1:部屋の広さ、南と北の配置に違いがあり、兄弟で部屋の奪い合いになってしまった!
- 子ども部屋の後悔ポイント2:朝、3階の子どもを起こしにいくのが超大変!
- 子ども部屋の後悔ポイント3:予期しない3人目の誕生で部屋が足りない・・・
- 子ども部屋の後悔ポイント4:最初から子ども部屋を2つに間仕切りしておけばよかった
- 子ども部屋の後悔ポイント5:子どもの希望でロフトをつけたけど、すぐに飽きて使わなくなった
- 子ども部屋の後悔ポイント6:広くて日当たりも良い快適すぎる子ども部屋を作ったら、子どもが自分の部屋に引きこもるようになった
- 子ども部屋の後悔ポイント7:女の子の部屋は収納多めにすればよかった
- 子ども部屋の後悔ポイント8:1階のリビングの上に子ども部屋を配置したら、子どもの足音がうるさい!
- 子ども部屋の後悔ポイント9:壁紙を柄物にして失敗
- 子ども部屋の後悔ポイント10:女の子2人なので1部屋したら、中学生になったタイミングで1部屋ずつ欲しいと言われました。
- まとめ
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私が建てた平屋の子ども部屋の後悔・失敗ポイント
最初に私が建てた平屋の子ども部屋の後悔・失敗ポイントをご紹介します。
- シングルふとんが2枚敷けなかった
我が家の子ども部屋の後悔ポイント:シングルふとんが2枚敷けなかった
9畳のスペースを最初から半分に間仕切りしました。
クローゼットを含めての4.5畳なので、本当に最小限。
小さな子ども部屋にしたので、シングルふとんが2枚敷けません。
下図の赤枠の部分が既製品のクローゼットなのですが、よく考えたら最初からクローゼットをつけないで、必要になってから後付けのクローゼット、あるいは、ハンガーラックなどを買ったほうが、汎用性の高い部屋になっていたかも知れません。
下のようなハンガーラックを必要に応じて置くので十分だったかもしれません。
子ども部屋に収納がない平屋間取り15選!をまとめてみると、収納なしもOKだったなという感想を持ちました。
- 3~4.5畳の小さな子ども部屋の場合は、ふとんを並べて2つ敷くことができません。
子どもと一緒に寝る場合にはけっこう厳しいです。 - 子どもが小さいうちは家族みんなで寝たい、というひとは、最初から子ども部屋を間仕切らないほうがいいかも知れません。
- 小さな子ども部屋に、最初から大きなクローゼットは必要ないかも?子どもの成長や他の部屋の収納とのバランスを考え、慎重に検討しましょう。
我が家の子ども部屋については【平屋の実例】最初から間仕切りした子ども部屋【4.5畳×2部屋】で解説しています。
ネットや雑誌でよくみる子ども部屋の後悔・失敗ポイント10選
続いて、家づくりの雑誌やネットでよくみる子ども部屋の後悔・失敗ポイントを10個ご紹介します。
子ども部屋の後悔ポイント1:部屋の広さ、南と北の配置に違いがあり、兄弟で部屋の奪い合いになってしまった!
子ども部屋に以下のような違いがあると、兄弟喧嘩になる可能性が高いです!
広さの違いはわかりやすいですよね。やっぱ広いほうが嬉しい。
日当たりという面では、南側に面していたほうが部屋が明るくなるので、暗い北側をあてがわれたほうは不満に思うかも知れません。
収納スペースについても狭いほうが損した気になるかも・・・。
同じ間取りが無理な場合、例えば以下のような組み合わせにしてはどうでしょう?
トータルの条件をできるだけ揃えることで納得感は高まりますよね。
わが家の場合:窓の配置が異なります
わが家は子ども部屋が2部屋あります。
形、広さは一緒ですが、南側と北側で違いがあります。
南側の子ども部屋は、南側に掃き出し窓と高所用窓。共にAPW330のペアガラス。
東側にもすべり出し窓(APW430)があります。
北側の子ども部屋は、東側にすべり出し窓+FIX窓(APW430)+高所用窓(APW330トリプル)です。
- 日当たりは圧倒的に南側の子ども部屋が優位。
- 断熱性が高いのは北側の子ども部屋。
- 壁を広く使えるのは北側の子ども部屋。
特に冬の夜は、ペアガラスの大きな掃き出し窓がある南側の部屋のほうが寒くなります。
まあ、喧嘩になるほどの差はないように思いますが・・・。
- 子ども部屋を複数作るなら、間取りに極端な差をつけないほうが良いです。
- 全く同じ間取りが難しい場合にはメリット、デメリットのバランスを揃えて、子どもに納得感を持たせやすいようにしましょう。
子ども部屋の後悔ポイント2:朝、3階の子どもを起こしにいくのが超大変!
忙しい朝に起きる悲劇ですね。
もし3階建てにするなら、子ども部屋はできるだけLDKの近くで、1階か2階に配置が良いかも知れません。
わが家の場合:平屋なのでアクセスしやすい。
平屋のため、平面の動きで子ども部屋にアクセスできます。
距離的にはそこそこありますが、段差がないので負担には感じません。
移動がラクなことが平屋最大のメリットですね。
- LDKと子ども部屋を離しすぎると、朝、寝坊した子どもを起こしに行くのが辛いです。
- 子ども部屋はプライバシーが確保できる範囲で、できるだけLDKと近いほうが生活はラクになると思われます。
- 平屋であれば段差がないため、家の中の移動はとてもラクです。
子ども部屋の後悔ポイント3:予期しない3人目の誕生で部屋が足りない・・・
注文住宅の場合、とうぜん子どもの人数に合わせて部屋を作ります。
兄弟で6歳以上離れているなら、子ども部屋を使う時期が被らない可能性もありますが、2~3歳差だとやはりそれぞれの子どもに個室は必要になりますね。
よくあるパターンとしては、夫婦の主寝室を子に明け渡し、夫婦が和室に逃げるパターン。
わが家の場合:もし3人目ができたら主寝室に壁を作り、夫婦は和室に逃げます
6畳ですが、赤線が入ったところに壁を建てられるように、あらかじめ下地を入れてもらっています。
壁を建てると4.5畳の部屋になり、他の子ども部屋と同じ広さにできます。
もし予期せぬ3人目が誕生した場合には、壁で間仕切りを作り、夫婦は和室に逃げるつもりです。
追記:そうこう言っているうちに3人目が生まれたので、3つ目の子ども部屋をどうするか思案中。
まあ、小さいうちは自室はいらないので、小学校高学年くらいになったころに、上のように主寝室を改造するか検討します。
- 和室などの予備的な部屋があると予期せぬ3人目ができても、一応の対応は可能です。
- 主寝室を間仕切りできるようにしておくと、自由度が高い間取りになります。
- 可動式の収納なども取り入れておくと、部屋の自由度がグっと上がります。
主寝室については【平屋の実例】主寝室【6畳】で解説しています。
可動式収納を取り入れた間取りについてはヘーベルハウスさんの平屋 間取り3つのおすすめポイント【変幻自在な収納間仕切り】が参考になります。
子ども部屋の後悔ポイント4:最初から子ども部屋を2つに間仕切りしておけばよかった
子どもが小さいうちは子ども部屋を間仕切りしないで広々使ってはどうですか?
非常に多い提案ですね。
間仕切りしないで広く使える子ども部屋はとても人気のようです。
賛否両論分かれるポイントで、正解はありませんが、あとから間仕切ることに後悔している人のパターンは以下のとおり。
わが家の場合:妻の意見で最初から間仕切り!
わが家は最初から間仕切りました。建築士さんはあとからを提案でしたが・・・。
主に妻の意見を尊重してですね。
あとからのほうが費用がかかることと、どうせすぐに間仕切るから、というのが主な理由。
クローゼットをつけるので、壁が最初からないと難しいという側面もありました。
- 子どもの人数が確定していて、面倒くさがりの人は最初から間仕切っておくことをおすすめします。
- 今は子どもの人数がひとり、将来的にはふたりになるかも?みたいな人は、広々と部屋を使う期間が長いので、間仕切りなしがおすすめ!
わが家が最初から間仕切りした理由は【平屋の実例】子ども部屋を最初から間仕切りした4つの理由で解説しています。
子ども部屋が最初から間仕切りされている平屋間取り70選!も、間取りプラン作りの参考になります。
子ども部屋の後悔ポイント5:子どもの希望でロフトをつけたけど、すぐに飽きて使わなくなった
子ども部屋にロフトを設けるケースは多いですね。
自分が子どもだったら、やっぱり秘密基地的な感覚があるロフトは楽しいと思います。
でも、ロフトはいいことばかりではないです。
収納をとるのが難しい場合に、床面積を消費しないロフトは有効な手段でもありますが、必要性については十分検討したほうがよさそうです。
わが家の場合:ロフト、小屋裏収納反対派
わが家の子ども部屋は天井も低いので、とうぜんロフトなどありません。
たとえ天井が高かったとしてもロフトは設けなかったはずです。
フラットな暮らしに憧れて平屋を建てたのですから。
リビングは勾配天井のため、高くなった部分に収納を設けることもできなくはありませんでした。
実際にロフト収納を設けるプランが当初はありました。
しかし、せっかく平屋にしたのにハシゴを使うのって矛盾していない?という妻の意見でやめました。
危険なうえに、収納としても物を運び込むのが面倒なロフトについては、わが家は否定的。
どうしても収納が足りずにロフトを作る場合には、しっかりとした階段を作ると思います。
- 子ども部屋にロフトは最初は喜ぶかもしれませんが、飽きたあとは使い道がないかも知れません。
- ロフトは暑い、上るのが大変など、普段使いするには辛い条件がそろっています。本当にお金をかける意味があるのか?慎重に考えることをおすすめします!
ロフトのある平屋間取りについては小屋裏収納、ロフトのある平屋間取り39選!で解説しています。
子ども部屋の後悔ポイント6:広くて日当たりも良い快適すぎる子ども部屋を作ったら、子どもが自分の部屋に引きこもるようになった
これも親の価値観で意見が分かれるところ。
子どものため!と思って、8~12畳程度の広さ、東南で日当たり抜群!といった贅沢な子ども部屋を用意されるかたもいるでしょう。
しかし、子どもに快適な空間を与えすぎて、用事があるとき以外はリビングに寄り付かなくなった子どもを見て、失敗したかも・・・と後悔する人を意外に多くみかけます。
わが家の場合:寝られればいいかな?程度の最低限の広さ
私は子どもに贅沢な部屋を与えるのは否定的です。
子ども部屋の広さに正解はありません。
- 労せず快適な環境が手に入ってしまうと、子どもはそこに依存してしまうかも知れません。
- 快適な環境は自分で工夫して手に入れるもの!という基本を実家暮らしの頃から教えてあげることって意外に大事!
子ども部屋の後悔ポイント7:女の子の部屋は収納多めにすればよかった
子どもの性別差による後悔・失敗ポイントのひとつ。服の多さ、です。
超おしゃれ男子とかなら服が多いかも知れませんが、一般的には娘さんのほうが服飾系はがつーんと多くなりますね。
部屋の広さを優先するあまり、収納が小さくて服が入りきらず、別途後付けのハンガーラックやワードローブを追加している娘さんの部屋はよくみます。
もし子ども部屋に収納を設けないなら、ファミリークローゼットを大き目にするなど工夫すると良いでしょう。
わが家の場合:男子二人のため、標準的なサイズです。
わが家は男子二人のため、標準的な収納です。
リクシルの「ラシッサクローゼット折れ戸すっきりタイプ」を設置しました。
まあ、男子が理由というよりは、4.5畳という広さ的に、このサイズの収納が最大限だった、というのが正直なところです。
- 性別による服飾品の量は差があります。
- 女の子の場合は将来のことも考えてクローゼット大き目のほうが無難です。
- 部屋が広くてもクローゼットが小さいと、後付けでハンガーラックなどを買うハメになり、いまいちスッキリ片付かない部屋になります!
子ども部屋の後悔ポイント8:1階のリビングの上に子ども部屋を配置したら、子どもの足音がうるさい!
小学校くらいまでの子どもは、まあとにかくよく走ります。
特に男子は要注意! バタバタと足音がうるさいです。
休みの日などに2階で男子が遊びまくると、下の階はわりと悲劇。
足音だけでなく、ベッドで飛び跳ねて部屋ごとギシギシ揺れるなんてこともありえます!
男の子をお持ちで2階からの音が心配なかたは、ロックウールの吸音天井板などを最初からしこんでもらうことも検討しましょう!
わが家の場合:平屋なので天井のうるささとは無縁
わが家はフラットな平屋なので、天井の音の心配は皆無。
これも平屋のメリットかも知れません。
ただ、すべての部屋、設備を平面で配置しなくてはならない平屋は、別の意味で慎重な対策が必要です。
断熱材を壁に入れて防音してるので、なにもしていないよりはだいぶマシですが・・・。
- 男の子がいて子ども部屋の真下がリビングの場合、足音に悩まされるリスクが高いです。
- もし心配なら天井吸音材の類をあらかじめ入れられないか、設計士のかたに相談してみましょう!
子ども部屋の後悔ポイント9:壁紙を柄物にして失敗
子ども部屋にかわいらしい柄物の壁紙を使ってしまうケースがありますね。
小さいうちはいいのです!
しかし子どもが成長した時のことを考えてください!
「こんなかわいい壁紙やだよ。変えて!」
よくありそうな展開です。
まあ貼りかえれば済むことですが、余計な出費がかかりますよね。
わが家の場合:壁紙は和室と土間収納をのぞいてすべて同じ白で統一!
わが家の壁紙はいたってシンプル。
和室と土間収納をのぞいて、すべてサンゲツさんのTH9057で統一しました。
アクセントをつけることはハナから考えていませんでした。
- 柄物の壁紙はインパクトありますがリスクもあります。
- 子どもが小さいうちはいいですが、成長すると貼りかえを要望されることも・・・。
- 経済的に余裕があり、子どもの成長に合わせて貼りかえるつもりの人は、逆に思いっきり個性的な壁紙で楽しむのもあり!
- 予算的に厳しい人は柄物はリスキーなのでやめておいたほうが無難です。
子ども部屋の後悔ポイント10:女の子2人なので1部屋したら、中学生になったタイミングで1部屋ずつ欲しいと言われました。
仲良し姉妹の場合は、1部屋で一緒に楽しく過ごしてね!なんて思ってしまいがちのようです。
ところが、思秋期になると女子は難しい。
中学生くらいになると、いくら姉妹といえども一人になりたい時もあるし、趣味や生活のリズムにもどんどんズレが出てくるでしょう。
小さなころは1部屋でもいいですが、いずれは間仕切ることを前提に、しっかり下地は入れておいたほうがいいかも知れません!
最初は間仕切りしない間取りについては、子ども部屋をあとから間仕切りできる平屋間取り42選!もあわせてご覧ください。
わが家の場合:兄弟なうえに最初から間仕切りアリ!
妻の意見を尊重し最初から子ども部屋は2部屋に間仕切りました!
成長に合わせて間仕切るタイミングに悩まなくていいのは意外なメリットかも知れません。
- ふたりの子どもに部屋1つは少しリスキーな面があります。
- たとえ3畳、3畳だとしても別々の部屋を設けたほうが良いかもしれません。
- 間仕切るタイミングに悩みそうな人は、最初から間仕切りしたほうがあとあとラクです!
まとめ
以上、子ども部屋のよくある後悔・失敗ポイントをご紹介しました。
最初から間仕切るの?それとも後から?
部屋の広さは6帖欲しい?いやいや3帖だってOKでしょう!
悩みどころ満載な子ども部屋。予算との兼ね合いもあり、非常に頭が痛いところです。
子どもが巣立つと、とたんに使われなくなる可能性が高い部屋だけに、長期的な視点も不可欠です。
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- 平屋のカタログを一番簡単に集める方法
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。
これから家を建てるなら、フラットで移動や掃除がラク、子供が巣立ったあとも2階が無駄にならない平屋がおすすめです。
平屋のデメリット、2階建てとの価格の違いや、失敗しない間取りの作り方などを平屋を建てる7つのメリット【2つのデメリット・間取りの作り方も解説】にまとめました。