平屋の実例

【平屋の実例】最初から間仕切りした子ども部屋【4.5畳×2部屋】

【平屋の実例】最初から間仕切りした子ども部屋【4.5畳×2部屋】
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平屋の子ども部屋の実例を見てみたい。

 

 

今日の記事はこういった疑問に答えます。

子ども部屋1

私は2018年12月に平屋を新築しました。

今日の記事ではWeb内覧会と称して、我が家の子ども部屋をご紹介したいと思います。

クローゼットも含めて4.5畳のコンパクトな空間です。
コンパクトな子ども部屋のメリット、デメリットも合わせてお伝えします。

これから家を建てるかたの参考になれば幸いです。

平屋のカタログをサクっと集めたいかたは次の記事が参考になりますよ。

 

私達の平屋の子ども部屋レビュー

レビュー

私達の平屋の子ども部屋をレビューします。

 

子ども部屋の間取りと間仕切り

まずは間取り図です。

下が南になります。

二部屋あって、それぞれ四畳半の作りです。
クローゼットも含めて四畳半のため、非常にコンパクトな作りになっています。

子ども部屋の間取り
部屋の間仕切りについては妻の意見を尊重し、最初から間仕切りありにして部屋を分けました。

最初から間仕切りした理由は、以下の4点です。

  • あとから間仕切りしたほうが費用がかさむ
  • あとから間仕切りする際の工事が面倒
  • 上の子が1年後には小学生になるタイミングで、そう遠くないタイミングで間仕切りが必要になると思われた
  • クローゼットが欲しかった

最初から間仕切りをした理由については【平屋の実例】子ども部屋を最初から間仕切りした4つの理由で解説しています。

 

 

北側の「子ども部屋1」

まず北側の子ども部屋の写真です。こちらを「子ども部屋1」とします。

子ども部屋2

南側の「子ども部屋2」

続いて南側の子ども部屋の写真です。こちらを「子ども部屋2」とします。

子ども部屋1

小さな子ども部屋でも良いと最終的に判断した理由は【実質3.5畳の子ども部屋実例】狭くてもOKだった3つの理由で解説しています。

収納はリクシルのラシッサ クローゼット折れ戸すっきりタイプ

クローゼットのサイズは両部屋とも同じです。

リクシルの「ラシッサクローゼット折れ戸すっきりタイプ」を使用しています。
色はプレシャスホワイトです。

子ども部屋のクローゼット(閉じた状態) 子ども部屋のクローゼット

クローゼットの中には棚があります。
耐荷重は100kgまでとなっていますので、相当重いものを入れてOKです。

ラシッサの棚の耐荷重は100kg

 

 

子ども部屋の窓は2部屋ともAPW330の高所用窓を採用

子ども部屋の高所用窓

子ども部屋1の窓の組み合わせは以下の表のとおりです。

種別 サイズ 製品名 ガラス Low-E 購入価格
高所用窓 1690×570 APW330(電動) 真空トリプルガラス 遮熱Low-E 86,000円
すべり出し窓 連窓 1690×770 APW430 トリプルガラス 遮熱Low-E 41,000円
すべり出し窓の連窓は、左側がすべり出し窓、右側がFIX窓になっています。

 

 

 

子ども部屋の高所用窓

子ども部屋2の窓の組み合わせは以下の表のとおりです。

種別 サイズ 製品名 ガラス Low-E 購入価格
高所用窓 1690×370 APW330(電動) ペアガラス 断熱 70,600円
引違いテラス窓 1690×2030 APW330 ペアガラス 断熱 58,000円
すべり出し窓 730×770 APW430 トリプルガラス 遮熱 38,000円
庭に面しているので出入り口も兼ねて引き違い窓が入っています。

 

我が家の特徴として、高所用窓がLDKと書斎を除くすべての居室に備わっていることがあげられます。
これは平屋ということで、窓を開けたままにしても容易に侵入できない窓を探した結果です。

高所用窓は本当に便利です。特に電動にしたのが良かったと思います。

高所用窓については【APW330高所用すべり出し窓レビュー】開閉はチェーンより電動がおすすめで解説しています。

 

子ども部屋のエアコンはダイキンCシリーズ6畳用

子ども部屋のエアコン

子ども部屋のエアコンは、とりあえず南側の「子ども部屋2」だけにつけました。

ダイキンのCシリーズ(6畳用)です。

部屋が四畳半と狭いため、冷房は27℃、暖房は19℃設定で十分な効き目になります。

 

北側の「子ども部屋1」は、とりあえず使う予定がなかったため、エアコンは必要になってから後付けする予定です。

「子ども部屋1」にエアコンはつけませんでしたが、すぐに後付けができるように室外機用の配管と電源コンセントは施工済みです。

エアコンについてはエアコンは高くてもダイキンCシリーズがおすすめな3つの理由で解説しています。

子ども部屋の照明はダウンライト4個と常夜灯

子ども部屋の照明はダウンライト

子ども部屋の照明は、両方とも同じで、ダウンライト4個と、常夜灯1個の組み合わせです。

今はダウンライト4個は明るすぎるくらいですが、机などをおいて使うようになった場合には、机にスタンドのデスクライトが追加で必要かも知れません。

子ども部屋の入口扉はリクシル上吊り引き戸「ラフィス」

リクシル 引き戸 ラフィス

子ども部屋の扉は両方ともリクシルの上吊り引き戸である「ラフィス」を採用しました。

高さが天井まであるのでスタイリッシュ。
上吊り式のため床にレールがないところもすっきりしていて気にいっています。

リクシル上吊り引き戸「ラフィス」

本当は子ども部屋の引き戸も、木製引き戸を造作で作っていただきたかったのですが、予算的に厳しかったため既製品を採用しました。

ちなみにラフィスは1枚あたり31,500円でした。

ラフィスについては【リクシルハイドア】上吊り引き戸ラフィスの4つのメリットで解説しています。

子ども部屋1に無線LANのアクセスポイントを設置

無線LANの電波環境

わが家は土間にWi-Fiのメインルーターを置いていますが、対角線上となる子ども部屋には電波が届きません。
そこで、子ども部屋にアクセスポイントとしてバッファローのWSR-300HPを1台追加し、メインルーターから遠い子ども部屋や寝室でも快適にWi-Fiが使える環境を整えました。

アクセスポイントを追加することで、3,000円程度の低コストでWi-Fi環境を劇的に改善できます!

アクセスポイントについてはバッファローアクセスポイントAPモード設定方法を4ステップで解説で解説しています。

小さな子ども部屋のデメリット

デメリットは「ない」と言いたいところですが、子どもが小さいうちは1つだけ問題になるかも知れません。

小さな子ども部屋はシングルふとんが2枚敷けない

どのご家庭も、子どもが小さいうちは親と子どもが一緒に川の字で寝る、が基本だと思います。

今は妻と1歳の息子が和室か主寝室で寝て、私と5歳の息子が子ども部屋で寝ています。

理由は1歳の子が夜泣きしたり、早起きしたりすると、つられて5歳の子も起きてしまうからです。

 

ということで5歳の息子と私は子ども部屋で寝るわけですが、シングルふとんが2枚並べて敷けません。

 

我が家の子ども部屋の間取りです。

2部屋あります。机とベッドは今のところは置いていません。

今は南に面した下側の部屋で息子と寝ています。

ご覧のとおり狭いので、クローゼットから南側のベッドがあるところの壁までの長さは170cm程度しかなく、幅100cmのシングルふとんを2枚並べて敷くことができないのです。

仕方ないので2枚のシングルふとんのうち、1枚のふとんは3分の2くらいのところで降り曲げて、無理やり2枚敷いています。

 

ふとんは折り曲げられるので無理やりにでも敷けますが、問題は床です。

ふとんをフローリングの床に直に敷くと、通気が悪く床がびしょびしょになります。

数日もすればフローリングとふとんがカビるでしょう。

ですので、すのこなどを敷いて、そのうえにふとんを敷く必要があるのですが、すのこはふとんと違って折れないので、シングルすのこを2枚敷くことができません。

 

小さな子ども部屋の救世主「セミシングルサイズのすのこ」

はて困った、と思っていたところ、いい商品を見つけました。

それがセミシングルサイズのすのこです。

セミシングルは幅が80cmという絶妙なサイズ。

おかげさまでこのように、ほぼぴったり、すのこを敷くことができました。

今はこのすのこの上にシングルふとんを2枚敷いて(1枚はクローゼット側を折り曲げて)、長男と二人で仲良く寝ています。

 

子ども部屋が小さい場合は、子どもが二人以上いる場合、一緒に寝るのに少々苦労するかも知れません。

ただ、そんな期間もごくわずかです。
我が家のようにセミシングルサイズのすのこなどを活用して、うまく乗り切りましょう。

小さな子ども部屋のメリット

以下3点あります

  • 建築費が抑えられる(平屋は特に)
  • 光熱費が安い
  • 掃除がラク

 

メリット(1) 子ども部屋が小さいと建築費が抑えられる(平屋は特に)

子ども部屋の窓

初期投資が抑えられるのは子ども部屋を小さくすることの大きなメリットです。

特に平屋の場合はより効果があります。

平屋は大きくなると床面積と屋根面積が増え、それが建築費にモロにのっかってきます。

 

平屋は、2階建てと同じ延べ床面積を取ろうとすれば、建築費は2階建てよりもとうぜん高くなります。

平屋の場合、不必要に床面積を広げないことが、建築費用を下げるうえで特に大事なポイントです。

子ども部屋は面積あたりの稼働率が家の中でおそらく一番低い場所ですから、あまり大きくしても意味がないのは明白。

建築コストを削減するために子ども部屋の面積を削ることは、非常に理にかなった有効な手段のひとつです。

メリット(2) 子ども部屋が小さいと光熱費が安い

子ども部屋のダイキンエアコン

2つ目はエアコンなどの光熱費です。

我が家の子ども部屋はごらんのとおりダイキンの6畳用のエアコンがついています。

収納をのぞくと3.5畳ほどのスペースのため、暖房も冷房も短い時間で設定温度に到達します。

非常にエコなんですね。

 

我が家はUA値0.6、C値0.8の家で比較的断熱性と気密性が良い家です。

真冬でも暖房の設定温度は19~20℃くらいでごく短時間運転するだけです。
瞬時に暖まり、長く暖かさをキープできます。

高気密、高断熱に加えて、3.5畳の狭さが、光熱費を最小限に抑えてくれていると言っていいでしょう。

もともとの使用時間が短いうえに、3.5畳のスペースのため、スポット的なエアコン冷暖房が効率の面でもベストであると感じています。

 

子ども部屋が狭い場合は、全館空調の必要性は低いかも知れません。

個室ごとにエアコンがあると、その部屋で過ごす人の体感温度に合わせて自由に空調を調整できるというメリットもあります。

寒がり、暑がりは家族内でも意外に意見が分かれます。
寒さ、暑さで意見が食い違いそうなら、全館空調ではなく、各個室のエアコンで調整したほうがいいでしょう。 

メリット(3) 子ども部屋が小さいと掃除がラク

これは言わずもがなですね。

面積が小さいので掃除がラクです。

3.5畳であれば掃除機をかけるのも短時間でラクラク終わります。

今はふとんを敷いていますが、将来的にはベッドになれば、それこそルンバで数分で掃除できますね。

 

アパート暮らしの時よりも、新居のほうが狭い、ということは一般的にはあまりないはずです。

アパートに比べてただでさえ掃除が必要な面積が増えているのに、そのうえ子ども部屋まで大きいと負担がさらに重くのしかかります。

子ども部屋を必要最小限の面積にとどめておいたことで、掃除の頻度、苦労が減りました。

【まとめ】子ども部屋は不必要に大きくしないほうがいいです

今日の記事をまとめます。

まとめ
  • 高所用窓は侵入者が入ってくるリスクを低減できるため、換気用の窓として大変便利です。
  • 子ども部屋は4畳半以下、寝るだけなら収納などを工夫して3畳くらいでもOKだと思います。理由は思ったよりも使わないし、将来的にも使う期間が限られているからです。
    そこに建築予算を割り振るならば、別のことに使ったほうが生活の満足度は上がると考えます。(将来、子どもから狭い!と文句を言われるリスクは考慮していませんw)
  • 子ども部屋を小さくすると、建築費が抑えられます。特に平屋の場合は床面積の削減がコスト削減に直結します。
    不必要なスペースは省くのが予算を抑えるためには効果的です。
  • 子ども部屋が小さいと、光熱費も安く済みますし、掃除もラクになります。総じて維持コストを低く抑えることができます。
  • 4畳半で収納付きだとシングルふとん2枚を敷くのが難しいです。
    もし狭い子ども部屋で子どもと一緒に寝たい場合は、我が家のようにセミワイドすのこを活用すればとりあえずしのげます。
  • 子ども部屋をいつ間仕切るかは親の価値観しだいです。
    我が家は最初から間仕切りしても特に大きなデメリットは感じていません。
    広い子ども部屋にして親の目が届きにくい場所で遊ばれるよりも、子ども部屋は狭く、リビングを広くとったことで使い勝手の良い間取りになるという意外な効果もありました。

 

平屋のカタログをサクっと集めたいかたは次の記事が参考になりますよ。

子ども部屋が最初から間仕切りされている平屋間取り集

子ども部屋が最初から間仕切りされている平屋間取り集

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詳細は子ども部屋が最初から間仕切りされている平屋間取り図71選!で解説しています。

わが家と同じく、最初から間仕切りされている子ども部屋のある平屋を建てたいかたは、ぜひ参考にしてください

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。