新築後悔183選

【物干し場】後悔・失敗ポイント6選

物干し場の失敗・後悔・失敗ポイント6選【注文住宅の間取りと設備】
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実際に家を建てた人が物干し場で後悔したポイントを知りたい。

 

 

今日の記事はこういった疑問に答えます。

 

 

私は2018年12月に平屋を新築しました。

1年以上住んでみると、やはり後悔・失敗ポイントというのは出てくるものです。

今日の記事では私達が建てた平屋の、物干し場の後悔・失敗ポイントを1つご紹介します。

さらにネットや雑誌でよくみる物干し場の後悔・失敗ポイントについても5つ取り上げたいと思います。

この記事の内容
  • 私が建てた平屋の物干し場の後悔・失敗ポイント
  • ネットや雑誌でよくみる物干し場の後悔・失敗ポイント5選

これから家を建てるかたで、後悔のない物干し場を実現したい人はぜひ参考にしてみてください!

私が建てた平屋の物干し場の後悔・失敗ポイント

後悔

最初に私が建てた平屋の物干し場の後悔・失敗ポイントをご紹介します。

  • 室内物干し専用部屋を作るべきだった

 

 

我が家の物干し場の後悔ポイント:室内物干し専用部屋を作るべきだった

サンルーム

わが家は脱衣所を室内物干しとして活用する予定でした。

脱衣所の間取り
間取り図を見てもらうとわかるとおり、点線の部分は物干し竿をつける想定でした

実際には、脱衣所を室内物干しとして活用するために以下の設備をつけました。

しかし実際に住み始めてみると、以下の理由で室内物干しとしては全く機能しませんでした。

  • エアコンをまわしても直接風が当たる場所以外は乾かない
  • 脱衣所が洗濯物で埋まってしまい、脱衣所の洗面や引き出し収納を使うのに超邪魔
  • 脱衣所が湿気で充満。換気扇では追い付かず、壁や収納のカビが心配。

 

住み始めて2日くらいで、「脱衣所を室内物干しにするプラン」は失敗であったことが判明。

自分の想定が甘すぎたことがわかり、かなりショックでした・・・。

今では夜に洗濯したあとは、浴室の衣類乾燥(TOTO三乾王)を8時間まわして洗濯物を乾かしています。
浴室の衣類乾燥を8時間まわせばピンチハンガー4つくらいの洗濯物は乾きますが、電気代が月に3,000~4,000円かかるのが痛いです。

こんなことから最初から外物干し場を、リクシルやYKKAPの既製品のサンルームにしておけばよかったと後悔しています。

サンルーム+衣類除湿乾燥機の設置が電気代から考えても最強という結論です!

晴れた日は普通に外に干せば済む話じゃないの?

わが家は強風が吹く地域なので、砂が飛んできて外干しできないことに、住み始めてから気付いたのです。特に冬は強烈です。また、花粉の季節も外に干すことができません。

引っ越してから周囲の家をみまわすと、サンルーム設置の家が多いことに気付きました。この強風と砂では当たりまえですよね・・・。後悔先に立たず!
  • 脱衣所や洗面所の天井にホシ姫サマやホスクリーンをつけて室内物干し場として活用するプランには全力で反対します。洗濯物がかかっているとはっきり言って邪魔です。
  • 室内干しをするならば、洗濯物干し専用の部屋を用意すべきです。
    専用の物干し部屋があれば天候や花粉の影響を受けることなく、365日安定して洗濯ができます。家事の中でも多くの時間を取られる洗濯の効率を最大化できます!
  • 家を建てる予定の地域は強風が吹く場所ではないですか?強風に乗って砂が飛んでこないか事前にチェックしましょう!

脱衣所については【平屋の実例】3畳洗面脱衣所のレイアウト【スロップシンクは必須!】で解説しています。

室内物干しについては【平屋の実例】ランドリールームは乾かない【サンルーム失敗談】で解説しています。

我が家はその後、外物干し場をサンルームにリフォームしました。
天候に関係なく、いつでも洗濯物が干せて快適!
サンルームリフォームの詳細はリフォーム見積り比較サイト「ハピすむ」でサンルーム化した実体験レビュー!【運営事務局とのやりとり~工事までを徹底解説】で解説しています。

ネットや雑誌でよくみる物干し場の失敗・後悔5選まとめ

トイレの間取りで後悔している人

続いて、家づくりの雑誌やネットでよくみる物干し場の後悔・失敗ポイントを5つご紹介します。

物干し場の後悔ポイント1:サンルームにすればよかった

サンルーム
ウッドデッキの外物干し場を作ったけど、どうせならどうな天候でも対応できるようにガラスで囲ってサンルームにしておけばよかった・・・

わが家の後悔・失敗ポイントと同じ意見のかたを多数みかけます。

冷静に考えると外干しのデメリットは多い。

少し考えただけでもこのくらいあります。

  • 雨だと干せない(軒があっても風によっては雨が吹き込む)
  • 突然の天候の変化(雷雨やお天気雨)に対応できない
  • 花粉がつく
  • 下着類などプライバシーの確保が難しい
  • 様々な外気の影響で、臭いがつく可能性がある
  • ハンガーが汚れる
  • 履き物を履き替えて外に干しに行くのが面倒

室内物干しを設ければこれらのデメリットはすべて解消できます。

冷静に考えると、これだけコスパの良い投資は他にはなかなかありません!

わが家の場合:広い外物干し場です

最初に書いたとおり脱衣所の室内物干し部屋構想は失敗に終わりました。

間取り図で見ると、外物干しはわりと大き目です。
ここをサンルームにしておくべきでした・・・。

外物干し場
  • 外干しはデメリット多し!
    室内干し部屋は現代の戸建てでは必須と言っても過言ではないです。
  • 花粉症に悩んでいるかたは室内干しを最優先で考えるべきです。
  • 特に夫婦共働きのご家庭は昼間に洗濯をする時間が思うように取れません。積極的に室内物干し場に投資することで、洗濯の労力を大きく削減できます。
  • 浴室の衣類乾燥機も良いですが、電気代が大きなデメリット。毎晩電気代をかけるくらいなら最初からサンルームを設置したほうがコスパが良いです。

我が家はその後、外物干し場をサンルームにリフォームしました。
サンルームリフォームの詳細はリフォーム見積り比較サイト「ハピすむ」でサンルーム化した実体験レビュー!【運営事務局とのやりとり~工事までを徹底解説】で解説しています。

サンルーム+衣類乾燥除湿器の組みあわせは最強!

物干し場の後悔ポイント2:室内物干し部屋が狭すぎた

浴室に詰め込まれた洗濯物
室内物干しのスペースを作ったけど、狭すぎて使えなかった・・・

室内干し専用の部屋を設けなかった場合に多い後悔です。

わが家のように脱衣所兼室内物干しとしていたり、洗面所の一部を室内干しとして活用しようとした場合に、結局狭すぎて洗濯物を干しきれないパターン。

狭いスペースに無理やり詰め込んで干すと、洗濯物は乾きません!
洗濯物同士の距離が近いと、風通しが悪く、湿気が抜けにくいからです!
また、洗面所などに洗濯物が下がっているは、はっきり言って邪魔です!

室内にかけれらた洗濯物
十分な広さがないと、上の写真のようにリビングなどに洗濯物をつるすハメになります・・・。

わが家の場合:3.5畳脱衣所では狭すぎた

わが家の後悔・失敗ポイントでも触れたとおり、脱衣所に物干しは狭すぎました。

脱衣所は約3.5畳のスペースがありますが、洗濯機置き場、引き出し収納、スロップシンクを含めてなので、室内物干し部屋としては狭すぎました。

浴室乾燥機(TOTO三乾王)を使うにしても、4人家族の我が家の洗濯物をすべて浴室には干しきれません。
タオルなどシワになってもいいものは、洗濯機の乾燥を併用しています。

3畳以上の室内干し専用部屋が欲しかったところです。

あとから外物干し場をガラス張りのサンルーム化して洗濯ストレス解消!

外物干し場 外物干し場をテラス囲いのサンルームにリフォーム

外物干し場をガラス張りのサンルームにリフォームしました。
天候に関係なくいつでも洗濯物が干せる最高の環境が手に入りました。
広さも十分なので、ふとんなどの大物も干せます!
サンルームリフォームの詳細はリフォーム見積り比較サイト「ハピすむ」でサンルーム化した実体験レビュー!【運営事務局とのやりとり~工事までを徹底解説】で解説しています。

  • 洗濯物を干すには意外に広いスペースが必要です。あまりにギュウギュウ詰めにしてしまうと洗濯物同士の距離が近すぎて、風が通らず湿気が抜けにくいです!
  • 室内物干しを設けるなら3畳以上の専用スペースが取れればベストです!
  • 脱衣所や洗面所と物干しを兼用することはおすすめしません。思ったよりも邪魔で、結局イライラが発生するだけです。邪魔にならない範囲で兼用するなら干せる洗濯物はピンチハンガー1個程度が限界だと考えましょう。

わが家の脱衣所については【平屋の実例】3畳洗面脱衣所のレイアウト【スロップシンクは必須!】で解説しています。

 

物干し場の後悔ポイント3:2階の物干し場が遠い

2階ベランダの物干し
1階の脱衣所で洗濯したあと、2階のベランダの物干し場に重い洗濯物を持って上がるのが辛すぎる・・・

2階建て、3階建ての家で一番多いかも知れない後悔・失敗ポイント。

それが、洗濯機のある階と、物干し場が異なる階にある!という構造です。

湿って重い洗濯物を持って階段を上る。しかもほぼ毎日です。

かなりの重労働で腰の痛みを訴えるかたも多いです。

 

私の知り合いで、1階はLDKと和室、2階に浴室、洗濯機置き場、物干し場を設けている家があります。
洗ってすぐ干せるのでとても便利だと喜んでいました!
2階建ての場合、2階に洗濯機を持ってきてしまうのは良いアイディアだと思いました!

わが家の場合:脱衣所と外物干しは近接していますので、最短距離で干せます。

洗濯機から外物干し場への動線

わが家の洗濯機から外物干し場までの動線はご覧のとおり。

平屋かつ南側にお風呂と脱衣所を持ってきた関係で、本当に最短の洗濯動線を実現できました。

実際の洗濯の流れは以下のとおり。

  1. 洗濯機で洗濯する。
  2. 脱衣所のホシ姫サマにかかったピンチハンガーに洗濯物を干す。
  3. 外物干し or 浴室(衣類乾燥機)へ
浴室と脱衣所を南側に持ってきたことで最短の洗濯動線を実現できました!

平屋なら、脱衣所と物干し場の配置を工夫すれば、フラットで最小限の移動距離の洗濯干し動線がつくれます!

  • 毎日重い洗濯物を持って2階や3階のベランダに上がるのは、本当に大変です。
  • 洗濯機から物干し場への距離はできるだけ短くすることが生活のストレスを軽減するうえでとても重要です。
  • 2階建て、3階建ての人は、できる限り同じ階に洗濯機と物干し場を設けるのがおすすめです。

物干し場の後悔ポイント4:ホスクリーンをリビングにつけたら生活感丸出し!

ホスクリーン
リビングは日当たりがいいので部屋干し用にホスクリーンをつけたけど、洗濯物を干していない時も生活感が丸出しでダサいリビングになってしまった・・・

リビングは家の中で最も日当たりが良い場所に配置されることが多いです。

リビングは室内干しをするには絶好の環境とも言えます。

「雨の日は日当たりのいいリビングに洗濯物を干せれば便利かな・・・」といった考えで室内物干し竿をつける人が多いです。

しかし、ノーマルのホスクリーンをリビングにつけてしまうと、例え洗濯物を干していない時でもかなり生活感が出てしまうので、おしゃれ度が一気に下がります!
ホスクリーンは取り外すこともできますが、実際には竿を抜いて移動したりするのが超面倒なので、取り外すことはないと思ったほうがいいです!

 

もしリビングに物干し竿を設けるなら、使う時だけだすワイヤータイプや、使わない時は天井にしまえる昇降タイプがおすすめ!

例えばワイヤータイプなら、人気は森田アルミ工業のpid 4Mです。
わが家も取り付ける壁が確保できたなら、子ども部屋にはpid 4Mを付けたかったです。

 

予算に余裕がある人は電動タイプのホシ姫サマが最高です。
ボタンひとつで上げ下げできて、使わない時は天井に格納されて目立ちません!

 

手動操作がOKなら、ホスクリーンの昇降タイプがかっこいいですね。

わが家の場合:ホスクリーンは廊下と子ども部屋につけました

わが家は子ども部屋の前の廊下と、南側の子ども部屋にそれぞれノーマルのホスクリーンをつけました。

がっつり室内干しで使うことはないですが、子ども部屋のふとんを昼間かけておいたり、毛布などを洗って普段より洗濯物が多い時に、一時保管場所として重宝します。

廊下と子ども部屋につけたことで以下のメリットを感じています。

  • もともとデッドスペースだった場所を有効活用できている
  • 廊下も子ども部屋もお客様がくる場所ではないため目立たない
わが家のホスクリーンは予備的な使い方にとどまっています。
やはり室内物干し専用部屋が欲しかったのが正直なところです!

 

サンルームを作る前は、床下エアコン暖房を使う時期などはハンガーラックを使ってリビングに洗濯物を干すことがありました。

ただ、生活感まるだしでとても人が呼べるようなリビングではなくなりました。
テレビとかも見ずらいですしね・・・。

  • 物干し竿をリビングなどのパブリックゾーンにつけてしまうと、生活感が丸出しになりがっかり感が増します。特にお客様が来た時に恥ずかしく感じる人は多いです。
  • ワイヤータイプや昇降タイプなら洗濯物を掛けない時は天井にしまっておけるので生活感がでません!

わが家の子ども部屋については【平屋の実例】最初から間仕切りした子ども部屋【4.5畳×2部屋】で解説しています。

物干し場の後悔ポイント5:ベランダを作らなかったら、ふとんを干す場所がなかった

ベランダに布団を干す
ベランダなしの家を建てたけど、ふとんを干す場所がなくて困った・・・

最近、ベランダがある家ってめっきり減ったと思いませんか?

2階建てだとしても、おしゃれな陸屋根の家で、ベランダを設けていない家も多い。

私は1階で洗濯をして、重い洗濯物を持って2階のベランダに干す、ということには否定的です。

しかし、ベランダ、バルコニーには「ふとんを干しやすい」という、決定的なメリットがあります。

名著「片づけの解剖図鑑」では物干し場について以下のように書かれています。

物干し場に必要な長さ

同時干しなら4.5m以上
4人家族の洗濯物とふとんを同時に干したい場合、物干し場には最低でも4.5m以上の長さが必要になります。4.5mあれば・・・

ピンチハンガー4つを余裕で掛けられる

ふとん4枚をきっちり干せる

引用:片づけの解剖図鑑 P.75

ベランダ、バルコニーに4.5mの長さがあれば、ふとん4枚をいっぺんに干せます!天日干しが好きな人には魅力的ですね!

晴れた日にふとんを干すのが好きな人が、ベランダ、バルコニーなしの家を建てた場合は、ふとんを干す方法を考えておかないと後悔することになります。

庭が広くて日当たりが良い場合は、「ステンレスふとん干し」を使えばふとんを干しやすいです。

片づけの解剖図鑑については【レビュー】「片づけの解剖図鑑」は心地よい住まいを作りだす仕組みを学びたいかた必見!で解説しています。

わが家の場合:30角のスチールパイプでふとん干し専用バーを作ってもらいました

平屋の我が家はベランダがありません。

でも妻はふとんの天日干しが大好き! アパート暮らしのころも、狭いベランダに苦労してふとんを干していました。

そんな妻の希望を建築士さんが取り入れてくれて、作ってくれたのがふとん干し専用バーです。

ふとん干し用のスチールパイプ 布団干しのスチールバー

幅は約4.3mほど。片づけの解剖図鑑で書いてあった4.5mには及びマセンガ、ギリギリふとん4枚を並べて干せます。

平屋のかたはふとん干し専用バーがあると便利ですよ!

ただし、花粉や砂といったものがふとんに付くリスクを考えると、ふとん専用バーが使える季節は限定的です。
「ガラス張りのサンルーム内にふとんを干したかった」という思いはやはり根強くあります。→ その後、サンルームへリフォームしたので、花粉や砂の影響が皆無な最強の布団干しバーとなりました。

  • ベランダやバルコニーがないとふとんを干す場所の確保が難しいです。
  • ふとんの天日干しが好きな人は、ベランダを作らないと後悔する可能性があります。
  • 庭が広く日当たりが良い場合は、ステンレスふとん干しを活用するのもアリ。
  • 平屋の場合は、わが家のようにふとん干し専用バーがあると便利ですよ!
  • 天日干しが大好きで、晴れた日は毎回ふとんを干したい!という人は、ガラス張りのサンルームに干せる環境を作りましょう!

以上、物干し場のよくある後悔・失敗ポイントをご紹介しました。

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。