実際に家を建てた人が物干し場で後悔したポイントを知りたい。
今日の記事はこういった疑問に答えます。
私は2018年12月に平屋を新築しました。
1年以上住んでみると、やはり後悔・失敗ポイントというのは出てくるものです。
今日の記事では私達が建てた平屋の、物干し場の後悔・失敗ポイントを1つご紹介します。
さらにネットや雑誌でよくみる物干し場の後悔・失敗ポイントについても5つ取り上げたいと思います。
- 私が建てた平屋の物干し場の後悔・失敗ポイント
- ネットや雑誌でよくみる物干し場の後悔・失敗ポイント5選
これから家を建てるかたで、後悔のない物干し場を実現したい人はぜひ参考にしてみてください!
これから家を建てるなら、フラットで移動や掃除がラク、子どもが巣立ったあとも2階が無駄にならない平屋がおすすめです。
平屋のデメリット、2階建てとの価格の違いや、失敗しない間取りの作り方などを平屋を建てる7つのメリット【2つのデメリット・間取りの具体例と作り方も解説】にまとめました。
私が建てた平屋の物干し場の後悔・失敗ポイント
最初に私が建てた平屋の物干し場の後悔・失敗ポイントをご紹介します。
- 室内物干し専用部屋を作るべきだった
我が家の物干し場の後悔ポイント:室内物干し専用部屋を作るべきだった
わが家は脱衣所を室内物干しとして活用する予定でした。
実際には、脱衣所を室内物干しとして活用するために以下の設備をつけました。
- 手動のホシ姫サマを3本
- 6畳用のエアコン
しかし実際に住み始めてみると、以下の理由で室内物干しとしては全く機能しませんでした。
住み始めて2日くらいで、「脱衣所を室内物干しにするプラン」は失敗であったことが判明。
今では夜に洗濯したあとは、浴室の衣類乾燥(TOTO三乾王)を8時間まわして洗濯物を乾かしています。
浴室の衣類乾燥を8時間まわせばピンチハンガー4つくらいの洗濯物は乾きますが、電気代が月に3,000~4,000円かかるのが痛いです。
こんなことから最初から外物干し場を、リクシルやYKKAPの既製品のサンルームにしておけばよかったと後悔しています。
サンルーム+衣類除湿乾燥機の設置が電気代から考えても最強という結論です!
わが家は強風が吹く地域なので、砂が飛んできて外干しできないことに、住み始めてから気付いたのです。特に冬は強烈です。また、花粉の季節も外に干すことができません。
- 脱衣所や洗面所の天井にホシ姫サマやホスクリーンをつけて室内物干し場として活用するプランには全力で反対します。洗濯物がかかっているとはっきり言って邪魔です。
- 室内干しをするならば、洗濯物干し専用の部屋を用意すべきです。
専用の物干し部屋があれば天候や花粉の影響を受けることなく、365日安定して洗濯ができます。家事の中でも多くの時間を取られる洗濯の効率を最大化できます! - 家を建てる予定の地域は強風が吹く場所ではないですか?強風に乗って砂が飛んでこないか事前にチェックしましょう!
脱衣所については【平屋の実例】3畳洗面脱衣所のレイアウト【スロップシンクは必須!】で解説しています。
室内物干しについては【平屋の実例】ランドリールームは乾かない【サンルーム失敗談】で解説しています。
我が家はその後、外物干し場をサンルームにリフォームしました。
天候に関係なく、いつでも洗濯物が干せて快適!
サンルームリフォームの詳細はリフォーム見積り比較サイト「ハピすむ」でサンルーム化した実体験レビュー!【運営事務局とのやりとり~工事までを徹底解説】で解説しています。
ネットや雑誌でよくみる物干し場の失敗・後悔5選まとめ
続いて、家づくりの雑誌やネットでよくみる物干し場の後悔・失敗ポイントを5つご紹介します。
物干し場の後悔ポイント1:サンルームにすればよかった
わが家の後悔・失敗ポイントと同じ意見のかたを多数みかけます。
冷静に考えると外干しのデメリットは多い。
少し考えただけでもこのくらいあります。
室内物干しを設ければこれらのデメリットはすべて解消できます。
わが家の場合:広い外物干し場です
最初に書いたとおり脱衣所の室内物干し部屋構想は失敗に終わりました。
間取り図で見ると、外物干しはわりと大き目です。
ここをサンルームにしておくべきでした・・・。
- 外干しはデメリット多し!
室内干し部屋は現代の戸建てでは必須と言っても過言ではないです。 - 花粉症に悩んでいるかたは室内干しを最優先で考えるべきです。
- 特に夫婦共働きのご家庭は昼間に洗濯をする時間が思うように取れません。積極的に室内物干し場に投資することで、洗濯の労力を大きく削減できます。
- 浴室の衣類乾燥機も良いですが、電気代が大きなデメリット。毎晩電気代をかけるくらいなら最初からサンルームを設置したほうがコスパが良いです。
我が家はその後、外物干し場をサンルームにリフォームしました。
サンルームリフォームの詳細はリフォーム見積り比較サイト「ハピすむ」でサンルーム化した実体験レビュー!【運営事務局とのやりとり~工事までを徹底解説】で解説しています。
物干し場の後悔ポイント2:室内物干し部屋が狭すぎた
室内干し専用の部屋を設けなかった場合に多い後悔です。
わが家のように脱衣所兼室内物干しとしていたり、洗面所の一部を室内干しとして活用しようとした場合に、結局狭すぎて洗濯物を干しきれないパターン。
狭いスペースに無理やり詰め込んで干すと、洗濯物は乾きません!
洗濯物同士の距離が近いと、風通しが悪く、湿気が抜けにくいからです!
また、洗面所などに洗濯物が下がっているは、はっきり言って邪魔です!
わが家の場合:3.5畳脱衣所では狭すぎた
わが家の後悔・失敗ポイントでも触れたとおり、脱衣所に物干しは狭すぎました。
脱衣所は約3.5畳のスペースがありますが、洗濯機置き場、引き出し収納、スロップシンクを含めてなので、室内物干し部屋としては狭すぎました。
浴室乾燥機(TOTO三乾王)を使うにしても、4人家族の我が家の洗濯物をすべて浴室には干しきれません。
タオルなどシワになってもいいものは、洗濯機の乾燥を併用しています。
あとから外物干し場をガラス張りのサンルーム化して洗濯ストレス解消!
外物干し場をガラス張りのサンルームにリフォームしました。
天候に関係なくいつでも洗濯物が干せる最高の環境が手に入りました。
広さも十分なので、ふとんなどの大物も干せます!
サンルームリフォームの詳細はリフォーム見積り比較サイト「ハピすむ」でサンルーム化した実体験レビュー!【運営事務局とのやりとり~工事までを徹底解説】で解説しています。
- 洗濯物を干すには意外に広いスペースが必要です。あまりにギュウギュウ詰めにしてしまうと洗濯物同士の距離が近すぎて、風が通らず湿気が抜けにくいです!
- 室内物干しを設けるなら3畳以上の専用スペースが取れればベストです!
- 脱衣所や洗面所と物干しを兼用することはおすすめしません。思ったよりも邪魔で、結局イライラが発生するだけです。邪魔にならない範囲で兼用するなら干せる洗濯物はピンチハンガー1個程度が限界だと考えましょう。
わが家の脱衣所については【平屋の実例】3畳洗面脱衣所のレイアウト【スロップシンクは必須!】で解説しています。
物干し場の後悔ポイント3:2階の物干し場が遠い
2階建て、3階建ての家で一番多いかも知れない後悔・失敗ポイント。
それが、洗濯機のある階と、物干し場が異なる階にある!という構造です。
湿って重い洗濯物を持って階段を上る。しかもほぼ毎日です。
かなりの重労働で腰の痛みを訴えるかたも多いです。
わが家の場合:脱衣所と外物干しは近接していますので、最短距離で干せます。
わが家の洗濯機から外物干し場までの動線はご覧のとおり。
平屋かつ南側にお風呂と脱衣所を持ってきた関係で、本当に最短の洗濯動線を実現できました。
実際の洗濯の流れは以下のとおり。
平屋なら、脱衣所と物干し場の配置を工夫すれば、フラットで最小限の移動距離の洗濯干し動線がつくれます!
- 毎日重い洗濯物を持って2階や3階のベランダに上がるのは、本当に大変です。
- 洗濯機から物干し場への距離はできるだけ短くすることが生活のストレスを軽減するうえでとても重要です。
- 2階建て、3階建ての人は、できる限り同じ階に洗濯機と物干し場を設けるのがおすすめです。
物干し場の後悔ポイント4:ホスクリーンをリビングにつけたら生活感丸出し!
リビングは家の中で最も日当たりが良い場所に配置されることが多いです。
リビングは室内干しをするには絶好の環境とも言えます。
「雨の日は日当たりのいいリビングに洗濯物を干せれば便利かな・・・」といった考えで室内物干し竿をつける人が多いです。
例えばワイヤータイプなら、人気は森田アルミ工業のpid 4Mです。
わが家も取り付ける壁が確保できたなら、子ども部屋にはpid 4Mを付けたかったです。
予算に余裕がある人は電動タイプのホシ姫サマが最高です。
ボタンひとつで上げ下げできて、使わない時は天井に格納されて目立ちません!
手動操作がOKなら、ホスクリーンの昇降タイプがかっこいいですね。
わが家の場合:ホスクリーンは廊下と子ども部屋につけました
わが家は子ども部屋の前の廊下と、南側の子ども部屋にそれぞれノーマルのホスクリーンをつけました。
がっつり室内干しで使うことはないですが、子ども部屋のふとんを昼間かけておいたり、毛布などを洗って普段より洗濯物が多い時に、一時保管場所として重宝します。
廊下と子ども部屋につけたことで以下のメリットを感じています。
やはり室内物干し専用部屋が欲しかったのが正直なところです!
サンルームを作る前は、床下エアコン暖房を使う時期などはハンガーラックを使ってリビングに洗濯物を干すことがありました。
ただ、生活感まるだしでとても人が呼べるようなリビングではなくなりました。
テレビとかも見ずらいですしね・・・。
- 物干し竿をリビングなどのパブリックゾーンにつけてしまうと、生活感が丸出しになりがっかり感が増します。特にお客様が来た時に恥ずかしく感じる人は多いです。
- ワイヤータイプや昇降タイプなら洗濯物を掛けない時は天井にしまっておけるので生活感がでません!
わが家の子ども部屋については【平屋の実例】最初から間仕切りした子ども部屋【4.5畳×2部屋】で解説しています。
物干し場の後悔ポイント5:ベランダを作らなかったら、ふとんを干す場所がなかった
最近、ベランダがある家ってめっきり減ったと思いませんか?
2階建てだとしても、おしゃれな陸屋根の家で、ベランダを設けていない家も多い。
私は1階で洗濯をして、重い洗濯物を持って2階のベランダに干す、ということには否定的です。
しかし、ベランダ、バルコニーには「ふとんを干しやすい」という、決定的なメリットがあります。
名著「片づけの解剖図鑑」では物干し場について以下のように書かれています。
物干し場に必要な長さ
同時干しなら4.5m以上
4人家族の洗濯物とふとんを同時に干したい場合、物干し場には最低でも4.5m以上の長さが必要になります。4.5mあれば・・・ピンチハンガー4つを余裕で掛けられる
ふとん4枚をきっちり干せる
引用:片づけの解剖図鑑 P.75
晴れた日にふとんを干すのが好きな人が、ベランダ、バルコニーなしの家を建てた場合は、ふとんを干す方法を考えておかないと後悔することになります。
庭が広くて日当たりが良い場合は、「ステンレスふとん干し」を使えばふとんを干しやすいです。
片づけの解剖図鑑については【レビュー】「片づけの解剖図鑑」は心地よい住まいを作りだす仕組みを学びたいかた必見!で解説しています。
わが家の場合:30角のスチールパイプでふとん干し専用バーを作ってもらいました
平屋の我が家はベランダがありません。
でも妻はふとんの天日干しが大好き! アパート暮らしのころも、狭いベランダに苦労してふとんを干していました。
そんな妻の希望を建築士さんが取り入れてくれて、作ってくれたのがふとん干し専用バーです。
幅は約4.3mほど。片づけの解剖図鑑で書いてあった4.5mには及びマセンガ、ギリギリふとん4枚を並べて干せます。
ただし、花粉や砂といったものがふとんに付くリスクを考えると、ふとん専用バーが使える季節は限定的です。
「ガラス張りのサンルーム内にふとんを干したかった」という思いはやはり根強くあります。→ その後、サンルームへリフォームしたので、花粉や砂の影響が皆無な最強の布団干しバーとなりました。
- ベランダやバルコニーがないとふとんを干す場所の確保が難しいです。
- ふとんの天日干しが好きな人は、ベランダを作らないと後悔する可能性があります。
- 庭が広く日当たりが良い場合は、ステンレスふとん干しを活用するのもアリ。
- 平屋の場合は、わが家のようにふとん干し専用バーがあると便利ですよ!
- 天日干しが大好きで、晴れた日は毎回ふとんを干したい!という人は、ガラス張りのサンルームに干せる環境を作りましょう!
以上、物干し場のよくある後悔・失敗ポイントをご紹介しました。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。
これから家を建てるなら、フラットで移動や掃除がラク、子供が巣立ったあとも2階が無駄にならない平屋がおすすめです。
平屋のデメリット、2階建てとの価格の違いや、失敗しない間取りの作り方などを平屋を建てる7つのメリット【2つのデメリット・間取りの作り方も解説】にまとめました。