- 平屋の間取りの失敗例を知りたい
- 家を建てた人が後悔しているポイントを知りたい
今日の記事はこういった疑問に答えます。
結論から言うと、暮らしていて致命的な失敗を感じる部分はありません。
でも、もう一度やり直せるなら、修正したい点が5箇所あります。
- 私達の平屋の間取り失敗ランキング【1~5位】
私は2018年12月に平屋を新築しました。
建築が好きだったこともあり、たくさん情報収集して勉強しつつ、設計事務所に依頼して家を建てました。
かなり完璧な家ができたと思っていましたが、実際に暮らしてみるとやり直したい箇所がやっぱり出てきてしまいました。
今日の記事は我が家の間取り失敗例をランキングでお届けします。
これから家を建てるかたで、失敗するリスクを減らしたいかたは必見です。
こんな疑問をお持ちのかた、多いですよね。
「とりあえず住宅展示場に行ってみよう」もアリですが、展示場の家は豪華すぎてリアルサイズの住宅イメージがつかめないばかりか、平屋のある展示場はほとんどありません。
わざわざ展示場に行かなくても、資料請求サイトを使えば、一度に複数社に資料請求が可能。自宅にいながら様々な住宅メーカーの魅力を比較検討できます。
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新築平屋の失敗した間取りランキング1~5位
以下の間取りに失敗しました。
新築平屋の失敗例のひとつとして参考にしてみてください。
【第1位】室内物干し
【第2位】脱衣所
【第3位】納戸(ウォークインクローゼット)
【第4位】玄関収納の換気
【第5位】トイレの配置
新築平屋の失敗した間取り【第1位】室内物干し
第1位はダントツで室内物干しの失敗です。
特に冬は洗濯物が乾きにくく、脱衣場のホシ姫サマだけではまったくスペースが足りませんでした。
私達の平屋のある地域は、冬場は凄まじい強風が吹き、一緒に田んぼの砂が飛んでくるので、たとえ晴れていても外に洗濯物を干すことができません。
おかげで冬場は、晴れている日であっても、リビングをキャスター付きのパイプハンガーが占拠することになります。。。
リビングは窓も大きく、床下エアコンも使っているため確かによく乾くのですが・・・。
リビングに洗濯物を干すことのデメリットは以下の2点。
- 洗濯機のある脱衣場からリビングまでが遠いため洗濯物を運ぶのに時間がかかる
- リビングの南側の窓際3分の1を占拠してしまい非常に邪魔
脱衣所は南側にあるので、外物干し場とは直結しています。
外物干し場に干すのであれば最短の動線で効率が非常にいい。
しかしリビングに干すとなると、動線が長くなって効率がガタ落ちです。
あと、パブリックスペースであるリビングの窓際に洗濯物が並ぶのは嫌なものです。
単純に邪魔ですし、お客さんを呼ぶこともできません。
結論としては、外物干し場を全面ガラスのサンルームにすべきでした。
そうすれば冬場の砂に悩まされることもなく、突然の雨の心配をすることもなく、思いっきり洗濯物を干すことができました。
脱衣場をもう少し広くすればよかった気もしていましたが、以下の2点のデメリットがあるため脱衣場を室内物干しと兼用するというコンセプト自体が根本的に失敗でした。
- 屋内だとたとえ窓があっても冬場は日差しが足りず、洗濯物がよく乾かない
- 脱衣場など人が出入りする動線上の天井から洗濯物がかかっているのは邪魔
お金をためて、外物干し場にサンルームを作れるように頑張ります。
物干し部屋の失敗の詳細は【平屋の実例】ランドリールームは乾かない【サンルーム失敗談】をご参照ください。
新築平屋の失敗した間取り【第2位】脱衣所
脱衣所の広さも失敗しました。
予算の都合で4.5畳→3.5畳に減築したので仕方がなかったというのもありましたが、脱衣場というのは想定以上に人の出入りが多い場所です。
家族4人で暮らす場合には意外に広さが重要です。
3.5畳で半分程度を引き出し収納が占拠する我が家の脱衣場は、実際に人が立てる面積は2畳ほどしかありません。少々狭く不便に感じるケースが多いのは事実です。
第1位であげた室内物干しにも関係しますが、サンルームを追加することで脱衣所の狭さを軽減できる可能性があることがせめてもの救いです。
脱衣所については【平屋の実例】3畳洗面脱衣所のレイアウト【スロップシンクは必須!】で解説しています。
新築平屋の失敗した間取り【第3位】納戸(ウォークインクローゼット)
夫婦の納戸は寝室とつながっていますが、これは独立させたほうが良かったです。
収納としての大きさは問題なかったのですが、物をしまう、あるいは取りに行く時に、寝室を通る必要があるのはなにかと不便。
収納と言うのは大きさも大事ですが、設置場所も重要であることを痛感しました。
納戸(ウォークインクローゼット)については【平屋の実例】納戸【ファミリークローゼットはいらなかった理由】で解説しています。
新築平屋の失敗した間取り【第4位】玄関収納の換気
これは間取りというよりも、むしろ「設備」というべきなのかもしれません・・・。
玄関収納の構造自体は問題なしです。
強いてあげればすべり出し窓ではなく高所用窓にすべきだったことくらい。
それよりも問題になったのが「靴の臭い」です。
玄関収納には換気扇を設けなかったので、とにかく靴の臭いが充満して臭い!
特に夏になると汗をかきやすくなるため、臭いがより一層きついのです。
すべり出し窓を開けたくらいでは臭いは全く抜けません。
ここは24時間換気を付けるべきでした。
あまりに臭うので、可能であれば後付けで換気扇を付けたいくらい。
換気扇が無理であれば電動の脱臭機を考えます。
シューズクローク、玄関収納には絶対に換気扇をつけて24時間まわすことをおすすめします。
玄関収納については【平屋の実例】コート掛けと手が届く下駄箱【玄関収納レビュー】で解説しています。
新築平屋の失敗した間取り【第5位】トイレの配置
トイレが寝室の隣というのも、音の面で失敗しました。
グラスウールを入れてもらって軽減はしていますが、それでも静かに寝ている時はトイレを流す音は若干聞こえてしまいます。
うるさくて眠れないとかはありませんが、より静かに寝たい場合はトイレと寝室は離したほうが無難ですね。
グラスウールについては【平屋の実例】トイレの音をグラスウールで防音した結果【46デシベル減】で解説しています。
【まとめ】結局は実用的でない部分に不満が集中します
今日の記事をまとめます。
- 室内物干しは絶対に欲しいと考えていたのに、うまく作ることができませんでした。
自分の認識の甘さが悔やまれます。もっと妻の意見も聞いて独立したサンルームを作るべきでした。いつかリフォームしてサンルームを追加します。 - 脱衣所の広さの認識も甘かったです。こんなに人の出入りが多い場所だとは思っていませんでした。洗濯機があるため作業スペースとしても活用することが多く、広いスペースが必要でした。サンルームを作ることで狭さを軽減できる可能性がありますので、今はそこに期待しています。
- 納戸は寝室とつなげるべきではありませんでした。
動線として少々不便な場合があります。
ファミリークローゼットはいらない派ですが、独立性は保ったほうが良かったと感じています。 - 玄関収納の換気は完全に盲点でした。すべり出し窓をつけたので換気は大丈夫だろうと思いこんでしまったのがそもそも間違いでした。靴の臭いは想像以上にこもりますので、24時間換気は必須です。
- トイレと寝室が隣だと、寝ている時にトイレの流れる音が気になります。
グラスウールで軽減はしていますが、寝室とトイレはできるだけ離すべきでした。
失敗したと感じる部分をこうして振り返ってみると、結局のところ「実用的でない部分」に不満が集中していることがわかります。
もともとのコンセプトが「時短を叶える家づくり」です。
成功したと思える部分はアパート暮らしに比べて圧倒的に時間を節約できているわけで、本記事で取り上げた「時間がかかってしまう」部分がより目立ってしまう結果となりました。
ただし、5つで済んだと考えれば、初めての家づくりとしては上出来だったのではないでしょうか。
さらに、1位と2位については、サンルームを追加すれば失敗を帳消しにできる可能性があることも、やり直しがきかない家づくりにおける救いになっています。
さらに、自分自身でも徹底して家づくりの情報を収集したことが、要望を的確に伝えるうえで役に立ったと感じています。
逆に今回取り上げたことに代表される、残り10%の不満足な部分が出てきてしまったのは、私自身の情報収集が足りず、無知だったことが原因です。
もっと家づくりの情報を収集していれば、要望として盛り込めたのになと後悔しています。知らないというのは怖いことですね。
こんな疑問をお持ちのかた、多いですよね。
「とりあえず住宅展示場に行ってみよう」もアリですが、展示場の家は豪華すぎてリアルサイズの住宅イメージがつかめないばかりか、平屋のある展示場はほとんどありません。
わざわざ展示場に行かなくても、資料請求サイトを使えば、一度に複数社に資料請求が可能。自宅にいながら様々な住宅メーカーの魅力を比較検討できます。
詳細は平屋のカタログを一番簡単に集める方法をご覧ください。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。
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