収納

ファミリークローゼットはいる?いらない?【失敗しない平屋の収納間取りを考える】

 

  • 家を建てますが、ファミリークローゼットがあったら便利ですか?
  • 納戸の最適な配置場所はどこ?
  • 平屋のロフト収納や屋根裏収納の必要性は?
  • 平屋に最適な収納のヒントを教えてほしい

 

今日の記事はこういった疑問に答えます。

 

ファミリークローゼットはいる?いらない?【失敗しない平屋の収納間取りを考える】

結論から言うと、私は子供の衣類まで収納するファミリークローゼットには否定的です。

ただし、夫婦の納戸は独立したスペースをあてがうべきと考えます。

 

本記事の内容
  • ファミリークローゼットがいらないと考える理由
  • 夫婦の納戸は独立させたほうがいい理由
  • 平屋のロフト収納、屋根裏収納の必要性
  • 平屋の理想的な収納計画

 

私は2018年に平屋を新築しました。

当初の計画では納戸は独立していたのですが、減額の都合上、主寝室内に納戸を設けることになりました。

また、子供用のクローゼットは最初から子供部屋に備え付けました。いわゆるファミリークローゼットは作りませんでした。

 

実際に住んでみると、子供部屋のクローゼットは成功しましたが、夫婦の納戸は独立させたほうが良かった、と後悔しています。

今日の記事は我が家の収納を参考に、平屋の理想的な収納空間について考えてみます。

これから家を建てるかたは必見です。

 



ファミリークローゼットがいらないと考える理由

使いやすい収納のポイントは「適材適所」であると考えるからです。

 

大きな収納部屋ではなく、適材適所がよいと考える理由

我が家の収納は大きくわけて以下の箇所にあります。

  • 夫婦の納戸
  • 子供部屋のクローゼット
  • 和室の押入れ
  • 脱衣室の引き出し収納
  • 玄関収納
  • 土間収納(兼パントリー)
  • キッチン背面の収納

わりと細かく分かれていますが、全ては「適材適所」の思想があるからです。

収納は適した場所にあってこそ使い勝手が良い。
ただ大きな倉庫のような部屋を用意してそこに物を集めることは生活動線上、使いにくいと考えます。

ですので我が家はファミリークローゼットは設けませんでした。

 

上記の収納スペースのうち、主に衣服をしまう収納は以下の3か所です。

  • 夫婦の納戸
  • 子供部屋のクローゼット
  • 脱衣所の引き出し収納の

特に2か所の子供部屋にそれぞれクローゼットを設けた点がポイントです。

 

子供部屋にクローゼットを設けたわけ

子供部屋の間取りです。

真ん中は仕切られていて、それぞれの部屋の右上がクローゼットです。

ファミリークローゼットではなく子供部屋に収納を設けたのは以下の理由からです。

  • 衣服以外の物も収納するため
  • 自分の物は自分できちんと管理してほしかったため

ご覧のとおり子供部屋は4畳半のスペースに収納まで入れているので、本当に最小限の広さになります。
そのため、子供部屋には机とベッドを置くと空きスペース、空いている壁はありません。
あとから棚などの家具を追加することはできないため、必然的にクローゼットは、衣服だけでなく、そのほかの物も収納することになります。

比較的大き目なクローゼットがあることで、狭い部屋でも収納空間を設けることができ、全体的な使い勝手はあまり落とさずに、最小面積の子供部屋を作ることができたと自負しています。

また、子供には自分のものは自分できちんと管理する習慣をつけてほしかったというのもあります。
自分の部屋に専用のクローゼットがあれば、自分だけの空間として、自分で工夫するしかなくなります。
きちんと整理整頓しないと使いづらくなって困るのは自分、ため込みすぎるてスペースがなくなっても困るのは自分というわけです。

身の回りの物を不必要に増やしすぎない、きちんと整理整頓する癖をつけるには、自分の責任において管理する収納を与えるのが一番かなと考えました。

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夫婦の納戸は独立させたほうがいい理由

朝晩など、夫婦や家族の活動時間帯が食い違うと問題が起きます。

我が家の主寝室と納戸の配置

図のような間取りです。

一見するとよくある間取りですが、問題がありました。

子供が起きてしまいそうで納戸に物を取りに行けない

納戸に行くには必ず寝室を通らなければならない間取りになっているのはおわかりいただけると思います。

昼間は特に問題はないのですが、問題は朝晩です。

今ですと、例えば妻と1歳の次男が主寝室で寝ています。

朝起きるのは私が一番早いのですが、いざ着替えを取りに行こうとしても、妻と子供がまだ寝ているので納戸に行くことができません。

物理的には行くことができますが、もし妻と子供を起こしてしまったらどうしようと考えると、引き戸を2か所開けて納戸にたどり着き、物音を建てて探し物をするのは、どうしても気が引けます。

これは小さいお子さんをお持ちのかたであればおわかりいただけると思います。

 

夫婦だけの場合でも生活時間帯が食い違うと納戸に物を取りに行けない

さきほどは小さな子供を例にしましたが、これは夫婦二人の場合でも同じような問題が起きる可能性はあるわけです。

例えば夫、もしくは妻の仕事の時間が、どちらかが極端に早い、あるいは遅いといった場合には、どちらかが寝室で寝ている時に、どちらかが納戸で着替えを探す、なんてシチュエーションはいくらでもありそうです。

夫婦のどちらかが疲れていて眠い時に、納戸でガサゴソするのはスマートではありません。

静かにゆっくり寝かせてあげたい時にはできるだけ寝室の近くで物音はたてたくないものです。

 

夫婦の納戸は独立させたほうがいい

ということで夫婦の納戸が寝室と同じ部屋にあることは、はっきり言っておすすめしません。

「着替えなら、あらかじめ脱衣所などに前日から用意しておけばいいでしょう」という意見もあるでしょう。

でも実際に暮らしてみると、そういえばあれも出しておくの忘れた、と朝になって気づき、納戸に探しにいくはめになる、といったことはよくあるのです。

または洗濯が終わったタイミングで納戸に服を置きにいく場合にも、同様の問題が起きる可能性があります。

自分の好きなタイミングで、人のことを気にして物を取りに行けない(しまいにいけない)、というのは思っているよりもストレスになり、生活のリズムを崩します。

最終的には、納戸そのものの利用価値、使用頻度が下がってしまいます。
適材適所に収納が必要である、と考える理由はここにあります。

せっかく収納スペースを設けても、使い勝手が悪く十分に活用できないのであれば、それは建築費の無駄使いといっていいでしょう。

私が建築前に戻れるのなら、当初の予定通り、夫婦の納戸は寝室からは絶対に独立させるでしょう。減額するとしても、別のところでなんとか予算をひねり出します。

しかも独立させた場所は、洗濯した衣服をしまいやすいように、脱衣所、外物干しから最短の距離に作ります。

後悔先に立たず。

残念ですが我が家の納戸はわずかなストレスをずっと抱え込むことになりました。

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平屋のロフト収納、屋根裏収納の必要性

階段が必要な収納を設けた平屋は本末転倒です。
なんでもつっこめる広大な収納スペースは一見便利ですが、リスクもあります。

 

平屋であれば屋根裏収納はいらない派です

我が家も最初、屋根付き駐車場の上のスペースにはしごで上るロフト収納を設ける予定でした。

でも結局やめました。

それは妻の意見を尊重したからです。

「はしごとか階段とかつけたら子供も危ないし、せっかく平屋にした意味がないよね」

確かにそのとおりと思いました。

階段を上る生活が嫌だから平屋にしたのに、天井裏に空間が余っているからといって安易に収納を設けるのはどうなのって話です。

 

固定階段をつけた中2階のような収納部屋がある平屋のプランも見かけますが、階段は掃除も大変ですし、平屋のメリットが損なわれるのでおすすめしません。

 

人間の特性としてスペースがあると埋めたくなる

安易になんでもつっこめる大きな収納スペースを作らないのは、スペースがあると限界まで物で埋め尽くしたくなるのが人間だからです。

なんでもとりあえずつっこんで置けるスペースがあると、本当に文字通り、いらないものまでなんでもつっこんでしまうようになります。

物のいる、いらないの分別をする能力が衰えるのですね。

結果的に、開かずの間のようになり、特に奥のほうには何年も使わないゴミがたまりだします。

掃除してみたらこんなものもあったのか、と自分でもびっくりするくらいでしょう。

 

空いているスペースがあるとゴミをためてしまうのは、過去の自分でも経験があります。

そして実家なども見ていると、まさにそう。

最初は収納スペースに余裕があり、スッキリ気持ちよく暮らそうと思っていたのに、不思議と収納を埋めつくすまで物が収まっていきます。

 

逆に収納スペースがある程度満タンになると、それ以上不思議と物が増えなくなります。

スペースがないから無意識に物を詰め込むのをやめるのですね。

あるいは収納スペースの不要品を捨てるようになります。

 

結局人間はどこまでいっても環境に支配される動物です。

物が少ないスッキリした生活をこころがけたいのであれば、安易に収納スペースを増やしすぎないことです。

適切な場所に、置く物に合わせた最小限の量の収納だけを設けること。

逆説的に聞こえるかも知れませんが、物が散らからないための真実です。

現代はもうものは十分すぎるほどあります。シェアエコノミー、断捨離、ミニマリストなどのキーワードは、物を所有しない時代であることを物語っています。

 

どうしても収納が増やしたければ外物置のほうが平屋には適しています

室内の収納は適材適所にある程度設けたつもりですし、それでもどうしても追加の収納が必要になったら、外物置をおけば良いと考えます。

我が家は軒も長く出しているので、外物置を置いても雨のダメージをうけにくい構造です。

日射遮蔽、外壁の傷みを抑えるという効果もあるので、平屋を建てるのであれば軒は出しておいたほうが得策です。

外物置であれば平屋の最大のメリットである「平面の暮らし」をキープできます。

収納を増やしたいがために、平屋の最大のメリットを安易に手放すことがないようにしたいものです。

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平屋の理想的な収納計画

ここまでの話をまとめると以下のとおりとなります。

  1. 夫婦のクローゼット、納戸は、個室からは独立させて単独のスペースとする
  2. 夫婦のクローゼット、納戸は、洗濯動線である脱衣所や外物干し場などの近くに設置する
  3. 子供部屋の収納は個室にそれぞれクローゼットをつける
  4. 玄関には下駄箱とコートかけのある玄関収納を設ける
  5. 土間収納を設けて室内には置きたくない物を置く
  6. パントリーは北側の暑くなりにくい場所に配置する
  7. 脱衣所には引き出し収納を設けて下着類などを入れる
  8. ロフト収納、屋根裏収納は設けない
  9. どうしても収納が足りないなら外物置を追加する

このうち①と②は実現できませんでした。③~⑧は実現できました。

①~②はなんとも悔やまれますが仕方がないところです。

 

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【まとめ】収納は適材適所で必要なぶんだけ設けましょう

今日の記事をまとめます。

まとめ
  • 基本的には大きな収納スペースを設けずに、適材適所に収納を配置するのがおすすめ。
    不必要なものを貯め込まずスッキリ暮らしたいなら、安易に収納を作りすぎないようにしましょう。
  • 子供に整理整頓、物のいるいらないを判断する能力を身につけさせたいなら、個室に収納を用意して責任を持たせるのがよいと考えます。
    またあまり快適すぎる空間を与えすぎないほうが子供の成長にもつながると考えます。
  • 夫婦の生活時間帯が食い違うことは多々あります。
    安易に主寝室に納戸を取り入れてしまうと、好きなタイミングで活用できないことがあります。
    納戸は独立させることをおすすめします。書斎コーナーを主寝室に設けるのも同様の理由でおすすめしません。
  • 夫婦の納戸を独立させた場合、その場所は、洗濯動線の近くが理想です。
    例えば洗濯機のある脱衣所、あるいは外物干し場の近くにあると、洗濯した衣服をしまう労力が大幅に減ります。
  • 収納スペースが欲しいからといって、安易に屋根裏収納などを追加するのはおすすめしません。特に平屋の場合はメリットが薄れてしまいます。
    屋根裏収納は上り下りが危険ですし、使い勝手もそれほどよくはないので、よく検討してから作ることをおすすめします。
    平屋で収納が足りないなら外物置のほうが理にかなっています。

夫婦の納戸を寝室から独立させなかったのは、我が家の後悔ポイントです。

室内物干しサンルームを作れなかったことに比べればまだダメージは少ないですが、もう少し考えれば改善する余地はあったので大変悔やまれます。

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いくら大きなスペースがあっても、それが適所になければ使い勝手はガタ落ちです。

適した場所に適した収納を用意するのは、間取り計画の最重要ポイントといっていいでしょう。
我が家のような後悔がないように慎重に検討されることをおすすめします。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの後悔のない家づくりの参考になれば幸いです。

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