家づくりの始め方

家を建てる時のコンセプトの作り方【私達の家づくりノート】

 

  • 家を建てる時は、どうやってコンセプトを決めたらいいですか?
  • 家づくりを始める時に、最低限決めておくべきこととは?

 

今日の記事はこういった疑問に答えます。

 

家を建てる時のコンセプトの作り方【私達の家づくりノート】

結論から言うと、今の生活の問題点を解消、改善することから考えると無駄や失敗がありません。

本記事の内容
  • 家を建てる時の基本コンセプトの決め方実例

 

私は2018年に平屋を建てました。

建築プランをたてる時には、まず基本となる「コンセプト」を考えました。

今日の記事は我が家の例を参考に、失敗しない家づくりのコンセプトのたてかたをご紹介します。

これから家を建てる予定のかたは必見です。

 

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家を建てる時の基本コンセプトの決め方実例

現在の生活の問題点から考えます。

 

アパート暮らしの問題点から基本コンセプトを考えた

私達夫婦の家づくりは、アパートに子供二人と一緒に暮らして噴出した、数々の問題点から基本コンセプトを考えていきました。

こうなったらいいな、という夢から発想するよりも、まずは現実的な問題の解消から考えることが大切です。

 

家づくりに夢を持つな、とは言っていません。

要は順番が大切、ということです。

問題点をしっかり解消して、まずはマイナスをゼロに戻す。

ゼロに戻した後に、家に遊び心というプラスアルファを少し加えてみる、というのがおすすめの順番です。

この順番で考えることのメリットは、家づくりのベースラインがしっかり決まってくることです。

 

 

あえて狭いアパートに暮らしてみるのも有効な方法です

アパート暮らしをしていると、日々の生活から、不便なところ、危ないところなど、意識を向けさえすれば気になることがやまほどでてくるはずです。

特にお子さんがいる場合にはより多くの不満点が出てくることでしょう。

 

ここでひとつわかることは、もし子育てすることを前提に家を建てるのであれば、子供と一緒にあえて不便な生活を少しの間してみるといいということです。

お子さんが幼稚園くらいの年齢の時にアパート暮らしを経験しておくと、アパート暮らしの問題点がより明確になります。

広い実家に親と同居して生活する、とかよりも、あえて狭いアパート暮らしを家族全員で経験しておくことで、顕在化できなかった問題点にも気づくことができるでしょう。

 

日々の生活の問題点というのは、自分達が苦労して経験して、初めてきちんと改善に向けた検討ができるものです。

自分達で経験していないことはどうしてもイメージする力が弱くなります。

一定期間でいいので、あえて不便な環境で暮らしてみる。
逆説的に聞こえるかも知れませんが。理想の家とはあえて真逆の暮らしを経験してみることが、良い家づくりの土台になります。

 

アパート暮らしの問題点を列挙する

私達夫婦は結婚してから、2LDKのアパートに5年暮らしました。

アパートは大手ハウスメーカーが建てた、よくあるアパートで、内階段で上がっていく2階の物件でした。

5年の間に子供が二人生まれ、最終的には4人で暮らしたわけですが、さすがに4人ともなると収納スペースが足りないといった狭さの問題だけでなく、本当にさまざまな問題点が浮き彫りになりました。

問題点をすべてノートに書き出すだけで、立派な家づくりノートが完成します。

 

実際にリストアップしてみた問題点を列挙してみます。

 

立地

妻の実家から10kmほど離れていて遠い。

 

庭、駐車場の問題点

子供が安全に遊べる庭がない。
駐車スペースが 2台しかなく来客に対応できない。
玄関から車までが遠く、荷物の出し入れが大変。特に雨の日は濡れて大変。

 

玄関の問題点

玄関自体が狭い。人が並ぶと窮屈。
ドアが強風で閉じると子供が手を挟みそう。
子供の自転車が雨ざらし。
コート、帽子、スリッパ、ベビーカー、スキー、スノーボード、子供のプールなどの収納場所がない。
靴箱が容量オーバー。
たたき側に靴入れがあるため一旦たたきにおりないと靴が取れない。
窓がなく昼間でも真っ暗。
内階段で二階に上がるが、荷物を持って階段をあがるのが大変。階段で子供が誤って落ちる危険性がある。
階段掃除は手間がかかる。
階段はルンバが使えない。

 

収納、納戸の問題点

扇風機、5 月人形など季節物がしまえるスペースが足りない。
(スーツケース、ふとん、扇風機、加湿器)

 

キッチンの問題点

パントリーがない。フルーツ置き場がない。
電子レンジや炊飯器などの位置が低くて子供が触ってあぶない。
食器類などの棚がオープンで目について煩雑な印象がある。
調味料が取り出しにくい。
料理用の作業スペースが狭い。
スポンジ、タオルを置く専用の場所がない。
シンクなどの高さが低くて疲れる。
ゴミ箱を置くスペースがない。ゴミが臭う。
シンクからゴミ箱が遠く水滴が床に垂れる。
卓上食洗機に鍋などの大きな器具が入らない。
玄関からキッチンが遠く、勝手口もないため、買ってきた食材を車から運ぶのが大変。

 

ダイニングの問題点

大きなダイニングテーブルがない。親や来客も含め腰掛けて話をする場所がない。

 

リビングの問題点

バッグ類の置き場所がない。
本棚が足りない。
文具、写真アルバムの置き場所、iPhone の充電場所がない。
おもちゃが散らかっていて掃除が面倒。
掃き出し窓が南側1つしかないため風の通りが悪い。
テレビの後ろとテレビ台にホコリがたまる。掃除もしにくい。
畳スペースがなくゴロゴロしにくい。
掃除機、ルンバの置き場所がない。
パソコンを椅子に座って操作できる場所がない。
テレビを楽な姿勢で見られるソファがない。
アルミサッシの結露が酷い。
冬は床が冷たくて寒い。

 

浴室の問題点

北側でジメジメしてカビやすい。
浴槽が狭くて足が伸ばせない。
窓が小さく閉塞感がある。
冬はとても寒い。

 

脱衣室の問題点

お風呂上がりにタオルを干す場所がない。
下着類をしまう場所がない。
部屋干しする場所がない。

 

洗面の問題点

窓がなく常時暗くてジメジメしている。
歯ブラシなど収納スペースが鏡の横でオープンなため目について煩雑な印象がある。
タオル、洗濯洗剤やシャンプーを保管しておける収納スペースが足りない。
子供が水を出しっぱなしにして水がもったいない。

 

寝室の問題点

ルンバが通れる高さのベッドがない。
クローゼットが各部屋で別々のため洗った服をしまうのに時間がかかる。
服はできるだけハンガーでかけたいがスペースがないため後付のキャビネットなどを使っている。
窓がひとつで風通しが悪いため暑い。
夏はエアコンが必要で体が冷えて喉が痛い。
窓は大きいが庇がなく雨が怖くて窓を開けたまま寝られない。
ベランダが遠く布団を干すのが大変 。
アルミサッシの結露が酷い。冬寒い。

 

トイレ

窓が小さいため暗い。
寝室の隣などで水を流すと目が覚める。
収納がなく物が床にも置いてあり掃除がしにくい。
窓の結露が酷い。

 

その他設備

プロパンガス代が高い。

 

 

アパート暮らしの問題点をひとつひとつ解消していく

こうして列挙してみると、それだけで家づくりに必要な要素がある程度見えてくると思いませんか?

コンセプトのベースは、この列挙した問題点のひとつひとつを解消していくことで、出来上がっていきます。

現時点で実際に不満を感じている部分を明確にし、それを解消していくのでとにかく無駄がありません。

自分達が持っている不満の解消ですから、満足度は確実に上がりますし、こんなことやる必要がなかったと感じるリスクもゼロです。

 

もちろん家を建てるには予算というものがありますから、すべてを同時に解消するのは難しいケースもあるでしょう。

しかし、問題点を可視化しておけば、予算を優先的に割り振る場所、妥協できる場所を探し出す時にも有力な手掛かりとなります。

 

ここにあげた問題点は、私達夫婦独自のものです。

人によっては問題と感じない部分もあるでしょうし、万人に共通した不満も含まれています。
本当に人それぞれ感じることには違いがあります。

自分達が家という環境に対して何を不満に感じるのか。
そのことを明確にできるのは世界中で自分達だけなのです。

そのことを意識してベースとなるコンセプトを決めてみてください。

 

暗中模索で家づくりを始めるよりも、まずは現状の不満点をノートに書き出してみる。

家づくりの基礎となる考え方です。

 

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【まとめ】漠然とした夢よりも、まずは現状の問題点を解消することを考える

今日の記事をまとめます。

まとめ
  • 家を建てる時の最初のとっかかりとしては、漠然とした「夢」から入るのではなく、現実的な「問題点」から考えると、考えがまとまりやすいです。
  • 問題点をあぶり出すには、あえて不便な環境で暮らしてみるのがおすすめ。
    実際に経験してみないとわからないこともあります。
  • アパート暮らしの問題点を列挙しノートにまとめましょう。可視化してみると、その逆をすれば最低限、不満の出にくい家を建てることができます。予算の優先順位を決めるうえでも可視化しておくのは有益です。
  • 何に不満を感じるかは人それぞれ。
    家という環境に対して何を求めるかは、世界中であなたしか決めることはできません。

こうしてアパート暮らしのころの問題点をもう一度並べてみると、新居で改善できたもの、改善できなかったものがよくわかります。

答え合わせをしているような感覚です。

9割くらいは解消、改善できましたが、予算が足りずに妥協した点が1割くらいあります。

それでも自分達が実際に経験した問題点を可視化して建築プランに反映したことで、おおよそ満足のいく家が建てられたと自負しています。
問題点を自分達が把握していなかったら、もっとぼんやりとした家ができて、引き続き不便な生活を強いられていた可能性は十分にあります。

みなさんも家を建てる時に何から始めればいいのか迷ったら、まずは現状の問題点を列挙することから始めてみてください。
きっと無駄のない、自分達独自の家づくりノートを作ることができるはずです。

家づくりノートがある程度できたら、今後はハウスメーカーや工務店のカタログ、資料を請求してみてください。

家づくりノートがあれば自分達が何を軸に家を建てるのかが明確になるので、理想とする家を建ててくれるハウスメーカーや工務店を探しやすくなります。

カタログや資料をじっくり見比べて、家づくりをどうぞ楽しんでください。

 

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの後悔のない家づくりの参考になれば幸いです。

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