平屋の実例

【実質3.5畳の子ども部屋実例】狭くてもOKだった3つの理由

【実質3.5畳の子ども部屋実例】狭くてもOKだった3つの理由
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子ども部屋の広さはどのくらいが適切?

 

 

今日の記事はこういった疑問に答えます。

結論から言うと、以下の3つの理由で、子ども部屋の広さは4畳半以下で十分でした。

  1. 基本は寝るためだけの部屋で昼間は使われない
  2. 将来的には使わない部屋になる
  3. 子どもに快適すぎる環境を与えたくない

 

私は2018年に平屋を新築しました。

子ども部屋は当初の計画では6畳の予定でしたが最終的には4畳半に変更しました。

クローゼットも含めて4畳半なので、収納をのぞくと実質3.5畳といったところです。

JUN
JUN
シングル布団が2枚は引けない広さであり、決して広いとは言えませんが、それでも必要十分だったと思います。

 

今日は我が家を例に、子ども部屋の適切な大きさについて考えていきます。

これから家を建てるかたで、子ども部屋の大きさで悩んでいるかたは必見です。

 

子ども部屋が実質3.5畳で十分な3つの理由

私が子ども部屋は4.5畳以下、実質的な活動面積は3.5畳以下で十分だと考える主な理由は以下の3点です。

  1. 基本は寝るためだけの部屋で昼間は使われない
  2. 将来的には使わない部屋になる
  3. 子どもに快適すぎる環境を与えたくない

それぞれ深堀りします。

 

理由(1) 基本は寝るためだけの部屋で昼間は使われない

うちの子どもは5歳と1歳です。

まだふたりとも個室を使う年齢ではありません。

1歳の息子は母親と和室または主寝室で寝ます。

5歳の息子は私と子ども部屋で寝ます。

現状では子ども部屋の使用時間は夜の19時30分から、翌朝6~7時くらいまで。
しかも21時前には寝ますので、実質起きている間に使う時間は1時間半程度ということになります。

 

基本的に狭いので、昼間遊ぶ部屋としてもあまり使われません。

子どもは広いリビング、和室ではしゃいでいます。

親としても子ども達が広い子ども部屋を気にいって、子ども部屋でばかり遊ぶよりも、目の届くリビングで遊んでくれたほうがありがたいです。

自然とコミュニケーションの量も増えますし、子どもとの精神的な距離も近くなります。

 

我が家はダイニングテーブルを8人かけの大きめのものにしたので、小学校になっても宿題などもダイニングテーブルで行う予定です。

たぶん、自室で勉強するよりもリビング近くにいてくれたほうが、親も子も以下の点でメリットがあります。

  • 勉強でわからないところがあったら親に声をかけやすい
  • 親も子どもの様子がわかり、コミュニケーションが取りやすい

こう考えると、子ども部屋を長時間使うようになるのは中学生くらいからということになります。

中学~高校の6年間は、寝る時間が遅くなることが予想され、部屋で勉強することも増えるでしょう。

それでも、勉強机とベッドがあれば必要なものは揃い、十分機能するはずです。

JUN
JUN
最低限、机とベッドを置くスペース+多少の収納があればよく、それほど広いスペースは必要ない、ということになります。

 

理由(2) 将来的には使わない部屋になる

これは子ども部屋で良く言われることですが、子どもが巣立てば当然使わない部屋になります。

実は当初の予定では、子ども部屋は6畳の間取りプランでした。

のちに予算の都合で減築して、収納を含めて4.5畳となりました。

その時に施工会社さんに言われたコメントは、「前の間取りプランはかなり広かったですよね。減築になりましたけど、子ども部屋はいずれ使わなくなりますしね」でした。

施工会社さんのほうでも、子ども部屋を含めて、家の延べ床面積が少し広すぎたのではないかと密かに思っていたようです。

また、2階の子ども部屋は、子どもが巣立ったあとでは誰も使わないのでもったいないよね、という話はよく聞く話です。

うちは平屋なので、2階が子ども部屋の家よりは、あとあとの使い勝手は少しだけ良さそうです。

子どもが巣立ったあとは親の個室、趣味室などで使えるかな? という気はしています。ただ、どうしても必要かと言われればそうではありません。

JUN
JUN
まあ家族の行く末は誰にもわかりませんが、使用期間が短いことがわかっている部屋に対して多額の投資をするのは、費用対効果が悪いです。

 

理由(3) 子どもに快適すぎる環境を与えたくない

これは世間一般で意見が分かれるところでしょうが、妻と私は同じ意見でした。

あまりに快適すぎる環境を与えすぎると、以下の点が問題になると思ったからです。

  • 引きこもって出てこない、友達のたまり場になる(コミュニケーション不全)
  • もっといい環境にいきたいというモチベーションが下がる(自立の妨げ)
  • 収納の工夫など整理整頓の能力が育たない

快適すぎる環境は子どもの自立心を弱めるリスクがあると思っています。

 

 

やはり実家暮らしが長いと、成長速度は遅くなります。

それは本人のために一番よくありません。

 

なんでこんなことをいうかというと、経験があるからです。

私は実家から職場が近かったため、恥ずかしながら20代半ばまで実家住まいでした。

JUN
JUN
実家暮らしが長いと、結局親に頼って楽をしちゃうんですね。

 

実家暮らしが長いと、お金や時間の管理、家事全般の能力などが向上しません。

結局、子どものままの期間が長いと、あとで自分が一番苦労します。

だから子ども達にはできるだけ早く自立して巣立っていってほしいと考えています。

 

また、あまりにも広い部屋だと、片付けの工夫などの能力向上もおろそかになる可能性があります。

整理整頓を覚えさせる意味でも、必要以上のスペースは与えないことにしました。

JUN
JUN
今の私は、厳しい奥さんに鍛えてもらってます(笑) 

 

【まとめ】使用時間が短い部屋へは過度に投資しませんでした。

今日の記事をまとめます。

まとめ
  • 子ども部屋は基本的には寝る時メインの部屋なので、あまり過剰に投資をするのは費用対効果が低いと考えます。
  • 子どもが巣立ってしまえば使わない部屋となる運命を最初から背負いっているのが子ども部屋です。あまり広くとってもムダになる可能性が高いです。
  • 子どもに贅沢な環境を与えすぎると、自立心を養ううえでもよくないと思います。狭い空間で創意工夫することも子どもを鍛えるうえで重要だと考えます。

以上が私が子ども部屋は狭くても問題ないと考える主な理由でした。

JUN
JUN
実際ほんとうに昼間は使わない部屋なので、必要最小限にしておいて良かったと強く感じています。建築士さんには良い間取りを提案いただき感謝です。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの後悔のない家づくりの参考になれば幸いです。