- 平屋を建てる予定ですが、ルンバがあれば他の掃除機はいらないですか?
- 平屋に最適な掃除機の種類を知りたい。
今日の記事はこういった疑問に答えます。
結論から言うと、ルンバとダイソンを併用します。
この組み合わせが最強です。
- 平屋の掃除の基本はロボット掃除機「ルンバ」
- ロボット掃除機の弱点をカバーするダイソン
私は2018年12月に平屋を新築しました。
平屋ならでは特徴として、「掃除がラク」というのがあげられます。
フラットな空間はロボット掃除機を最大限活用できるからです。
でもロボット掃除機だけでOKかというと、それは難しいです。
今日の記事は、我が家を例に、平屋に最適な掃除機の組み合わせをご紹介します。
これから平屋を建てようと考えているかたで、掃除機も一緒に新調しようと考えているかたは必見です。
これから家を建てるなら、フラットで移動や掃除がラク、子どもが巣立ったあとも2階が無駄にならない平屋がおすすめです。
平屋のデメリット、2階建てとの価格の違いや、失敗しない間取りの作り方などを平屋を建てる7つのメリット【2つのデメリット・間取りの具体例と作り方も解説】にまとめました。
平屋の掃除の基本はロボット掃除機「ルンバ」
平屋の掃除の基本は、「ルンバをフル稼働」でOKです。
段差がない平屋は、ルンバの活躍度MAX
階段のない段差は、ロボット掃除機ルンバの活躍度を最大限まで高めてくれます。
我が家の廊下は上の図のとおり長いです。
玄関のタタキと土間収納以外はいっさい段差がない我が家。
ルンバを最大限生かすために、余計な段差は極力省いてもらうよう設計していただいたおかげで、ルンバをオンにすればどこまででも勝手に掃除をしてくれます。
ルンバのスイッチひとつで、家中の床のホコリが除去できる暮らしは最高に便利です。
我が家のルンバはアパート暮らしのころに買った780という相当古い機種になります。
思い出してみると、アパート暮らしのころは、階段もあったし、家中荷物だらけでした。ルンバの活躍度は平屋の今に比べて20分の1くらいで、どちらかというと無理やり使っていた感じです。
最近のルンバは私が買った780から大幅に進化していて、例えばe5という機種などは基本性能は高いままで価格が抑えられています。
特筆すべきはダストボックスが水洗いできるようになったことですね。
780は水洗いできないので、ダストボックスをキレイに保つのが大変なんです。
私も少しお金に余裕ができたら、最新のルンバに買い替えたいです。
以上3つの工夫を行うことで、ルンバが到達できる地点を増やしつつ、ルンバの待機場所もスマートに確保しています。
これから平屋を建てるかたは、極力段差をなくすことに加えて、ルンバに最適な家具選びと、ルンバ基地の確保は考慮しておくことをおすすめします。
LDKをルンバで掃除できるのは家族全員が出かけている時のみ
LDKをルンバで掃除したい時は、基本的には家族全員が出かけている時限定になります。
休日に家族でそろって出かける時に、ルンバをかけることが多いです。
逆に言うと、家族が家にいる時は、LDKをルンバで掃除することは難しいです。
いかに平屋といえども、LDKはいつでもルンバができるわけではない、ということは念頭においておくべきです。
我が家はお風呂に入ってから子どもを寝かしつけるまでは、基本的にLDKには戻らないので、お風呂以降の時間はルンバチャンスです。
毎日床の汚れを除去できる生活の3つの効用
しかしながら、一日中誰かが家にいることは珍しいため、その気になれば毎日、家全体をルンバで掃除することが可能です。
床に散らかったものを机の上載せる、ダイニングチェアをダイニングテーブルの上にのせるなど、ルンバを使う前はできるだけ床をクリーンな状態にする必要があります。
ですのでルンバを使う前に物をどかすための若干の労力はかかりますが、それでも自分で家全体に掃除機をかけることを考えればはるかにラクです。
毎日ルンバをオンにするだけで、家のほぼ95%くらいの面積の床から、ホコリやゴミを除去できる。
毎日ルンバをかけられる平屋は以下3点のストレスを除去してくれて、快適性が大幅にアップします。
- 掃除をするための時間の確保
- 自分で掃除をする労力
- 床に汚れ(ホコリ、髪の毛など)が長時間存在するストレス
(1)と(2)はわかりやすいストレスですね。
誰でも掃除は面倒ですし、できればやりたくないのが本音じゃないですか。
時間と労力という2大ストレスをボタンひとつで解決できる、ロボット掃除機と平屋の組み合わせは、控え目にいって最高です。
掃除をするとイライラがなくなり、やる気がでる
また、(3)については意外に思われるかも知れませんが、人間は汚れている環境に身をおくと、無意識のうちにものすごいストレスを受けていることを実感するようになりました。
散らかっている部屋で暮らしていると、イライラしやすかったり、やる気がでなくなった、なんて経験は誰でもあるはずです。
とはいえ、手動で掃除をする場合には、時間の確保も難しいでしょうし、なかなか毎日掃除機をかけることはできないのが現実です。
だから家全体に掃除機をかけるのは週末に1回だけ、というかたも多いでしょう。
忙しいかたなどは週一だって厳しいかも知れません。
例えば週1回しか掃除機をかけることができなければ、週のうちの残りの6日間は、常にある程度は汚れている環境に身をおくわけで、無意識のうちにストレスを感じて、心が乱れやすくなります。
そんなの気の持ちようじゃないの?と思うかたもいると思いますが、「お寺」のことを考えてみるとよくわかります。
例えば京都などの寺院を訪ねると、常にすがすがしく、りんとした空気を感じることができませんか?
自分の気持ちまで静かに清められて、イライラした気持ちになることなどまずありません。
あのお寺の、常にりんとした空気を生み出しているものは何か?
答えはひとつで、毎日の掃除が行き届いているからなんです。
お寺のお坊さんの一日は掃除から始まります。
常に落ち着いた心を育むため、自分の心の汚れに気付くために、掃除からスタートするわけです。
お寺だけの話かというと、そんなことないですよね。
ディズニーランドがいつ行っても楽しい思い出を提供してくれるのは、カストーディアルの皆さんがパークのゴミを常にキレイにしてくれているからではないですか。
ディズニーランドのゴミ箱から常に入りきらないゴミが溢れていて、それをゲストが常に目にする状態だったら、果たして夢のような時間をすごすことは可能でしょうか?
たぶん、どんなにアトラクションが楽しくても、無理だと思います。
常に掃除が行き届いた、ホコリが少ない環境で暮らすことは、心の平穏を保って、毎日を楽しく生きていくためにかかせない要素だと考えます。
平屋を建ててみて、掃除の大切さがより一層わかるようになりました。
ロボット掃除機の弱点をカバーするダイソン
こうしてみてみると、平屋の掃除機はルンバだけでいいんじゃない?と思えるかも知れませんが、やはりルンバだけでは足りないケースもあります。
コードレス掃除機をプラスすると、ルンバの弱点を補完して完璧な状態になります。
ルンバが苦手な掃除の分野は以下の2点です。
- すぐに掃除したい
- 隙間やフィルター類の掃除
我が家は平屋に暮らし始めてから、ダイソンのV10を買いました。
ルンバの弱点を、ダイソンV10が見事にカバーしてくれています。
ルンバが苦手な掃除その(1) 「すぐに掃除したい」
家中のホコリを取ってくれるルンバは最強かと思いきや、苦手なシチュエーションがあります。
その最たるものが「すぐに掃除したい場合」です。
例えばガラスのコップを落として割った時。
ガラスの破片が飛び散ってすぐに掃除機をかけないと危ないです!
他にも、うちは子どもが食べたお菓子を床にポロポロと落とすこともしばしば。
床に落ちたお菓子を放置しておけばアリがくるかも知れませんし、足で踏んだりすれば細かくなって汚れの範囲が拡大します。
こんな時もやはりすぐに掃除したいですよね。
こういった「すぐに掃除したい」というニーズを満たすのに最適なのが、ダイソンのコードレス掃除機です。
「すぐに」ということが大事ですので、機種はコードレス一択になります。
電源コードのある掃除機は、いちいちコンセントをつなぐのが手間だし、コンセントがある場所でないと使うのが難しい。
したがって、コードレス以外は機動力が落ちるため、まったくの対象外です。
ちなみにコードレス掃除機の待機場所はLDKの近くが最適です。
なぜなら、コードレス掃除機を使う頻度が最も高いのはLDKだからです。
我が家はLDKの隣のワークスペースでダイソンを充電、待機させています。
LDKの有事の際に、すぐにダイソンを持ってきて掃除できるので大変便利です。
これから平屋を建てる人は、ルンバ基地だけでなく、LDKの近くに「ダイソン置き場」を確保しておくことをおすすめします。
ルンバが苦手な掃除その(2) 隙間やフィルター類の掃除
ルンバは床掃除のための掃除機です。
逆に言うと、床掃除以外はまったくもって対応できません。
たとえば家具と家具の間の細い隙間。
ルンバは入れませんよね。
エアコンフィルターの掃除だってできません。
そういった箇所の掃除には、やはり適した形状の掃除機が必要になります。
下記画像はダイソンV10 Fluffy のウェブサイトよりお借りしたものです。
「隙間ノズル」を使えば細い隙間の掃除も可能です。
エアコンのフィルター掃除にも適しています。
「ミニモーターヘッド」を取り付ければ、フトンのゴミ、ダニを吸うこともできます。
このあとご紹介する動画でも実際の映像がありますが、フトンの吸引はマジでびっくりするくらい吸えますよ。
このように、ダイソンがあれば、ルンバが苦手とするすべての分野について、ヘッドの付け替えで容易に対応可能です。
ルンバがあれば他の掃除機の長時間駆動は必要ない
ルンバがあれば、フラットな床部分はすべてルンバがやってくれるので、ルンバ以外の掃除機が長時間駆動する必要はありません。
ルンバがなく、ダイソンV10だけで家中全部掃除しろ、といった場合は、たぶん充電式のダイソンでは対応不可です。バッテリーが持ちません。
あくまで、長時間、広範囲の掃除はルンバにまかせることを前提とした、コードレス掃除機ダイソンとの組み合わせということです。
広範囲を全自動で掃除してくれるルンバと、ピンポイントを素早く手軽に掃除できるダイソン。
お互いの長所を生かし、短所を補い合うこの組み合わせで、日常の平屋の掃除は完璧にこなせます。
ダイソンを選んだ一番の理由はゴミ捨てが楽だから
ちなみに、なぜコードレス掃除機はダイソンにしたかですが、一番の理由はゴミ捨てがとにかく簡単だったからです。
以下の動画がとってもわかりやすいのでご覧になってみてください。
ダイソンは吸引力の高さもまったく問題なし
あとは家電量販店で実機をいじくり倒してみて、コードレスとは思えない吸引力の高さも決め手になりました。
最近では国産メーカーでも優秀なコードレス掃除機が多数発売されています。
そういった製品も良いとは思いますが、やはりサイクロン式についてはダイソンに一日の長があるとみています。
また、ダイソンは基本的には掃除機の専業メーカーです。
エアコンやキッチンの記事でもふれましたが、「餅は餅屋」の理論で、フォーカスが絞れているメーカーを優先する、というのが私の購買の基本スタンスです。
ダイソンはちょっと値段が高いから型落ちを狙った
ちなみに我が家のダイソンは型落ちで値段が落ち着くのを待って買いました。
ダイソンといえども、基本的には成熟している製品のため、1世代前の製品を買っても後悔する確率は0%です。
事実、私もV10買って最高なコードレス掃除機ライフを過ごしています。
ダイソンスタンドについては山崎実業ダイソンスタンドYamazaki 9912レビュー【3つのメリット】で解説しています。
【まとめ】ルンバとダイソンで快適な平屋ライフ
今日の記事をまとめます。
- 段差が少ない平屋の掃除の基本はルンバでOKです。
家の隅々まで全自動で掃除してくれる生活は最高です。 - これから平屋を建てるならば、ルンバを最大限使うことを前提に間取りを計画しましょう。
注意することは、段差を極小にすること、ルンバが通れる家具を選ぶこと、ルンバ基地を確保することなどです。 - 毎日、床の汚れを気軽に除去できる生活の恩恵は絶大です。
私達家族も、掃除の頻度が上がったことで、イライラすることが確実に減りました。
心を整えるには、なによりもまず掃除が大切なことを痛感しています。 - 床掃除では最高のルンバですが、すぐに掃除したい場合には不向きです。
また、隙間、フィルター、ふとんといったシチュエーションにも対応できません。
我が家はダイソンV10を導入することでルンバの弱点をカバーしました。
長時間広範囲を得意とするルンバ、短時間ピンポイントを得意とするダイソンV10。
長所と短所がうまく重なりあったこの組み合わせで、普段の平屋の掃除は完璧です。 - ダイソンは高いので型落ちを狙いましょう。もともとの性能、品質が高いので一世代前の製品でも後悔する確率は0%です。
ルンバとダイソンの組み合わせで、家中をキレイに保てる時間が大幅に増えました。
キレイな環境で生活すれば心が整うので、イライラする機会が確実に減ります。
主に子育てのストレスでピリピリしがちだった私達夫婦の気持ちも、掃除がしやすい平屋、そしてルンバとダイソンの組み合わせを導入したことで、ずいぶんと穏やかになりました。
これから家を建てるかたは、掃除の大切さを決して軽視することなく、掃除のしやすい間取りと、掃除をアシストしてくれる家電の導入を強くおすすめします。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。
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