カーザロボティクスさんの平屋「IKI」間取り5つのおすすめポイント【シンプル超ローコストな3LDK注文住宅】

Casa robotics（カーザロボティクス）の平屋住宅「IKI」について詳しく知りたいです。

今日の記事はこういった疑問に答えます。

実際に平屋を建てた私が、Casa robotics（カーザロボティクス）さんの平屋住宅「IKI」（24坪3LDK）の間取りを中心にチェックしてみました。

2021年7月4日のTBSテレビ「がっちりマンデー!!」でも紹介された話題の平屋住宅です！

カーザロボティクスさんは東証一部情報の大手ハウスメーカーであるケイアイスター不動産のグループ会社で、「平屋に特化したハウスメーカー」になります。

「がっちりマンデー!!」でも「平屋しか建てません！」と社長さんが断言していました！

そんなカーザロボティクスさんの平屋は、結論から言うと、「シンプルさを究めた超ローコスト平屋住宅」でした。

カーザロボティクスさんの平屋「IKI」の間取りの5つのポイントは下記になります。

6帖を組み合わせた間取りでローコスト化！
廊下のないシンプル間取り
リビング隣に和室
スタディカウンター
ロフトの収納スペース

これから平屋を建てる予定のかたは、事例のひとつとしてぜひ参考にしてみてください。

当ブログでご紹介した平屋のカタログをサクっと集めたいかたは次の記事が参考になりますよ。

【がっちりマンデー！でも紹介】カーザロボティクスの平屋住宅「IKI」の外観と間取り図

※当ページの引用タグ内の画像はすべてカーザロボティクスさんの平屋「IKI」ウェブサイトから引用させていただきました。

IKIの外観と間取り図をご紹介します。

24坪3LDKのこちらの間取りがTBSテレビ「がっちりマンデー!!」で紹介されました。

各部屋が効率よく配置されています！

そして、なんといってもすごいのが、この間取りの家が基本価格861万円（税込）という1000万円を切るお手頃価格で手に入るのです！

カーザロボティクスさんの平屋「IKI」の気になる間取り5つのおすすめポイントを総チェック！

カーザロボティクスさんの平屋「IKI」の気になる間取りをピックアップ。

わが家との対比も合わせてご紹介することで、実際の使い勝手についても検証していきます！

6帖を組み合わせた間取りでローコスト化！

カーザロボティクスさんの平屋「IKI」の特徴は圧倒的な低価格！

その低価格を支えているのが徹底的な効率化であることをご存じでしょうか？

安くても決して品質は落とさないことを目標に、カーザロボティクスさんならではのコストダウン手法が用いられています。

コストダウン手法としてTBSテレビ「がっちりマンデー!!」でも紹介されていたのが、「すべての部屋を6帖を基本として構成しているため、部材のサイズを揃えることができる」点でした。

部材が揃うことで余分な部材がなくなり、一括大量購入とあいまって建築費のコストダウンに成功しています！

間取り図を見てもらうと、赤枠で囲ったとおり、見事に6帖ごとのかたまりです。

東側については、脱衣所、浴室、クローゼットで６帖、洋室６帖、和室6帖の組み合わせですね。
中央のLDKはキッチン6帖、ダイニングとリビングで12帖。
西側は洋室6帖＋クローゼット、玄関6帖となっています。

キレイに6帖が8セット組み合わさった間取りです！

部材のサイズが揃っていることと、平屋であることにより、とても作りやすい建物となっており、工期も非常に短いとのことです。

「がっちりマンデー!!」では職人さんふたりが、「この家は作りやすい」「2階に部材を運ばなくていいから平屋はラク」とおっしゃっていました！

材料費、人権費を徹底的に効率化し、手の届きやすい価格で平屋を提供してくれています。

本体価格861万円を諸経費など度外視でローンシミュレーションしてみます。

35年返済、金利0.6%で計算すると、なんと月額22,732 円となります！

カーザロボティクスの社長さんが「子育てを終えたシニア世代ご夫婦に一番売れている」と言っていましたが、この価格なら納得ですね！

わが家の場合：L字の変形地なので複雑な作りです…

わが家の場合は土地のカタチ自体がL字で変わったつくりなので、LDKから長い中廊下で寝室や子ども部屋がつながる間取り。

コスト的に考えると、一番高くつく間取りですね…

わが家の場合は色々と土地選びの制約条件があり、結果的に変形地を選ばざる負えないので仕方ありませんでした。

しかし、自由に土地を選べるなら、やはり正方形や長方形の整地を購入すると、シンプルな間取りにできて、建物のコストダウンに大きく貢献してくれます！

わが家のような変形地だと、そもそもカーザロボティクスさんの平屋「IKI」のような商品は選べません…

建物のコストダウンを考えるなら、建物の選択肢が幅広い四角のキレイな土地を選ばれることをおすすめします！

6帖を基本とした部材サイズの統一化、工期短縮による工事費の圧縮などにより、1000万円を切る基本価格で平屋を提供してくれます。

一般的に「平屋は高い」と思われているかと思いますが、平屋専門のカーザロボティクスさんであればその常識は通用しませんね！

土地探しのコツについては土地探しのおすすめ方法3選【LIFULL HOME’S・athome・直接交渉】で解説しています。

廊下のないシンプル間取りがおしゃれ

カーザロボティクスさんの平屋「IKI」は先にご紹介したとおり6帖を組み合わせた間取りのため、基本的には「廊下」がありません。

LDKを中央に、LDKからそれぞれの個室にドア1枚隔ててアクセスするシンプル間取りです。

比較的狭い土地でも、効率よく部屋を配置でき、コストダウン効果抜群です。

部屋間の移動尾距離を最小限に抑えたいかたにもぴったりの間取りですね！

マイナス部分としては、個室とLDKは直結のため、プライベート感が若干薄い、ということでしょうか。

LDKの音や光が、各個室から若干気になるかも知れません。

そういった意味でも、起きる時間、寝る時間が夫婦であまり差がないシニア世代のご夫婦に最適な平屋住宅と言えますね。

建築費が2階建てに比べて高くなりがちな平屋ですが、廊下レスにすることで洗練されたおしゃれさを保ったまま、ローコストな平屋住宅を建てることができます。

わが家の場合：長い中廊下のある間取り

わが家は中廊下でLDKとプライベートゾーンをつなぐ平屋のため、カーザロボティクスさんの平屋「IKI」とは真逆のコンセプトになります。

廊下を用いた間取りのメリットは、個室のプライベート感、独立感が強いため、寝室で静かに寝られるところがあります。

逆に廊下が長いことで、LDKから子ども部屋の様子はうかがえません。
子どもが大きくなるにつれてコミュニケーションの頻度が落ちるかも、という心配はあります。

カーザロボティクスさんの平屋「IKI」のように、廊下レスでLDKからすべての部屋の様子を見渡せると、小さな子どもの子育ては抜群に便利です！

廊下レスはコストダウンに効果大！
最短距離で各部屋を移動できるので、個室にプライベート感を求めないご家族にぴったりの間取りですね！

リビング隣に和室

カーザロボティクスさんの平屋「IKI」は小さいながらも和室があります。

しかも、床の間、押入れがある5帖のフルスペック和室です！

これだけ大きな押入れがあれば、ふとんを畳んでしまうのもバッチリできますね！

来客用の寝室としても機能しますし、引戸を開け放てばリビングとつながり、LDKを補完するスペースとしても使いやすそうです！

わが家の場合：LDK隣に和室あり

わが家もカーザロボティクスさんの平屋「IKI」と同じく、LDKの隣が和室です。

引き戸をあければLDKとつながるところもIKIと同じ！

LDKを補完する収納スペースとしての活用、寝室としても活用できています！

寝室として和室を活用する場合、畳だと直接ふとんを敷いてもカビにくいというメリットがあります。
（木材の床に直にふとんをしくと、湿気でふとんの底がべちゃべちゃになります）

カーザロボティクスさんの平屋の和室でうらやましいと思うのは押入れです。
わが家の和室は間取りの関係から、押入れの幅が90cmしかとれませんでした。

カーザロボティクスさんの平屋「IKI」の和室は幅180cmの押入れなので、ふとんを入れるには絶対に幅180cmのほうが使いやすいですね！

今回ご紹介しているカーザロボティクスさんの平屋「IKI」は3LDKの間取りです。
子ども部屋は1部屋という想定かと思いますが、例えば子どもがふたりになった場合は、6帖洋室は子どもに使わせて、夫婦は和室で寝る、という活用もありですね！

子どもはいずれ巣立っていくので、将来のことを考えると子ども部屋は最小限にしておいたほうが無駄がないと考えます。

LDKを補完するスペース、ごろ寝する、まったりする、寝室として活用するなど、万能ユーティリティプレイヤーである和室は便利です！
カーザロボティクスさんの平屋「IKI」は廊下がなく無駄のない間取りだからこそ、24坪という小さめのプランでもフルスペックの和室が用意できるのですね！

わが家の和室については【平屋の実例】4.5畳の和室レビュー【3つのメリット】で解説しています。

おしゃれなスタディカウンター

キッチン前の壁には小さいながらスタディカウンターがあります。

コロナ禍により在宅勤務が増えている昨今、パソコンを使えるスペースの重要性は上がっています。
ちょっとしたスペースですが、パソコンを置く定位置があるということはとても重要です。

カーザロボティクスさんの平屋「IKI」のように、造り付けのデスクがあれば、パソコンを快適に使うことができますね。
周囲から浮くことなく、自然な感じで溶け込むデザインも洗練されていておしゃれです。

キッチンからも近いので飲み物を運ぶのもラクラク！

ひとりでパソコンを使うときはこちらのスタディカウンターで、複数人でパソコンを使うときはダイニングテーブルに移動して、といった使い方がいいのではないでしょうか。

わが家の場合：キッチンの隣に書斎

わが家はキッチン隣に独立した書斎スペースがあります。

キッチンの隣にしたことで、コーヒーなどの飲み物を取りにいくのがすごくラクです！

「飲み物を取りに行きやすい」は実際住み始めてみるとメリットを実感できるため、書斎を作るならキッチンの近くでと声を大にしてお伝えしたいですね！

もし寝室などに書斎が併設されている場合だと、在宅勤務など長時間にわたってパソコンを使う場合には飲み物を運ぶのが面倒に感じると思います。

カーザロボティクスさんの平屋「IKI」も、キッチンの近くにスタディカウンターがあるので、きっと使いやすいだろうことは想像できます！
パソコンの定位置があることは、在宅勤務、テレワーク需要が増えた昨今、非常に重要な要素となっています！

わが家の書斎については【書斎のWeb内覧会】物置にならずに済んだ3つの理由【レイアウトよりも場所】で解説しています。

ロフトの収納スペース

24坪を比較的小さめな平屋であるカーザロボティクスさんの「IKI」ですが、ロフトを活用することで広大な収納スペースも用意しています。

リビングから見えるはしごを上がればロフトにアクセスできます。

しかもトップライトで明るいですね！

はしごを使うために、あまりに大きなものや重いものを運び入れるのは危険ですが、小さめなもの、軽いものであれば気を付けて運べば大丈夫。
フラットな平屋で昇り降りの動きがある、ということに抵抗がなければ、平屋の収納スペースを劇的に増やす定番間取りがロフトです！

これだけ広さがあれば、ベッドルームとして使うのもアリですね。

わが家の場合：勾配天井ですがロフトはありません！

わが家のLDKはご覧の通り勾配天井ですがロフトはありません。

単純に高い天井は開放感があって気持ちいいから、というリクエストを元に設計していただきました。

垂木現しも意匠性が高く気にいっているポイントです。

高さは3.7メートル以上もあるため、ロフトスペースを設けることも可能ですが、平屋に「はしご」は矛盾しているよね、という妻の意見に従い、子どもが登ったら危険かも、という理由からロフトや小屋裏収納というものは不採用。

このあたりはそれぞれのご家庭の好みが別れるところです。正解はありません。

ロフトスペースがない代わりに、わが家は勝手口に土間収納を設けたので、そちらに大物は置くようにしています。

わが家の場合は上下の動きをなくし、ルンバがどこまでも走れるフルフラットな平屋を目指したので、土間収納を選んだことは正解でした。

カーザロボティクスさんの平屋「IKI」でも、とうぜんロフトなしのモデルも選べます。
ロフトを作らずに抜け感のある高い天井で気持ちよく暮らしたい！というかたはロフトなしプランを選ぶのも良いですね。

平屋の収納スペースを増やすのにロフトや小屋裏収納は大きな武器になります。
ただし、収納が増える半面、はしごや階段といった平屋の良さをある意味少し削ることにもなりかねない設備が必要になります。
特に50代以上のご夫婦などの場合は「はしご」は危険なためやめたほうがいいでしょう。逆に子育て世代で荷物が多いかたは積極的にロフト収納を採用してもいいかも知れません。

メリット、デメリット、自分達がどの程度の収納スペースを欲しているのか、わが家のように土間収納などを設けたほうがいいのではないか？などを考慮して、それぞれのご家庭に合う方法を選びましょう！

わが家の土間収納、勾配天井については次の記事で解説しています。

【平屋の実例】勝手口のある土間パントリーレビュー

【平屋の実例】垂木現し勾配天井レビュー【レンジフードは大丈夫？】