- 平屋を建てたいと思っていますが、実際に住んでいる人の口コミを聞きたい
- 平屋の具体的なメリットを教えてほしい
今日の記事はこういった疑問に答えます。
結論から言うと、掃除が圧倒的にラクなことを筆頭に、平屋は皆さんが想像している以上に快適です。
- 住んでみてわかった平屋のメリットランキング【1位~7位】
私は2018年12月に平屋を新築しました。
子育てをしながら、内階段で2階へ上がるアパートの暮らしに嫌気がさしていた私達夫婦は、家を建てるなら絶対に平屋にしようと考えていました。
今日の記事では私達家族が実際に住んでみてわかった平屋のメリットを、ランキング形式でお送りします。
これから家を建てようと考えているかたで、平屋が気になっているかたは必見です。
こんな疑問をお持ちのかた、多いですよね。
「とりあえず住宅展示場に行ってみよう」もアリですが、展示場の家は豪華すぎてリアルサイズの住宅イメージがつかめないばかりか、平屋のある展示場はほとんどありません。
わざわざ展示場に行かなくても、資料請求サイトを使えば、一度に複数社に資料請求が可能。自宅にいながら様々な住宅メーカーの魅力を比較検討できます。
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住んでみてわかった平屋のメリットランキング【1位~7位】
フラットな暮らしのメリットをご紹介します。
第1位 掃除がラク
一番大きな理由はルンバを最大限活用できるから!
我が家は平屋で、しかも相当バリアフリーな作りです。
和室を小上がりにする案も却下したほど、段差なしにはこだわりました。
室内で段差があるのは玄関のタタキと、土間収納だけです。
あとは完全フラットを実現しています。
ですので、写真のとおり、ルンバを走らせれば、玄関と土間収納以外はどこまでも掃除してくれます。
外にでかけている間に、平屋の隅々までルンバが掃除をしてくれるのは、控え目に言ってめちゃくちゃ便利です。
家を建てると、ほとんどの場合は賃貸アパートよりも広くなりますよね。
ですから、広くなった分、掃除の手間も大幅に増えることは覚悟しておくべきです。
しかし、平屋で段差を作らなければ、増える掃除の手間も極小に抑えることが可能になります。
さらに我が家はルンバが通ることを前提に、ソファーや、洗濯機の足を選択しました。
結果的に手動で掃除機をかけることはほぼなくなり、外出時に掃除がすべて終わる手間のかからない家になりました。
また、意外に見逃せないのが、窓の掃除です。
平屋であれば窓ふきをするのも大変ラクです。
高所用窓でも脚立がひとつあればOKでしょう。
せっかくの新居でも、掃除がしにくくて毎日汚い部屋で暮らすのは嫌ですよね。
平屋とルンバの組み合わせは、常にキレイな住環境を最小限の労力で提供してくれます。
第2位 移動がラク
平屋と言えばやはりこれです。
フラットな作りのため、移動がとにかく楽です。
アパート暮らしのころ、子育てに苦労しながら階段で2階にあがるのがとにかく嫌でした。
今は階段のない暮らしを手に入れて、体にかかる負担の少なさを実感する毎日です。
移動が楽という意味で、最も重要なのが寝室やクローゼットへのアクセスです。
2階建ての家の場合は、子ども部屋、寝室、クローゼットなどは2階にあることが多いでしょう。
2階の場合は、毎日の上り下りが大変なのは当たり前ですが、さらに服などを探しに行く手間が結構かかると思うのです。
2階に物を忘れて1階から取りに行くのも面倒です。
そんな悩みも平屋であれば解決です。
特に私が便利さを実感しているのが、子どものおもちゃの移動です。
子どものおもちゃは基本リビングに置いてありますが、子ども部屋におもちゃを持っていくことも頻繁にあります。
おもちゃだけでなく図鑑や絵本なども持っていきますね。
そんな時もフラットな平屋なら、億劫に感じることなく運ぶことができます。
階段がないので子どもだけでおもちゃを運ぶのもそれほど危なくありません。
子ども部屋に忘れ物した時にも、取りに戻る労力が最小です。
ストレスなく物の移動ができるのです。
よく2階建ての家を建てて、子どもが巣立つと2階は全く使わなくなった、という話を聞きます。
これは単純に面倒だから足が自然と遠のくということではないでしょうか。
移動に手間がかかると、家族構成の変化や、自分の老化などに対応することが難しいということです。
- 「子どもが巣立ったら2階を全く使わなくなってしまった」
- 「夫婦の寝室なども結局2階に行かずに、1階の和室を利用している」
- 「洗濯物を2階のベランダに干すのが面倒で、1階の庭に自立式の物干し竿を置いて干している」
毎日暮らす家ですので、移動がラクなことは本当に重要です。
そして、移動がラクであれば、家中の部屋を長い期間、有効に活用できる可能性が飛躍的に高まります。
私達夫婦も、子どもが巣立ったあとには、子ども部屋をそれぞれの趣味室や、個室として活用しようかと考えています。
子ども部屋2部屋の間の間仕切りを壊せば、陽当たりのいい9畳の部屋にリフォームも可能です。
将来的には9畳の陽当たりのいい部屋を、夫婦の主寝室として使うのもいいかも知れません。
»【実質3.5畳の子ども部屋実例】狭くてもOKだった3つの理由
第3位 洗濯がラク
我が家は南側に浴室と脱衣所をもってきて、洗濯機のある脱衣所と外物干し場が直結している作りになっています。
洗濯機から洗濯物を取り出し、脱衣場の掃き出し窓をあければ、即、外物干しに洗濯物を干すことができます。
洗濯の動線としては最小ですので、毎日の洗濯物を運ぶための時間を最小限に抑えることに成功しました。
洗濯は毎日するものです。
洗濯物を運ぶためにかかる時間は、1年365日、毎日発生するわけです。
この動線が長ければ、他で使えたであろう時間を侵食していしまいます。
特に、濡れた洗濯物を1階から2階のベランダに運ぶといった動線は、間取りとしてはおそらく最悪の部類になります。
スミマセン、、、ちょっと言い過ぎかも知れませんが、事実です。
奥さんの負担を減らすという意味でも、洗濯機から物干し場は最短の距離で結んでおきましょう。
第4位 荷物の出し入れがラク
平屋は荷物の出し入れもラクチンです。
スーパーで買いだしたものを運び入れる時も、フラットな動線が助かります。
私は、独身時代にメゾネットタイプのデザイナーズ賃貸に住んでいたことがあります。
そこは2階がLDKでした。
2階LDKは日当たりも眺めもいいのですが、玄関から物を運び入れるのがすごく手間がかかりました。
重い買い物カゴを持って階段をあがるのは非効率だなと感じていました。
たとえば1階がLDKの2階建ての家だとしても、大きな荷物を2階の納戸に運ぶ、あるいは2階の屋根裏収納に運ぶ、なんていうシチュエーションはあるはずです。
2階に大きな荷物を運ぶのは、平屋に比べて倍以上の労力と時間がかかります。
単純に、クリーニングに出した布団を1階から2階に運ぶといった場合を考えても大変ですよね。
平屋であれば高低差がない生活になります。物を運ぶ時に労力も時間もかからずに済むので、体にも優しい生活が送れます。
第5位 安全性が高い
平屋の家は段差がないため、安全性が高いです。
特に小さい子どもいる場合には、階段の事故には気をつけなくてはなりません。
たまに小さな子がベランダによじ登って転落するという痛ましい事故も起きますよね。
平屋であれば階段やベランダに関する事故の心配がいらなくなります。
危険度の最大値が2階建てに比べて低いので、子どもをそこまで注力してみていなくても大丈夫という安心感があります。
子どもだけでなく、段差がない暮らしは、お年寄りがつまずいて怪我をするといったリスクも極小にできます。
妻のお父さんが足が悪いため、段差がある家はつらいのですが、フルフラットの我が家であれば安心して遊びにきていただけます。
もちろん、自分達が年老いたあとも、フラットな平屋の恩恵を受けることができるでしょう。
危険性が低いというのは、実際に住んでみると、想像以上に安心するものです。
第6位 家族を身近に感じられる
家族全員が、いつも同じ目線の高さで暮らしていることも嬉しいポイントですね。
1階と2階に分断されることがないので、家族の気配を常に身近に感じることができるのです。
特に子ども達は、家の中を自由に遊びまわります。
子ども達にとっては家は遊び場そのものなんですね。
たとえば子どもが子ども部屋に行ったとしても、物音や気配でそこにいることはわかります。
階段を上り下りすることなく、家中どこでも平面の移動で家族に会いにいくことができる。
子どもと濃密なコミュニケーションをとるために、平屋が大活躍してくれています。
もちろん、子どもだけでなく、夫婦にとってもプラスです。
家のどこにいても身近に感じられるため、どちらかが2階の部屋にこもってしまうといったことがありません。
コミュニケーションが希薄になるリスクが低いです。
よく2階に夫の書斎を作ったのはいいが、そこが居心地が良すぎるのか全然出てこないので、妻や子どもとのコミュニケーション頻度が著しく低下した、なんて話も聞きます。
逆に言うと、平屋はコミュニケーションが取りやすい、というよりも、「家族と顔を合わせるタイミングが自然と増える」といったほうがしっくりきます。
少し自分が動けば、家族の顔を確認することができる。
平屋の大きなメリットですね。
・・・たまには一人になりたい時もありますが、そんな時は自分が外にでかければいいかな、と、平屋に暮らし始めてからは思うようになりました。
第7位 太陽光発電パネルがたくさん載せられる
屋根面積が大きくなる平屋は、太陽光発電パネルをたくさん載せられます。
我が家もパネル50枚、容量12.5Kwの太陽光発電を後付けで載せました。
住宅ローンの負担を減らして、家計を助ける手段として、太陽光発電は超有効な手段です。
太陽光発電パネルは、載せれば載せただけ、利益も増えることになります。
平屋の大きな屋根が、我が家の家計を助けてくれています。
大きな屋根の平屋を建てたなら、太陽光発電はマストなアイテムです。
»後付け太陽光発電の完全レビュー【費用・利益250万円の詳細】
フラットな生活は長期的にみてもメリット大
足腰が弱る老後に階段の昇り降りをしなくてよい。
さらに、子どもが巣立ったあとも、子ども部屋を別用途に活用しやすいです。
なんなら間仕切りをなくすなどして、広めの趣味部屋にしてもいいかも知れません。
住んだあとのメンテナンスコストが2階建てよりも安く済む傾向にあります。
構造的に、2階建てよりも地震に強い点も見逃せません。
実際に3年平屋に住んでみましたが、階段で2階に上がらなくてもよい生活はこんなにも便利なんだ!ということを実感する毎日です。
【まとめ】ストレスフリーな生活をしたいなら、平屋はとんでもなくコスパがいいです
今日の記事をまとめます。
- 平屋は、掃除がラク、移動がラク、荷物の出し入れがラク、洗濯がラクと、とにかくラクチンなことばかり。
多少建築費がかかったとしても、生活の中のやらなくてはいけないことにかける時間を極小にできるため、あとから初期投資を容易に回収できるコスパの良い投資です。 - 階段、段差、ベランダがないため安全性も高いです。
子どもが怪我をするリスクも低いですし、ご高齢のかたにも優しい。
自分達の老後にもプラスでしょう。 - 平面を少し移動するだけで、家族の顔を確認できるのも平屋の大きなメリット。
家族と顔を合わせる機会が自然に増えて、コミュニケーションが希薄になるリスクが低いです。 - 大きな屋根を確保できるのも平屋の大きなメリットです。
太陽光発電を載せれば、電気代の削減と売電利益で、投資額よりもはるかに大きなプラスを家計にもたらしてくれます。
我が家の家づくりのコンセプトは「時短を叶える家」
今までの記事でもさんざん書いてきましたが、時短を叶えるために、一番根本となっているのが「平屋」である、ということです。
今日の記事で書いたようなメリットを1年365日、毎日得ることができます。
多少、建築費が高くなるとしても、平屋に投資することは、あなたの生活に必ず大きなゆとりをもたらしてくれるはずです。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。
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