- もう一度、家を建てることができるなら、家づくりをどのように進めますか?
今日の記事はこういった疑問に答えます。
結論から言うと、もう一度家を建てる時には以下の5つを最優先事項として取り組みます。
- 後悔している間取りを見直して設計する
- 後悔している設備を見直して設計する
- 家づくりのコンセプトを決める
- 建築の本を読んで勉強する
- 土地探しを効率化する
がっつり考えて、2018年12月に念願の平屋を建てました。
大部分のうまくいったところと、少しうまくいかなかったところがあります。
実際に家を建ててみて、ブログ記事もたくさん書いてみました。
家づくりの知識をブログにアウトプットすることで、自分の家のいいところも悪いところもスラスラと言えるようになったし、実際に住んでみてわかった後悔・失敗ポイントなども明確になりました。
だから、もう一度、家を建てることができるなら、今よりもいい家を建てられる自信があります。
家が完成していざ住んでみると、不満点というのはどうしても出てしまうものです。
また、お金の面も、今から考えればもっと工夫できることがありました。
今日の記事では、私が実際に家を建てた経験を踏まえて、もし、もう一度、家を建てることができるなら、今度は絶対にこうする! という想いをまとめてみました。
うまくいったことはそのままに、うまくいかなかったことは修正しています。
そんな内容になっています。
家づくりで失敗したくないかた、これから家づくりを始めるかたは必見です。
こんな疑問をお持ちのかた、多いですよね。
「とりあえず住宅展示場に行ってみよう」もアリですが、展示場の家は豪華すぎてリアルサイズの住宅イメージがつかめないばかりか、平屋のある展示場はほとんどありません。
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詳細は平屋のカタログを一番簡単に集める方法をご覧ください。
【私がもう一度家を建てるならやりたいこと1位】後悔している間取りを見直して設計する
もう一度、家を建てることができるなら、直したい間取りがあります。
総じて素敵な間取りとなった我が家。
しかし、予算が足りずに実現できなかったこと、今思えばあと一歩の惜しい間取りなど、悔やんでいることは5つあります。
- 室内物干し(サンルーム)
- 脱衣所
- 納戸
- 玄関収納の換気
- トイレの配置
この中でも特に、サンルームをつけなかったことは致命的でした。
風の強い冬場に、外に洗濯物を干せないのは生産性がガタ落ち。
こんなことなら、YKKAPやリクシルの既製品のサンルームの最大サイズをつければよかったと何度悔やんだかわかりません。
いつか今の外物干し場をサンルーム化することを夢みて暮らす毎日です。
取り込んだ洗濯物をしまうのに、納戸、クローゼットは脱衣所の近くにあったほうがいいことにも気づきました。
洗濯物をすぐにしまえる動線は確保したかったです。
実は最初のプランでは、廊下を挟んで脱衣所の相向かいに、夫婦のクローゼットがあったのです。しかし予算が厳しく減築した結果、寝室の奥へとクローゼットは追いやられたのでした。
間取りの失敗については【平屋の実例】失敗した間取りランキング1~5位で詳しく解説していますので、ぜひご覧になってください。
【私がもう一度家を建てるならやりたいこと2位】後悔している設備を見直す
間取りの次は設備です。
設備についてはある意味、間取りよりもこだわった我が家。
基本コンセプトが「時短を叶える」のため、時短に直結する設備選びというのは大変重要だったのです。
時間をかけて調べて、お金もかけた設備でしたが、家は住んでみないとわからないものですね。
第1位 すべり出し窓(グレモンハンドル)
第2位 IHクッキングヒーターのグリル
第3位 造作の木製引き戸の玄関
第4位 APW430
第5位 壁紙
第6位 キッチンのコンセント
第7位 人感センサーライトをつけすぎた
特に意外だったのが、グレモンハンドルのすべり出し窓。
使い勝手が悪いことが、住み始めてから判明しました。
全く問題ない選択だと思っていたのですが、まさかの落とし穴でしたね。
窓を開けて換気をするのが好きな人は、窓の開き方の選択は慎重になるべきです。
私のおすすめはAPW330の高所用窓になります。
設備の失敗は失敗した平屋の設備ランキング 1~7位【グレモンハンドルで後悔】で詳しく解説していますので、ぜひご覧になってください。
【私がもう一度家を建てるならやりたいこと3位】家づくりのコンセプトを決める
私達夫婦が家づくりを始めるにあたり、最初にやったことは「コンセプト」を決めることです。
新居でどんな生活を送りたいか、ということを徹底的に考えました。
ただ、漠然と夢みたいなことを語っていてもしかたありません。
吹き抜けがあって開放感がある家、だとか、ウッドデッキでバーベキューしたいぜ!なんていうのはプラスアルファの話です。
どういうことかと言うと、現状の暮らしの問題点から基本となるコンセプトを決めていく、ということです。
私達の場合は、夫婦と子どもと5年ほど住んだアパートでの問題点を列挙することから始めました。
すでに感じている問題点を改善することになるので、まず無駄がありません。
そして大きく失敗することもないでしょう。
逆に問題点を解消することをおろそかにしてしまうと、どんなにオシャレでかっこいい家を建てても、すぐに飽きてストレスフルな毎日を送ることになります。
なんでそんなこと言い切れるかって?
実は結婚する前に、おしゃれなデザイナーズアパートに一人暮らしをしたことがあるのですが、夏暑くて冬寒い、最悪の生活を送ることになりました。
(設計されたかた、申し訳ありません。少なくとも私には合いませんでした)
デザインのためのデザインをしている家だったので快適性はほぼ無視です。
夏に日射取得がされすぎて灼熱だったり、断熱が弱くて外気温の影響をもろに受けるといったことが起きました。
たまらず1年くらいで引っ越しましたが、今思えばあの経験があったからこそ、実用的で快適な家を建てようと思えたのかも知れません。
「家は、性能」とは、一条工務店さんのキャッチフレーズですが、まさにそうだと思います。
私がほぼほぼ満足な家が建てられたのは、「今の暮らしの問題点からコンセプトを決める」ということをしたのが、だいたい90%くらいの理由を占めている気がします。
そのくらい重要な基本コンセプト。
このやり方は本当にうまくいったので、もう一度家を建てるとしても、同じやり方を取って、今住んでいる平屋の問題点をつぶすところから考えるはずです。
まずは今の問題点を列挙することから、「家づくりノート」を作ってみましょう。
実際に私達が列挙したアパート暮らしの問題点と、そこから決めたコンセプト実例は注文住宅のコンセプトの作り方【私達の平屋づくりの要望40個を公開】でご紹介しています。
【私がもう一度家を建てるならやりたいこと4位】建築の本を読んで勉強する
建築の本を読んで勉強すること。
これも家づくりで失敗しないために欠かせない要素だと感じます。
もう一度建てるとしたら、さらにたくさんの本を読み込むと思います。
私のおすすめは、建築事例とハウスメーカー、工務店の宣伝がのっている雑誌ではなく、建築士のかたが書かれた専門書です。
もし雑誌を読む場合でも、「建築知識」といったプロ向けの雑誌に限定します。
他人の家の建築事例がのった雑誌をなぜすすめないかというと、そこに至ったプロセスを理解することが難しいからです。
なぜこのような間取りになったのか? なぜこういった建材を使ったのか? そこにある理由はなんだろう、という深い部分を理解するのが難しいのです。
かたや専門書は違います。
プロである建築士のかたが、おすすめの間取りや設備を、きちんとその理由も含めて説明してくれているからです。
理由を確認し、成功する家づくりの本質をつかむことができると、自分の家づくりにも応用がききます。
専門書といっても、一般のかたが読んで理解できる内容の本が多いので安心してください。
私がおすすめする本は【注文住宅を建てる前に】絶対読んでおきたいおすすめ本8選!にまとめていますので、よかったら参考にしてみてください。
我が家の間取りの成功ポイントのほとんどは、本から得た知識をもとに建築士さんに要望を伝えたことで実現できたことが多いです。
玄関収納や南側お風呂などはその最たるもの。
本に投資した時間は、家づくりの成功となって必ずかえってきます。
人生で一番高いかも知れない買い物である戸建ての失敗を防ぐのに、本よりもコスパが高い投資はありません。
【私がもう一度家を建てるならやりたいこと5位】土地探しを効率化する。
5位は土地探しの方法です。
今思えば、もっと効率化できたな、と思うことが多々あります。
特に、ネットでの未公開物件の取り寄せは利用すべきでした。
土地が決まらないことには、その上に建てる家づくりもスタートできません。
土地探しは時間がかかりますので、できるだけ幅広く、かつ効率的に情報を集めるべきです。
私がもう一度家を建てるなら、こうやって土地を探すであろう方法を土地探しのおすすめ方法3選【LIFULL HOME’S・athome・直接交渉】でまとめています。
まとめ
家づくりはすごく楽しいですが、住んだあとに後悔するのは嫌ですよね。
家づくりにかける期間は、一生で考えればそれほど多くはないはずです。
しかし一度建てたら、基本的には一生住むのがマイホームです。
大抵の場合は一度きりのマイホームづくり。
こんな疑問をお持ちのかた、多いですよね。
「とりあえず住宅展示場に行ってみよう」もアリですが、展示場の家は豪華すぎてリアルサイズの住宅イメージがつかめないばかりか、平屋のある展示場はほとんどありません。
わざわざ展示場に行かなくても、資料請求サイトを使えば、一度に複数社に資料請求が可能。自宅にいながら様々な住宅メーカーの魅力を比較検討できます。
詳細は平屋のカタログを一番簡単に集める方法をご覧ください。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。
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