家族みんなが使いやすい洗面所を作るために大切なことは?
今日の記事はこういった疑問に答えます。
結論から言うと、我が家は以下の2つを取り入れることで家族みんなが使いやすい洗面所が作れました。
- 鏡と洗面台の幅は2人が並べる広さにした
- 洗面台下はスペースを空けるようにした
- 家族みんなで使いやすい洗面所の鏡と洗面台の大きさ
- 洗面台下スペースを空けた理由と活用方法
私は2018年に平屋を新築しました。
洗面所については家族みんなが使いやすいことを念頭にプランを立てました。
今日は私が新居の洗面所を作るうえでこだわった部分をご紹介します。
これから家づくりをされる予定のかたは必見です。
これから家を建てるなら、フラットで移動や掃除がラク、子どもが巣立ったあとも2階が無駄にならない平屋がおすすめです。
平屋のデメリット、2階建てとの価格の違いや、失敗しない間取りの作り方などを平屋を建てる7つのメリット【2つのデメリット・間取りの具体例と作り方も解説】にまとめました。
家族みんなで使いやすい洗面所の鏡と洗面台の大きさ
使いやすい洗面所を作るための工夫その1は、ふたりで横に並ぶことができる広さにしたことです。
ふたりがゆったり並べる幅
我が家の洗面所です。
正面から見た図面がこちら。
*ちなみに向かって左下の収納は図面では扉になっていますが、正しくは引き出しです。
洗面所をふたり並んで使えるメリットは以下のとおり。
- 妻が化粧や髪をセットしている時に、私が洗面器側で顔を洗ったりコンタクトを入れたりといった別のことができます。
- 子ども達も親と同時に洗面を使うことができます。
たいていの場合は出かける前に、洗面所まわりはあわただしくなります。
特に出かける前は、鏡を見ながら作業したいケースがほとんどのため、鏡の幅が一人分しかない場合には、どちらかが鏡を譲らなくてはなりません。
そうすると、とたんに効率が悪くなります。
例えばひとりが長く使うと、待たされているほうはイライラしてくるので、総じてあまりいいことはありません。
アパート暮らしの頃は、洗面所の鏡は一人分の幅のものでした。
歯磨き、髭剃り、化粧、などなど、特に出かける前は洗面所に常に渋滞が発生していたのです。
まさに下の「いらすとや」さんのイラストのような状態になってしまうわけです。
しかも、子どもが小さい今までも混雑していたのに、これから子どもが大きくなった場合はさらに混雑することは明白です。
洗面器もふたつ、はおすすめしません
せっかく横にふたり並べるスペースがあるのなら洗面器もふたつあったら、さらに使い勝手があがるんじゃないの?
そう考えるかたも多いと思います。
実際わたしも、昔はそう考えていました。
ふたつの鏡にふたつの洗面器。
でも色々と検討した結果、以下のデメリットを感じてやめました。
- 掃除の負担が増える
- 洗面台のスペースが減る
- コストがかかる
洗面器が2つあると掃除の負担が増える
掃除の負担が増えるのは想像しやすいでしょう。
2つの洗面器を同時にいつもピカピカにしておくには1つに比べて倍の労力がかかります。
掃除が面倒になってきて、どちらかいっぽうの洗面器を掃除して、どちらかを掃除しなかった場合を想像してください。
おそらく汚れているほうは、少しずつ使われなくなっていくでしょう。
汚れているほうの洗面器は家族から敬遠されるようになると思うのです。
そうなると余計に汚れている洗面器のほうを掃除するモチベーションが上がらなくなるという負の連鎖が始まります。
洗面器が2つあると洗面台のスペースが減る
洗面器が2台になればとうぜん洗面台の空きスペースが減ります。
化粧品やヘアドライヤーなどの道具をおいて置く場所として、洗面台はある程度のスペースがあったほうが使いやすい。
事実、我が家の洗面台の何も置いていないスペースには、妻が道具を広げることが多いです。
もしここに洗面器があったら、スペースのやりくりがうまくいかずストレスだったと思います。
洗面所では鏡メインの作業も多く、水を使う作業ばかりではありません。
洗面器が2つあるとコストがかかる
あたりまえですが洗面器を2つにすればコストは2倍です。
ここにお金をかけるなら、他にまわしたほうがいいのでは?というのが私の持論です。
重要なのは、家の中の渋滞ポイントを把握すること
使い勝手がよくて時短の家づくりに欠かせないこと。
それは家の渋滞ポイントがどこにあるのかをきちんと認識することです。
特に洗面所は上記した特徴にプラスして、朝の通勤、通学前に特に込み合うという、時間帯の要素もプラスされます。
洗面所をゆったり作っておけば、毎朝余計なストレスを家族みんなでため込むことがありません。
長く住む家です。
洗面台下スペースを空けた理由と活用方法
使いやすい洗面所を作るための工夫その2は、洗面台下を空洞にしたことです。
でもわが家はあえて空洞にしました。
理由は以下の3点です。
- 子ども用の踏み台を置いておく場所がほしかったから
- タオルを清潔に使いたかったから
- ごみ箱を置くスペースがほしかったから
(1)子ども用の踏み台を置いておく場所がほしかったから
小さな子どもは洗面器に手が届きません。
そのたびに親が抱っこするのはしんどいし、子どももある程度の年齢になると自分でやりたがるので踏み台は必須です。
ところがこの踏み台、意外に場所を取るのです。
アパート暮らしのころは当然踏み台を洗面台のところに常時おいておきましたが、大人が洗面器を使う時には足元が狭くなり、とても邪魔でした。
また、アパート暮らしのころは洗面器の下は開き戸の収納になっていたため、踏み台が開き戸の前を常時ふさぐかたちになります。
シャンプーや洗濯用洗剤の在庫を取ろうとするたびに、踏み台をどかさないと開き戸を開けることができません。
洗面台のスペースが空いている新居に越してからは、踏み台に関するストレスがゼロになりました。
(2)タオルを清潔に使いたかったから
タオルかけは ベスト製 BA682-360-4です。
長さは360mm。カラーはクロームになります。
洗面台下が空洞のため、こちらにタオルをかけても干渉するものは何もありません。
手を拭けば当然タオルは濡れますが、空洞であれば乾きやすく清潔です。
もし収納などがあった場合には、濡れたタオルがどうしても収納の扉などに干渉してします。
タオルの湿気が取れにくいことはもちろんですが、収納側もまめに拭き掃除してあげないとカビるリスクが高まります。
(3)ごみ箱を置くスペースがほしかったから
最後の理由はゴミ箱を置くスペースが欲しかったからです。
今は幼児がいて中身を荒らすためにゴミ箱はおいていませんが、将来的には洗面台下スペースにゴミ箱を設置することも検討しています。
造作洗面台の場合は、洗面台に丸い穴などをあけてゴミ箱も造作するケースがありますが、我が家はそれをしませんでした。
ゴミ箱は基本的にそれ自体が汚れるために、造作でゴミ箱スペースを作りつけてしまうと、そのゴミ箱自体の掃除の手間が増えそうだったからです。
(まとめ)渋滞なしで、家族が使いやすい洗面所の重要性は意外なほど高いものです
今日の記事をまとめます。
- 洗面所にふたりがゆったり並べるスペースを作ったことで、渋滞が発生しないで快適に使える空間ができ上りました。
- 洗面器をふたつ置くことは掃除の手間を考えるとおすすめしません。
洗面器を増やすよりも洗面台の作業スペースを確保したほうが全体の利便性は上がると思います。 - 洗面台下を空洞にすると、子どもの踏み台、ごみ箱などを置くのにとても便利です。
タオルかけを作っても干渉するものがないので乾きやすく清潔です。
洗面所は渋滞が発生しやすい場所ナンバーワン!
家族のストレスが溜まらないように、細かい使い勝手の部分にこだわりましょう。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。
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