設計事務所

設計事務所に依頼して家を建てたら、必ずいい家ができますか?

 

  • 設計事務所に依頼して家を建てたら、必ずいい家ができますか?

 

今日の記事はこういった疑問に答えます。

 

 

設計事務所に依頼して家を建てたら、必ずいい家ができますか?

結論から言うと、自分達が建てたい家のイメージ、コンセプトができていなければ、どこに頼んでもいい家は建ちません。

 

本記事の内容
  • 設計事務所に依頼して理想の家を建てるために大切な2つのこと

 

 

私は2018年に平屋を建てました。

設計事務所に依頼して、おかげさまで90%満足の家を建てることができました。

今日の記事は設計事務所に依頼すれば、私達のように満足度の高い家を建てることができるのかについて深堀りしていきます。

設計事務所に家づくりをお願いしようか迷っているかたは必見です。

 

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設計事務所に依頼して理想の家を建てるために大切な2つのこと

結論から言うと、以下の2つが大切です。

  1. 家づくりのコンセプトが決まっているか
  2. 建築士のかたの作風や得意分野とマッチしているか

 

①家づくりのコンセプトが決まっているか

自分達の理想の家のイメージや、建築のコンセプトが決まっていないと、いくら有名な建築家のかたに家づくりを頼んでも、空振りします。

これは当ブログでもたびたび触れている部分なのですが、結局家づくりを行うのに最重要なのは施主側の意思なんです。

意思、といっても、当たりまえですが「とにかくいい家を建てて!」という願望だけではいい家は建ちません。

自分達の理想の住まいについてイメージできるレベルまで、施主側で情報を集め、勉強して、建築のことに詳しくなる必要があります。

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完全自由設計のリスク

設計事務所に依頼した場合は、完全自由設計です。

基本的には施主の要望に対して「できません」と言わないのが設計事務所です。

なんとか要望を実現できるように、建築士さんは経験と知恵をしぼって、どんな無理難題でもできる範囲で叶えてくれます。

例えば普通は建築を断られるような圧倒的な狭小地であったり、建築が難しいと思われるような複雑な形状の土地にも、対応してもらえるといった強みがあります。

とにかく施主の希望にとことん寄り添ってくれる。
全力で設計をして、そのあとは、複数の工務店に対して見積もりを依頼し、できるだけ安価で建ててくれる工務店に発注してくれます。
工事が始まったあとも、施工会社に対して、設計の通りに工事がなされているか、厳しく監理をしてくれます。

設計事務所は、施主の味方。
施主からみればとても頼もしい存在なのです。

 

ところがです。

この完全自由設計で、施主に100%寄り添ってくれるところが、逆にリスクになる場合があります。

完全自由設計であるがゆえに、施主側で、家づくりのイメージ、コンセプトが十分にできていない場合は、逆に長所や特徴がぼやけた中途半端な家ができあがってしまう可能性があります。

 

 

 

ハウスメーカーの基本コンセプトは明快

例えばハウスメーカーの場合は、自分達がウリにしているものが必ずあります。

ローコストであったり、性能の高さであったり、省エネであったり、デザイン性の高さであったり、木を活かした自然素材の家だったり、大手メーカーならではの保証制度だったり。

基本的にはそのハウスメーカーが得意とする、なんらかのコンセプトが決まっているはずです。

ハウスメーカーは、そういった基本コンセプトを他のメーカーとの差別化要因として集客をしているのですから当然です。

「なんでもできます」といったハウスメーカーがあれば一見良さそうなものですが、なにか1点、突き抜けたところがないと、顧客には魅力的に映らないことが多いでしょう。
フォーカスが絞れていないメーカーに、顧客は魅かれることはありません。

 

私の知りあいがヘーベルハウスさんで家を建てましたが、決めてはやはり外壁の耐久性だったそうです。
プラスして無料のメンテナンス期間が30年であることに安心感を覚えたそうです。

 

ハウスメーカーであれば基本コンセプトが決まっているため、大筋では希望した家が建つことになります。
自分達が欲しい家=依頼したハウスメーカーの基本コンセプトだからです。

 

ところが設計事務所の場合は、なんでも自由に設計してもらえます。

予算はさすがに提示しますが、その予算をどこに重点的に振り向けるかは施主が決めなくてはなりません。

ハウスメーカーの場合も当然予算の割り振りはありますし、予算オーバーで減額するケースもあるでしょう。

しかし、設計事務所と比べた場合、その自由度の高さがケタ違いなのです。

ハウスメーカーの場合は、利用できるオプションや、建材メーカーなどが指定されていることがほとんです。
ですから、施主側はその範囲内で取捨選択すればいいので、ある意味ラクなのです。

 

建築士さんの建てたい家に住む?!

ところが設計事務所の場合は、あらゆる要素について自分達が決めなくてはなりません。
正確に自分達の要望を伝える必要があります。

ハウスメーカーのように会社として使う建材が決まっているわけでありません。
あらゆる建材をそれこそ世界中のメーカーから自由に選べるわけです。

ここで重要になってくるのが、施主側の建築に対する知識になります。

そして、知識をもとにした、理想の家のコンセプトができあがっているかどうかが問われます。

極端なことを言うと、自分達に確固たる家づくりのコンセプトができていない場合は、建築士さんの建てたい家が建ってしまうことになります。

建築士さんが考える、この敷地にあった家のかたちはこうで、ここの性能にお金をかけるべきだ、といった意見はもちろん参考にするべきです。

ですが、家を建てて住むのは当然自分達なわけです。

ですから、建築士さんのおすすめすることを参考にしつつも、基本は自分達が主導権を握って設計を進めるべきです。

 

 

自分達の基本コンセプトに忠実な家づくり

私達が建てた平屋のコンセプトは「時短を叶える家づくり」でした。

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私達はコンセプトを明確にしたうえで、建築プランの打ち合わせに臨みました。

 

設計事務所というと、奇抜で個性的なデザインの家を作るところ、というイメージをお持ちのかたも多いでしょう。

一般的には意匠性の高い、ユニークな家を作る事務所が多いのは事実だと思います。

しかし私達は実用的であることを最優先しました。
意匠性よりも実用的で機能的であることを主軸として、あらゆる要素を決めていったわけです。

打ち合わせをする中で、意見が対立するような場面もいくつかありました。

しかし、その対立が生まれたこと自体が良かったと思っています。

対立が生まれたということは、建築士さんの意見を鵜呑みにせず、自分達の理想はこうなんです! という意見を自分達がもっていた証拠だからです。

 

例えば我が家に5か所取り付けた高所用窓ですが、これは私達の意見を全面的に取り入れてもらったものです。

特に妻が風通しを重視しており、しかも平屋なので安全性も重視したいという意見をぶつけた末にでてきた結論でした。

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高所用窓の他にも、フラット35の金利Aプランの権利を省エネ性能で取得するために断熱材を厚みを増やしてもらったりもしています。
トリプルガラスの窓を積極的に入れてもらったりしました。

無垢フローリングなど自然素材が多い我が家ですが、それでも耐久性が欲しいところには無垢材の使用は避けてもらいました。
具体的にはダイニングテーブルや、キッチンのコルク床などで、建築士さんの提案よりも自分達の意見を尊重してもらいました。

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リビングの木製サッシを取りやめたのもそうですね。
予算の削りどころもきちんと意見をぶつけるべきなのです。

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LDKの垂木現し天井についても若干の意見の対立はありましたが、最終的には建築士さんの意見を尊重して大正解でした。

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自分達の理想があるから建築士さんのポテンシャルを100%引き出せる

このように、私達は建築士さんと意見をぶつけ合いながら、家づくりを進めて、結果的に満足度の高い家を建てることができました。

ひとつ確実に言えることは、自分達がなんの知識もなく、意見も持っていないで家づくりに臨んでいれば、ここまで満足度の高い家はできなかったということです。

建築士さんがたくさん持っている引き出しを施主側がうまく引き出すには、施主側の家づくりにかける想い、理想のイメージというのが、絶対に欠かせません。

 

 

②建築士さんの作風や得意分野とマッチしているか

なんでも自由に設計できる設計事務所ですが、やはり建築士さんの作風や、得意分野というのはあります。

主に、デザインの傾向、といってもいいでしょう。

陸屋根でモダンでかっこいい家、和の雰囲気を感じさせる家、素材感が際立った家、奇抜な形状の家など、設計事務所によってある一定の作風のようなものがあります。

 

設計事務所のウェブサイトで、建築事例を眺めてみると良いというのは下記記事で書きました。

設計事務所で家を建てるには何から始めればいいですか? 今日の記事はこういった疑問に答えます。 設計事務所で家を建てるには何から始めればいいですか? ...

 

いくつか設計事務所のサイトをご覧になってみると、見事にそれぞれの個性が出ているのがわかると思います。

完全自由設計といっても、やはり各建築士さんのやりたいこと、理想とする家といったものは、過去の建築事例ににじみ出ているものです。

 

私達の理想の家づくりに必要だった要素

私達夫婦が家づくりに求めたものは時短だとご説明しました。
実用的で機能性優先の家づくりです。

 

私達夫婦は、最初から設計事務所に依頼するつもりだったわけではないのです。

家づくりの検討を始めた初期の段階では、住宅展示場にも行きましたし、モデルハウス見学にもいきました。
一般的に行われる手順で、とにかく情報を集めていました。

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そんな中で、いくつか気になるハウスメーカーが出てきたので、実際に話を聞いたりしました。

そこでまっさきに問題となったのが、設備ひとつとっても、選べる選択肢が極端に少なかった、ということなんです。

例えば大きな食洗器を入れたいといっても、ミーレが入るキッチンは選択できなかったりしました。
断熱性能や、窓の種類なども、選択の幅が少なく感じたのです。

これでは自分達の理想の家を実現するには妥協を強いられそうだ、と感じました。

 

最初にお話ししたとおり、私達の基本コンセプトは実用的で機能性優先の家づくりです。

ハウスメーカー巡りをしながら、私達夫婦が家づくりに本当に求めていることがより明確になりました。

私達が本当に求めていることは、「機能的な家を作るための自由な選択ができること」だったわけです。

 

 

設計事務所に期待したこと

自由な選択を制限されそうだ、ということでハウスメーカーに依頼することをあきらめた私達夫婦。

そんな中で、自由に設計できる設計事務所に依頼するのはどうだろう、ということになったわけです。

 

次に、自分達の理想の家を建ててくれる設計事務所はどこだろう、となったわけですが、下記記事でもご紹介したとおり、私達も設計事務所のウェブサイトをたくさんチェックすることから始めました。

設計事務所で家を建てるには何から始めればいいですか? 今日の記事はこういった疑問に答えます。 設計事務所で家を建てるには何から始めればいいですか? ...

 

また、実際にオープンハウスに何か所も出向き、直接話を聞いてみたりもしました。

当初は陸屋根でシャープで見た目がかっこいい家をデザインする設計事務所さんに憧れたりもしました。

でも私達が本当に求めている家は実用的で機能性が高い家です。

見た目がかっこよかったり、奇抜なデザインの家を建てる設計事務所さんの話は、どこかピンとこない面がありました。

 

そんな中で、実際に我が家を設計してくれた建築士さんに出会うわけですが、私が依頼した建築士さんは、奇抜さよりも快適性を優先する家づくりをしているかたでした。

過去の建築事例をみてみても、他の設計事務所とは明確に異なる箇所がありました。

 

 

見た目よりも機能性

設計事務所の建てる家は、見た目でモダン、シャープさを出すために陸屋根の建築事例が多のですが、私がお願いした設計事務所さんは、ちょっと古風にも見える「軒」がある家がほとんどだったのです。

軒は日射遮蔽や外壁の保護などにも有用で実に機能的です。

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軒をきちんと出す家を作る、ある意味、設計事務所的ではない、優しいデザインをする設計事務所だったわけです。

 

私達が家づくりにもとめたものは、「機能的な家を作るための自由な選択ができること」でした。

「自由な選択」は設計事務所であればほぼ叶えられます。

プラスして、機能的であるためには、かっこよさよりも、住み心地を優先した設計を得意とする建築士さんでなくてはなりません。

そんな2つの理想をかなえてくれたのが、私がお願いした設計事務所さんになります。

 

自分達に合った設計事務所を探す

自由設計が可能な設計事務所とはいえ、建築士さんの考え、個性は驚くほど違うものです。

見た目のかっこよさに魅かれて家づくりをお願いしたが、出来上がってみたら自分達が本当に求めていたのは見た目じゃなかった、となっては悲しいです。

また逆に、見た目のかっこよさ、奇抜さを最優先したいかたが、私がお願いした設計事務所に依頼したのでは、物足りない可能性が大です。

もし設計事務所へ家づくりをお願いするなら、自分達のコンセプトを実現してくれそうな事務所を探しましょう。

 

 

【まとめ】自分達に明確なコンセプトがないといい家は建ちません

今日の記事をまとめます。

まとめ
  • 設計事務所に頼む場合に限らず、家づくりは自分達の理想の家のイメージ、コンセプトが明快であることが最も大切です。
    完全自由設計が可能な設計事務所では、なおさら自分達の明確な意思が問われることになります。
    まずは情報を集めて、イメージ、コンセプトを固めましょう。
    自分達の理想の家のコンセプトが決まっていないと、どんな有名建築家に頼んでも理想の家は建ちません。
  • いくら完全自由設計といっても、設計事務所ごとにデザインの傾向、得意分野は異なります。
    建築士さんが何を重視した家づくりをするのか、過去の建築事例を見たり、直接話を聞いてみたりして分析しましょう。
    自分達の考えに合う設計事務所に出会えれば、家づくりの成功確率はグッと高まります。

 

たとえ有名な建築家のかたに頼んでも、丸投げでは、自分達にとって住みやすい家は建ちません。

設計事務所に頼むにしても、ハウスメーカーに頼むにしても、まずは自分達で情報を集めて勉強する必要があることは一緒です。

いい家が建つかどうかは自分達次第。

これは実際に家を建ててみて、本当に強くそう思います。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの後悔のない家づくりの参考になれば幸いです。

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