- 珪藻土の内壁レビューを聞きたい
今日の記事はこういった疑問に答えます。
結論から言うと、珪藻土の内壁は、調湿効果に優れていて、なおかつ高級感のある仕上がりになります。
私は2018年に平屋を新築しました。
LDKと玄関収納の内壁は珪藻土を塗りました。
また、家づくりの思い出にと、一部の珪藻土塗りを家族で体験させてもらいました。
これから家を建てるかたで、珪藻土を検討中のかたは必見です。
LDKの珪藻土レビュー
LDKは壁紙は貼らずに、自然素材である珪藻土を塗っていただきました。
写真のとおり、近くでみると若干凹凸があるのがわかっていただけると思います。
基本的はあまり模様が出過ぎないように抑えて塗ってもらいました。
近くで見ると塗り壁であることはわかりますが、遠目で見ると模様はほとんどわからないレベルになります。
珪藻土は調湿効果が抜群!
珪藻土は、最近はバスマットや歯ブラシ置き場にも使われているとおり、調湿効果が抜群です。
湿気がありすぎる場合には吸ってくれます。
逆に乾燥しすぎている場合は、溜めている水分を放出してくれるとのこと。
珪藻土のおかげかどうかわかりませんが、わが家のLDKは、湿度が常に40~50%で保たれていて、非常に快適です。
壁紙のような無機質な感じがなく、見た目の高級感、落ち着いた雰囲気を出すのにも一役買ってくれています。
珪藻土塗りはとてもおすすめです。
玄関収納の壁も珪藻土にしました。
理由は、玄関収納は靴やコートといった湿気や臭いが出るもの置く場所だからです。
家族で珪藻土塗りを体験
「子どもに家づくりを体験させてあげたい」という妻のアイディア
竣工の前月に、「家作りの記念、思い出として子どもに工事を手伝わせてあげられないだろうか?」と妻から提案がありました。
とてもいいアイディアだと思いさっそく建築士さんに相談してみました。
竣工を来月に控えているので、もうできることはないかな?と思っていましたが、「今からでも手伝えることはありますよ」と建築士さんからお返事がありました。
数日後に「では玄関収納の珪藻土を一緒に塗ってみましょう」との連絡が入り、家族みんなで珪藻土塗りにチャレンジすることになりました。
工事で忙しい中、快諾していただいた建築士さんと職人さんに感謝です。
玄関収納の奥の壁を塗る
職人さんと日程を調整していただいて、家族で珪藻土塗りにチャレンジ。
場所は、玄関収納のコートかけの奥の壁です。
コードかけの奥を選んだ理由はふたつです。
- 塗り方を失敗しても目立つ場所ではない
- 家族しか見ない場所なので、思い出を残すにはうってつけ
家族で順番に珪藻土塗りにチャレンジ
コテの使い方をひととおり職人さんに教わって、家族で順番に塗り始めました。
珪藻土どころか、壁を塗るなんて家族全員、生まれて初めての体験です。
思い出作り以前に、人生初の新鮮な体験をさせてもらえたことにも感謝。
妻と息子で。
私と息子で一緒に塗ってみます。
珪藻土塗りは超むずかしい
実際に塗ってみると、超難しかったです。
職人さんはいとも簡単に塗っていきますが、私達家族がやると全くキレイに塗ることができません!
盛り上がってしまったり、薄くなりすぎてしまったり・・・。
コテで均等に塗りつける難しさを家族みんなで体験できました。
珪藻土は「生き物」
本物の珪藻土って塗る前はとっても生臭いんです。
海にいるみたいな香りがしました。
珪藻土は生きているので、塗った後も呼吸をしているそうです。
部屋の余計な湿気を吸い取り、湿気が足りなくなると今度はため込んでいた湿気を放出してくれて、部屋をいつも最適な湿度に調整してくれるそうです。
職人さんが丁寧に教えてくれました。
うちはLDKも同じ珪藻土を塗っていただいたのですが、湿度に関しては常に40%前後を保っていてとても快適です。
そして塗る前は写真のとおり濃いめのベージュみたいな色をしています。
それが乾くとキレイな白になります。
乾いた後は、海にいるような香りもしなくなります。
不思議ですね。
珪藻土をわざとムラに塗って思い出作り
職人さんにキレイに仕上げてもらったあと、最後は長男がわざと模様がでるように塗りつけました。
何年かたったあと、あの時ボクが塗った場所だよ!とみんなで話せたらいいなと思います。
コート収納の奥の壁なので目立ちませんから、家族だけの思い出の場所です。
家作りのほんの一部ですが参加させていただいたことで、一生の思い出ができました。
建築士さん、調整いただいた工務店さん、そして僕らのわがままに快く付き合っていただいた職人さんに感謝します。
家族で参加できる家づくりのアイディア
一般的には、家族で参加するのは地鎮祭と上棟式でしょうか。
我が家はふたつとも行いましたが、「儀式に参加した」というイメージで、とうぜんながら工事に参加した、という感じはしません。
ここまで書いたように珪藻土塗りにチャレンジさせてもらったことは、自分達の手を動かした」という体験がともなっているので、より一層思い出深いものになります。
我が家は珪藻土塗りにチャレンジさせてもらいましたが、他にもいくつか家族で参加できる工事はあります。
例えば私が依頼した建築士さんに聞いた話によると、ウッドデッキの塗装を家族で行ったケースがあるそうです。
我が家は耐久性を重視してウッドデッキは「エコウッド」を使ったため、塗装の体験というのはできませんでした。
家族でウッドデッキをわいわい言いながら塗るのも楽しそうですね。
家族で工事に参加する時は、クオリティにこだわるよりも、予測不可能なハプニングのようなものも楽しんでしまうくらいのつもりで参加するといいです。
すべてプロにまかせてキレイに仕上がるのもいいですが、家族で参加していろんな失敗を楽しめるくらいのほうが、自分の家への愛着も一層深まるでしょう。
一生のうちに何度も家を建てる人はほとんどいないと思います。
ですので、家の建築工事の期間は一生のうちで3~6か月の間だけということになります。
その期間すべてを、ただプロにまかせてしまうはもったいないです。
ぜひ担当者さん、設計士さんに相談して、工事の一部に家族で参加してみてください。
家への愛情が確実に増しますし、職人さんと話をすることで家の詳細な機能や特性にも詳しくなれます。
家づくりの一生の思い出に、家族で工事に参加してみることをおすすめします。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。
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