- 家を建てますが、カーテン選びで迷っています。
- カーテンを選ぶ時に特に注意するところは?
今日の記事はこういった疑問に答えます。
結論から言うと、素人である自分の意見は無視。
プロの意見を尊重しつつ、遮光性能に注意しましょう。
- 失敗しないカーテンの選び方とおすすめの色
- 遮光等級の注意点【実例】
私は2018年に平屋を新築しました。
新居のカーテンは、カーテン専門店で購入しました。
比較的無難な選択をしたことで、80点は取れたろうと思っています。
カーテン選びを進める中で、遮光等級の考えかたについても学ぶことができました。
今日の記事は我が家の実例をもとに、失敗しないカーテン選びについて書きました。
これから家を建てるかたや、カーテンの買い替えを検討しているかたは必見です。
こんな疑問をお持ちのかた、多いですよね。
「とりあえず住宅展示場に行ってみよう」もアリですが、展示場の家は豪華すぎてリアルサイズの住宅イメージがつかめないばかりか、平屋のある展示場はほとんどありません。
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失敗しないカーテンの選び方とおすすめの色
結論から言うと、建築士さんやプロのおすすめに従いましょう。
カーテン選びは壁紙選びよりもさらに無理ゲー感が強い
我が家のカーテンは、建築士さんがご紹介してくれたカーテン専門店で購入しました。
カーテン専門店に足を運んだのは初めてでしたが、とりあえず「無理ゲーだな」と思いました。
カーテン専門店に行ったことがある人はわかると思いますが、カーテンの数が半端ない。
同じような色味や柄でも、プリーツの違い、生地の風合い、遮光性などが異なる製品が山のようにあります。
最初に基礎的な説明を聞いただけで、頭がパンクしそうでした。
建築士さんの意見をもとに、ショップのかたに製品を選んでもらった
あまりの種類の多さに、自分達で探しても無理だなと思い、私達夫婦の場合は、素直に建築士さんにおすすめを聞きました。
家の作り、使われている素材によって、合うカーテンは微妙に違ってきます。
そのあたりの感覚は、実際に何棟も家を建てて、自分が設計する家の作りを熟知している建築士さんが一番よく心得ているはずです。
壁紙選びのところでも書きましたが、もともと、その設計事務所やハウスメーカーに家づくりを依頼したのは、過去に建てた家の写真をみたり、オープンハウスを見学してみて、気にいったからお願いしているはずです。
ですので、建築士さんやハウスメーカーさんのおすすめ品を素直に採用することで、自分達のイメージしていた家に近づけることができます。
私達の質問に対する建築士さんの回答は、「自然素材のベージュ系をよく使います」ということでした。
ということで、建築士さんのおすすめを、そのままお店のスタッフのかたに伝えて、よく使われる定番品をいくつか持ってきてもらいました。
今思えば、このふたりの組み合わせが最高でした。
カーテン選びで失敗しないポイントは、素人である自分の意見で決めようとしないことです。
まずは経験豊かなプロの意見を尊重して製品をチョイスしてもらい、その中から自分達の好みに近いものを選ぶのが最も効率的で失敗のない方法です。
LDKは透け感の強いベージュ系
建築士さんのおすすめカラー「ベージュ系」をそのまま採用しました。
LDKは遮光にこだわる必要はなく、明るい雰囲気にしたかったので、透け感の強いものを選びました。
垂木現しの天井、ナラの床ともマッチして、とても自然な感じです。
レースも同様に自然な感じです。色は普通にホワイトです。
ベージュのカーテンは写真では地味に見えるかもですが、実物を見ると、余計な装飾がなく主張しすぎない感じが上品な印象を与えてくれます。
また、適度な透け感で自然光を取り込み、絶妙な陰影がでることでさらに高級感が増しています。
カーテンの色で迷っているなら、透け感のあるベージュ系が最強に無難です。
透け感があるということはカーテンを閉めても夏場の日差しを十分に遮ることができません。
軒や庇での日射遮蔽が得られない構造の場合は、遮光、遮熱性の高いカーテンを選ばないと夏場の室内温度が上がるため注意が必要です。
我が家は軒が出ているので遮光性はあまり考慮しなくてもOKでした。
余談ですが、廊下の窓はタチカワのロールスクリーンを使っています。
こちらもベージュ系にしました。
白い壁にベージュのロールスクリーンも相性ばっちりです。
遮光等級の注意点【実例】
寝る部屋は遮光カーテンにしましたが、遮光等級は当てにならないことがわかりました。
和室、子ども部屋、主寝室は遮光カーテンを選択
和室、子ども部屋、主寝室は2級遮光カーテンにしました。
できるだけ暗い部屋で寝たかったからです。
まずは和室。和室は寝室としても活用しますので、遮光が必要でした。
色はリビングと同じベージュ系ですが、遮光カーテンのため透け感はほぼありません。
透け感の強いリビングに比べるとのっぺり感が強く、若干部屋が狭く感じられるのがおわかりいただけると思います。
続いて子ども部屋です。
こちらもベージュ系にしました。
和室よりもさらに濃いベージュで、やや黄色みが強いです。
子ども部屋のカーテンの遮光性能は、子どもの睡眠と目覚めに多大な影響を及ぼします。
遮光でないカーテンの場合は、朝の光が部屋に入ってきて、子どもが早い時間に目を覚ましやすいです。
また、夜でも月明りや街灯の光などが入ってきますので、明るい場合は睡眠の質が落ちる可能性があります。
うちの息子の場合は、睡眠時間が十分でないと体力が落ちて風邪をひきやすいことがわかっているので、なるべくゆっくり寝てほしいと思い遮光カーテンにしました。
遮光カーテンでないと朝の5時ごろには起きてきていましたが、遮光カーテンで朝日をさえぎってやると、ほおっておけば7時くらいまで寝ることもあります。
基本的には子どもは小さいうちはよく寝ることが健全な成長を促します。
遮光等級は、はっきり言って当てにならない
遮光カーテンには下記のとおり等級があります。
部屋を暗くしたいなら、単純に遮光1級を選んでおけばいいだろうと思いがちですが、実はそんなことは全然ありません。
事実、1級遮光よりも2級遮光のほうが光を通さない製品がたくさんあります。
遮光カーテンを選ぶ際はカーテン専門店で実際に光に透かして説明を受けました。
驚いたのは1級なのにそれほど暗くないカーテンがたくさんあったことです。
逆に2級でも、1級よりも暗いカーテンがたくさんありました。
カーテン専門店のかたに聞くと以下の回答でした。
「素材や色で遮光性はかなり変わってきます。必ず1級のほうが暗い、というわけでもないし、たとえ等級が同じでも製品によって相当なバラつきがあります。実際に光に透かして試してみたほうがいいです」
実際にベージュ系のおすすめ遮光カーテンを複数みせてもらいましたが、同じ等級でも遮光の度合いにはかなりバラつきがありました。
同じ2級遮光のカーテンを比較してみる
和室と子ども部屋は製品は異なりますが、遮光等級はどちらも2級です。
ところが実際の遮光性能には違いがあります。
LEDの懐中電灯を使って比較してみました。
比較に使ったのはWsiiroon LED 懐中電灯です。
最長照射距離500Mと最大出力光束1600ルーメン。かなり強力な光を発します。
まずはWsiiroon LED 懐中電灯で床を照らしてみました。
一番狭い範囲を照らすモードだと写真のような感じです。かなり明るい。
まずは和室のカーテン。懐中電灯を外側からカーテンに押し当てて照らしてみます。
わりとクッキリ、白さが目立ちますね。
続いて子ども部屋。
和室に比べてかなり輝度が抑えられて、白みがなくなっていることがわかると思います。
同じ遮光2級なのに、実際には子ども部屋のほうが暗いです。
このように遮光等級だけではカーテンの実際の遮光性能はわかりません。
遮光性をの高いカーテンが欲しいなら、実際に試してから決めることをおすすめします。
【まとめ】カーテンはベージュ系が最強に無難な選択。遮光性能は等級を信じずに実物で比較しましょう。
今日の記事をまとめます。
- カーテン選びは対象商品が多すぎて無理ゲーです。
素人の自分の意見ではなく、まずはプロに選んでもらって、その中から自分達の好みでチョイスしたほうが圧倒的に効率的です。 - 家の作りや素材感によっても、合うカーテンは変わってきます。
基本は家づくりを熟知しているハウスメーカーさんや建築士さんの意見を尊重しましょう。 - 最強に無難な色はベージュ系です。遮光ではなく透け感のある素材のものを選ぶと、上品で高級感がアップします。
- 寝る部屋のカーテンは遮光性を高めて睡眠の質を上げましょう。特に子どもの健康、成長には良質な睡眠がかかせません。
- 遮光等級は当てになりません。素材や色で遮光性能はいくらでも変わってきます。
思ったよりも明るかった、とならないように、遮光等級を盲目的に信じるのはやめて、実物でしっかりと確認しましょう。
カーテン選びは建築士さんの意見を尊重して正解でした。
特にLDKは適度に高級感もあり満足度が高いです。
カーテン選びは基本無理ゲーなので、カーテン専門店でまともに探していたら時間がいくらあっても足りません。
経験豊かなプロの意見を尊重しつつ、遮光性能はご自身の目でしっかり確認しましょう。
こんな疑問をお持ちのかた、多いですよね。
「とりあえず住宅展示場に行ってみよう」もアリですが、展示場の家は豪華すぎてリアルサイズの住宅イメージがつかめないばかりか、平屋のある展示場はほとんどありません。
わざわざ展示場に行かなくても、資料請求サイトを使えば、一度に複数社にカタログ請求が可能。自宅にいながら様々なハウスメーカー・工務店の魅力を比較検討できます。
詳細は平屋のカタログを一番簡単に集める方法をご覧ください。
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