- リクシルのサーモスXとYKKAPのAPW330の夏場の断熱性能の違いを知りたい
今日の記事はこういった疑問に答えます。
結論から言うと、どちらもあまり変わらないです。
- リクシルのサーモスXとYKKAPのAPW330の夏場のフレーム温度を比較
私は2018年12月に平屋を新築しました。
LDKにはリクシルのサーモスX、LDK隣のワークスペースにはAPW330(ペアガラス)を採用しました。
今日の記事では、真夏の窓の断熱性能を実際に計測してみた結果をご紹介します。
樹脂窓の実際の性能を知りたいかた、サーモスXとAPW330のどちらを採用しようか悩んでいるかたは必見です。
リクシルのサーモスXとYKKAPのAPW330の夏場のフレーム温度を比較(日陰の場合)
結論としてはあまり変わらない結果となりました。
温度測定時の条件
条件は以下のとおり。
- 8月上旬の午後1時ごろ
- 外気温35℃
- 室内はエアコン27℃設定で運転
- サーモスX(トリプルガラス)と、APW330(ペアガラス&樹脂スペーサー)の2種類の窓を計測
- 両方の窓とも軒の日射遮蔽により直射日光は当たっていない
測定箇所
測定箇所はそれぞれの窓の赤丸のフレームです。
LDK側はサーモスX、ワークスペース側がAPW330です。
ちなみに測定時の日なたのウッドデッキの温度は63.1℃でした。
素足では火傷するレベルでした。
サーモスXの温度を計測
サーモスXは外側がアルミです。
計測してみると、40.2℃という結果でした。
続いて室内側です。
室内側は樹脂になっています。
35.1℃という結果でした。
APW330の温度を計測
続いてAPW330です。
APW330は外側も内側も両方とも樹脂でできています。
まずは外側を計測。
40.7℃という結果でした。
続いて内側。
33.3℃でした。
外側と内側の差は7.4℃でした。
測定結果まとめ
測定結果をまとめます。
製品 | 外側温度 | 内側温度 | 温度差 |
サーモスX | 40.2℃ | 35.1℃ | 5.1℃ |
APW330 | 40.7℃ | 33.3℃ | 7.4℃ |
以上のとおりとなりました。
アルミと樹脂のハイブリッドであるサーモスXよりも、オール樹脂のAPW330のほうが外の熱を内側に伝えにくいと考えられます。
【まとめ】APW330、サーモスXのどちらもアルミサッシとは比較にならない断熱性能!
今日の記事をまとめます。
- アルミと樹脂のハイブリッドであるサーモスXよりも、オール樹脂のAPW330のほうが外の熱を内側に伝えにくいと考えられます。
- ただし、サーモスXでも特に性能が悪いということはなく、十分に外気熱が室内に伝わるのを軽減してくれています。
- アルミサッシであれば、おそらく外側のフレーム温度40℃をそのまま室内に伝えているはずです。5~7℃ほど室内側のフレームが冷たくなっていることから、サーモスXもAPW330もアルミサッシよりも圧倒的に優れた断熱性能を持っていると言えそうです。
今日の記事では真夏の窓を計測してみましたが、どちらの窓も効果的に熱の伝わりを防いでくれているのがわかりました。
アルミサッシとは快適性が全く異なりますので、これから家を建てる、あるいは窓をリフォームするのであれば、価格も比較的手ごろなサーモスXかAPWを選択されることをおすすめします。
樹脂窓へのリフォームを検討中のかたへ
出典:YKKAPウェブサイト
樹脂窓にリフォームして、結露ゼロ、冷暖房の効き目が抜群によくなる住環境を手に入れませんか?
「リフォーム見積り比較サイト」のランキングはリフォーム見積り比較サイト5選!【実体験をもとに解説!】で解説しています!
関連記事
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんの後悔のない家づくりの参考になれば幸いです。
これから家を建てるなら、フラットで移動や掃除がラク、子供が巣立ったあとも2階が無駄にならない平屋がおすすめです。
平屋のデメリット、2階建てとの価格の違いや、失敗しない間取りの作り方などを平屋を建てる7つのメリット【2つのデメリット・間取りの作り方も解説】にまとめました。