平屋の実例

【平屋の実例】日用品の在庫管理に適した収納の作り方【引き出しのメリット】

記事内に商品プロモーションを含みます

 

 

  • シャンプーや洗剤、歯ブラシなどの在庫保管に適した収納は?
  • 在庫が確認しやすい収納のかたちは?

 

 

今日の記事はこういった疑問に答えます。

 

結論から言うと、引き出し収納か、奥行の浅い収納がベストです。

理由は、一瞬で在庫数量を確認できるからです。

 

本記事の内容
  • 実例で学ぶ日用品の在庫保管に適した収納の作り方

 

 

私は2018年に平屋を新築しました。

アパート暮らしのころに日用品の在庫保管場所に苦労していたので、新居では最初から日用品に適した収納場所を確保することを考えました。

実際に家ができてみて、日用品の在庫は予定通りすっきりと収まり、ストレスがなくなりました。

この記事では我が家の日用品在庫の保管場所を例に、使い勝手の良い収納の作り方をご紹介します。

これから家づくりをされるかたは必見です。

 

実例で学ぶ日用品の在庫保管に適した収納の作り方

我が家は引き出し収納を選択しました。

 

洗面台の下に引き出し収納を造作

我が家の洗面所です。

洗面台下の左半分が造作の引き出し収納になっています。

この引き出しは、以下の日用品在庫を保管する場所として建築士さんに設計を依頼しました。

  • 洗濯用洗剤、柔軟剤
  • キッチン用洗剤
  • シャンプー、リンス
  • ボディーソープ
  • カビ取り剤
  • 歯ブラシ
  • 歯間ブラシ
  • ミューズノータッチ
  • アップリカ におわなくてポイ

 

上下の引き出しの高さが違う理由

引き出しの上段と下段で高さに差をつけています。

下段の内寸高さは約350mm、上段は約250mmです。

単純に上下とも同じ高さ(300mm)でもいいんじゃない? と思われるかも知れませんが、高さを変えてあるのはきちんとした理由があります。

 

下段は洗濯用洗剤などの超特大在庫の保管場所

我が家は節約のため、洗剤などの詰め替え用パックは、基本的に超特大タイプをAmazon定期おトク便で買っています。

「超特大」は、通常の詰め替えパックの2~4倍くらいの大きさです。

買ったことがあるかたはわかると思いますが、超特大タイプはけっこう高さがあります。

 

新居の建築が始まる際に、超特大の詰め替えパックの高さを計測しておきました。

計測の結果、収納の高さが350mm以上あれば十分であることを確認できました。

 

出来上がった引き出しはまさに狙い通り。

写真のとおり高さのある超特大パックを立てた状態で収納できました。

高さ300mmの引き出しでは、写真のように立てた状態で収納すると頭がつかえて引き出しがうまく閉められません。

立てないで倒して収納すれば入りますが、そうすると今度は在庫が重なり合ってしまうので、引き出しを開けた時に、何が何個あるのかが非常に判別しにくくなります。

Amazon定期おトク便は月一回配送されてくるサービスですので、毎月配送前に在庫を確認します。

仮に倒して収納してあった場合は、毎回上のものをどかして在庫数を確認しなくてはならなくなります。

深く考えずに「引き出しは2段で高さはちょうど半々でいいや」とお願いしていたら、きっと後悔していたことでしょう。

 

 

上段は逆に浅いほうが使いやすい

上段は浅い引き出しにしました。

歯ブラシやミューズノータッチなどの小物類は深さがないほうが適しています。

なぜか?

ぱっと見た時の視認性が良いのです。

写真のとおり物が重なりあうことがなく、何がどこにあるかがすぐにわかります。

これ以上深い場合は、単にデッドスペースが増えるだけです。

 

 

 

「引き出し」にしたのはアパート暮らしの頃の苦い経験から

引き出し収納にこだわったのは、アパート暮らしのころの苦い経験があったからです。

 

奥行が深い開き戸収納の整理整頓は無理ゲー

以前住んでいたアパートの、洗面台の下の開き戸収納です。

無理やり突っ込んでいました。

酷いありさまです。

こういった奥行の深い開き戸収納の問題点は2つあります。

  • 在庫をひと目で確認できるのは手前1列目の物だけ
  • 奥の物を取り出すのがとにかく大変

写真でわかるとおり、一応カゴを使っての整理をこころみてはいます。

が、歯ブラシなどの小物がまとめるだけで、上記2つの問題点はまったく解消されません。

 

日常のストレスの原因に

結果的に以下3つのイライラが日常になりました。

  • 一度中身を取り出さなくてはどこに何があるかわからないので、在庫を探すのにとても時間がかかる。
  • 補充品を買ったときに重なりあったりしてうまく収納することができない。
  • 面倒だからと手前にある在庫品から使ってしまうことがあり、奥のほうに少し使っただけの口が開いた中途半端な在庫が増える。

 

日用品の在庫の管理はちょっとしたことだと思いがちなのですが、家族が増えると日用品の種別と在庫補充のペースは右肩上がりです。

収納が使いにくい場合は、ストレスが容赦なく積み重なっていくことになります。

 

 

奥行と広さが適していれば開き戸収納も悪くないです

すべての開き戸収納が悪いと言っているわけではありません。

開き戸収納でも、奥行が浅く(150~250mmくらい)、壁一面など面積が広い場合には使いやすいと思います。

そういった収納ならば、例えば詰め替えパックが重ならないように並べることができますし、歯ブラシなどはコップのようなものに立てて収納すればいいと思います。

スーパーマーケットの什器などを想像してもらえればわかりやすいでしょう。

 

 

引き出し収納のメリット・デメリット

引き出し収納のメリットとデメリットをまとめます。

引き出し収納のデメリット

引き出し収納の機能面でのデメリットは特にないのですが、強いてあげれば造作した場合はコストがかさむということです。

同じ造作でも、構造が単純な開き戸のほうが当然安く仕上げることができます。

前述したとおり、開き戸収納でも日用品を入れるのに適した面積と奥行であれば問題ないと思うので、このあたりは予算と間取りからそれぞれの家に適したかたちを検討する必要があります。

 

引き出し収納のメリット

引き出し収納のメリットは、引き出した時に奥の物まで一括で見渡せることに尽きます。

逆に開き戸収納の最大のデメリットは、前述したとおり、奥の物が見渡せないことです。

実際に引き出し収納に日用品を収めた場合の動作は以下のとおりとなります。

  1. 引き出すと同時に在庫が確認できる
  2. 在庫を取り出す(補充する)

スムーズでストレスがありません。

 

 

 

(まとめ)引き出し収納で日用品在庫管理のストレスをなくしましょう

今日の記事をまとめます。

まとめ
  • 奥の物まで一括で見渡せる視認性の高さと、物の出し入れのしやすさを考えると、日用品在庫の収納は、引き出し収納か奥行が浅くて広い開き戸収納が適しています。
  • 日用品の大きさは様々です。
    自分達が使う日用品のサイズをよく確認しておいて、適した高さの収納を最初から作っておくと便利です。
  • 奥行の深い開き戸収納は使い勝手が悪いのでなるべく避けましょう。
  • 引き出し収納は造作するとややコスト高になります。
    ただ、探し物にかける時間が増えると生活の質が確実に落ちます。
    多少コストをかけてでも、よく使う日用品の収納は使いやすさにこだわることをおすすめします

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。