新築後悔183選

【外壁】後悔・失敗ポイント5選

外壁の後悔・失敗ポイント5選【新築注文住宅の間取りと設備】
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実際に家を建てた人が外壁で後悔したポイントを知りたい。

 

 

今日の記事はこういった疑問に答えます。

 

 

私は2018年12月に平屋を新築しました。

1年以上住んでみると、やはり後悔・失敗ポイントというのは出てくるものです。

今日の記事では私達が建てた平屋の、外壁の後悔・失敗ポイントを1つご紹介します。

さらにネットや雑誌でよくみる外壁の後悔・失敗ポイントについても4つ取り上げたいと思います。

この記事の内容
  • 私が建てた平屋の外壁の後悔・失敗ポイント
  • ネットや雑誌でよくみる外壁の後悔・失敗ポイント4選

これから家を建てるかたで、外壁で後悔したくない人はぜひ参考にしてみてください!

 

私が建てた平屋の注文住宅の外壁の後悔・失敗ポイント

後悔

最初に私が建てた平屋の外壁の後悔・失敗ポイントをご紹介します。

  • 白い外壁は汚れが目立つ

 

 

我が家の外壁の後悔ポイント:白い外壁は汚れが目立つ

排気口の汚れ

わが家の外壁の後悔・失敗ポイントは、白の外壁はやっぱり汚れが目立つという点です。

白い外壁にはずっと憧れがあったので、リシン吹き付けの白い外壁にしたこと自体は間違っていなかったと思います。

ただ、もう少し明度の低い白のほうが汚れが目立たなかったかな、というのは後悔・失敗ポイントです。

特に排気口の汚れは気になるところ。
上の写真のとおり少しずつ汚れが広がってきています。
同じリシン吹き付けでも、黒い外壁であればここまで排気汚れは目立たなかったはずです。

白の外壁を考えている人は、多少の汚れは覚悟しておきましょう。

ネットや雑誌でよくみる外壁の後悔・失敗ポイント4選

トイレの間取りで後悔している人

続いて、家づくりの雑誌やネットでよくみる外壁の後悔・失敗ポイントを4つご紹介します。

外壁の後悔ポイント1:安いサイディングにしたら頻繁にメンテナンスが必要になった

コーキング材
外壁のコストを抑えるために安いサイディングにしたら、目地のメンテナンスを5年おきにやるはめに・・・

外壁のコストを抑えようと考えた人が陥りやすい後悔・失敗ポイント。

外壁のコストを抑えるのに、よく利用されるのが窯業系サイディングですが、あまりにも安い窯業系サイディングを採用すると、メンテナンスの頻度が上がり、住み始めてからのわずらわしさが増えます。

窯業系サイディングで傷みやすいのが目地のコーキング材です。
サイディングボード同士がぶつかり合って傷つくのを防ぐために、サイディングボードの間をつなぎ合わせるために使われます。

コーキング材は外壁そのものよりも、雨や紫外線で劣化しやすいです。
耐久性が低い安価なコーキング材の場合は、5年ほどでメンテナンスが必要になります。

結局、初期投資を抑えても、劣化が早い外壁の場合はランニングコストが上がってしまって、かえって損する可能性も・・・。

わが家の場合:リシン吹き付けなので継ぎ目は露出していません。

わが家は無地サイディングの上にリシンを吹き付けてもらったので、サイディングのコーキングは露出していません。

コーキング材が雨や紫外線にさらされないため、当面はコーキングのメンテナンスを考える必要はなさそうです。

継ぎ目がないことで高級感がある仕上がりになったことも満足度が高いです!
  • 窯業系サイディングは安いですが、あまりにもコストを下げるとあとあとのメンテナンスで苦労します。
  • サイディングの一番の弱点は継ぎ目のコーキングです。雨や紫外線に弱いので、サイディングそのものよりも早く傷みます。
  • コーキング材のメンテナンス頻度を下げたいなら、ニチハの15年保証プラチナシールや、ケイミューの色保証15年のスーパーKMEWシールなどの耐久性が高いものを採用するといいでしょう。

外壁の後悔ポイント2:ガルバリウム鋼板の外壁にしたら父母にトタンと間違えられた

ガルバリウム鋼板の外壁
ガルバリウム鋼板の外壁にしたら、父母にトタンと間違えられた・・・

シャープな外観、高い耐久性で人気のガルバリウム鋼板の外壁ですが、父母の世代には不評を買うこともあるようです。

そう、父母の世代ではメジャーだった「トタン」に間違えられるのです。

トタンの外壁
トタンはたしかにガルバリウムに形状が似ていますが、めっちゃ錆びてるイメージありますよね・・・

 

トタンとガルバリウム鋼板は見た目は似ていますが、加工が全く異なります。

  • トタン=薄い鉄板を亜鉛でメッキ加工したもの
  • ガルバリウム鋼板=薄い鉄板をアルミニウムと亜鉛とシリコンでメッキ加工したもの

どちらも鉄板ですが、ガルバリウム鋼板はメッキ加工にアルミニウムとシリコンが加わることで高い耐久性を誇っています。

トタンはさびやすく耐用年数は5~10年ほど、ガルバリウム鋼板はさびにくく耐用年数は30年以上と、性能ではガルバリウム鋼板のほうが圧倒的に高いのです。

そんな高耐久性を誇るガルバリウム鋼板ですが、父母の世代だとどうしても安いトタンを想像してしまうらしく、「今どきの家でもトタンなんて使うんだねぇ」なんて・・・。

他にも「なんとなく倉庫っぽく見える」など、見る人によってネガティブな印象を与えてしまうことがある不思議な素材です。

 

わが家の場合:減額プランの中でガルバリウム鋼板にするアイディアもありましたが・・・

わが家は当初の計画では大きく予算をオーバーしてしまいました。

減額のための取捨選択を行っていたときに、リシン吹き付けの外壁からガルバリウム鋼板の外壁への変更が計画されたことがありました。

ところがいざガルバリウム鋼板で見積もってみると数十万の費用アップとなってしまいました。これは正直意外でしたね。

ということで外壁については減額できないのであれば意味がないので、当初から予定していたとおりのリシン吹き付けの外壁になりました。

個人的にはガルバリウム鋼板は嫌いな素材ではないので、コストが許せば一部だけガルバリウム鋼板を組み合わせた家なんていうのもよかったかなと思っています。
  • ガルバリウム鋼板は高い耐久性を誇る素材ですが、見た目で誤解を受けることもあるようです。
  • 60~70歳以上のかたにはトタンに見えてしまうらしく、新居らしくないという評価をされてしまうときも・・・。
  • 倉庫っぽくて住宅に見えないから嫌いという人もいます。
  • 性能重視のかたは良いですが、他者からの評価が気になる人や、親から新居の資金援助を受けている人などは、慎重に検討したほうがいいでしょう。

外壁の後悔ポイント3:色見本だけで選んだらイメージと違っていた

色見本
外壁の色は小さな色見本を見て決めたけど、実際に出来上がった家を見たらイメージと違っていた・・・

小さな色見本で外壁の色を選ぶ場合に気をつけたいのが、「面積効果」です。

基本的な面積効果は以下のとおり。

  • 明るめの色は、大きい面積になるとより明るく見える。
  • 暗い色は、大きい面積になるとより暗く見える。

特に、面積が大きくなると、色がより明るく見える点は注意が必要です。

小さな色見本で「ちょうどいいかな」という基準で色を選ぶと、出来上がった外壁がとても派手になってしまう可能性があるのです。

色見本で選ぶ場合は、ワントーン落とすことで、大きな面積になった時に「ちょうどいい明るさ」のイメージ通りの色になります。

わが家の場合:同じ建築士さんが過去に建てた家を見に行きました。

白い外壁にしよう、と心には決めていましたが、一口に白と言ってもたくさんの選択肢があります。

グレーっぽい白、ベージュがかった白、イエローが入った白など、なかなか自分の好みの白をズバリ!選ぶことなどできません。

ジョリコートの色見本を現場に並べてみたりしましたが、考えれば考えるほどわからなくなりました。

ということで同じ建築士さんが過去に建てた白い外壁の家を見に行きました。

白い外壁の家
白のイメージを確認するには実物の家を見るのが最も参考になります!

実際の外壁を見てから、もっと暗い方がいい、明るいほうがいい、といったことを基準に選んでいったので、大きく失敗するリスクを減らすことができました。

ただ、やはり面積効果を十分に考慮しきれなかった点が悔やまれます。
少し白が明るすぎた印象でした。

もうワントーン暗めの白を選んだほうが、実際の外壁がちょうどいい明るさになった気がしています。
  • 色見本は小さいので、実際の色とは明るさが異なります。
  • ちょうどいい明るさかな、と思って色見本で選ぶと、大きな面積になった時にイメージよりも派手な外壁になる可能性が高いです。
  • あらかじめ面積効果を考慮して、色見本ではワントーン落とすのがコツです。
  • 「面積効果」の影響を最小限に抑えるためにも、できるだけ実物の家を見て、イメージを練るようにしましょう。

実際の家を見る+面積効果を考えて色見本よりワントーン落とすという2つを組み合わせて理想の外壁色を選択しましょう!

 

外壁の後悔ポイント4:青、赤といった奇抜な色を外壁に使ったら周囲から浮いてしまった

赤い外壁の家
個性的な家にしたくて外壁の一部を赤にしたけど、周りの家と雰囲気が違いすぎて浮いてしまった・・・

せっかくの新築。ありきたりな家はいやだ、ということで外壁に赤、青といった奇抜な色を使った場合の後悔・失敗ポイントです。

外壁に赤や青を使うこと自体はOK。なんの問題もありません。

ただ、周囲の家とあまりにもテイストが違うと、非常に浮いてみえる可能性があります。

郊外などで保守的な地域だと、周囲からかなり厳しい目で見られるケースもあるようです。

自分で建てる家なので別に制約はないのですが、周辺住民の評判を気にするかたは慎重になったほうがいいかもしれません。

 

わが家の場合:白基調のため普通です

わが家は白い外壁。特に奇抜な配色ではないです。

サッシも一番無難なプラチナステン。玄関や軒天などに天然木を取り入れています。

どちらかというと全体的に落ち着いた雰囲気です。

これはお願いした建築士さんの価値観が反映されています。
優しいデザインで、長く飽きずに住まうことができる住宅です。

田舎ですが、特に浮くことなく溶け込めています。
  • おしゃれで個性的な家を目指して赤や青といった奇抜な色を外壁に使うのはもちろんOK!ただし、周囲の目が厳しい地域の場合は少し慎重になりましょう。
  • 長く住む家ですので、周囲のかたの意見、目が気になるかたは、とりあえず無難な色でまとめておくのも手です。
    住んでみて地域のかたの特性がわかってから、外壁塗り替えの時にワンポイントで奇抜な色を取り入れてみるのもアリです。

 

以上、外壁のよくある後悔・失敗ポイントをご紹介しました。

わが家の外壁は白なので若干汚れが目立ちますが、リシン吹き付けの風合いは気にいっています。

家の印象を大きく左右するのが外壁なので、みなさん後悔のない選択を!

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。