平屋の実例

【平屋の実例】開き戸と引き戸のコスト・気密性を比較

 

  • 家を建てるのに部屋のドアは開き戸と引き戸のどちらが良いですか?
  • 開き戸と引き戸のコスト、気密性の違い、メリット、デメリットを知りたい。

 

 

今日の記事はこういった疑問に答えます。

 

【平屋の実例】開き戸と引き戸のコスト・気密性を比較

結論から言うと、室内のドアはすべて「上吊り引き戸」にするのがおすすめです。

一番の理由は開き戸に比べて格段に安全だから。

気密性、遮音性は開き戸のほうが優れていますが、家の性能とトータルで検討する必要があります。

コストに関しては、一般に言われているほど、開き戸よりも引き戸のほうが高い、とは言えないです。

 

本記事の内容
  • 住んでみてわかった引き戸のメリット・デメリット

 

私は2018年に平屋を新築しました。

新居のドアはオール引き戸にしました。

また、ほとんどの部屋を上吊り引き戸にしています。

今日の記事は我が家がなぜ引き戸を採用したのかを、メリット・デメリットをまじえながらご紹介します。

これから家を建てる予定のかたで、部屋のドアを開き戸にしようか引き戸にしようか悩んでいるかたは必見です。

 

 

住んでみてわかった引き戸のデメリット

引き戸は、開き戸に比べて以下の点が不利です。

  1. 床と戸の間に隙間があるため、遮音性、気密性が下がる
  2. 引き戸は開き戸に比べて一般的にコストが高い

 

(1)引き戸は床と戸の間に隙間があるため、遮音性、気密性が下がる

遮音性、気密性については開き戸よりも明らかに低いです。

 

引き戸の子供部屋で子どもが大声で遊んでいると、廊下のほうまでかなり音が漏れてくるのがわかります。

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以前住んでいたアパートの開き戸を閉めた状態に比べると、明らかに音漏れが多いです。

まあ構造上、隙間が空きやすいのでどうしても仕方がないところです。

各個室の音の漏れが気になるかた、ドアの役目は音漏れを防ぐことが最優先!というかたは、開き戸にしたほうが無難です。

わが家は音漏れよりも、引き戸の使い勝手に魅力を感じたので問題ありませんでしたが、慎重に検討しましょう。

 

また、気密性については部屋の冷暖房が漏れやすい、というのは確かにあります。

しかし、この問題はさして重要ではありませんでした。

昨今の高気密の家であれば、そもそも全館保温される構造になっているため、家中どこにいてもあまり室温が変わらないからです。

各部屋の冷暖房が漏れる影響はあまり考慮する必要はありません。

気密性が全く取れていない家であれば別ですが、我が家はC値0.8。
正直気にはならないです。

 

ただ1点だけ、玄関など外に面したドアに引き戸を採用する場合だけは、気密性が大変重要な要素になります。

我が家は玄関引き戸の気密性で大変苦労したので、その点だけはご注意ください。

玄関引き戸の気密性については、【平屋の実例】引き戸玄関の唯一のデメリットは気密性【3つの改善策も解説】で解説しています。

 

(2)引き戸は開き戸に比べて一般的にコストが高い

引き戸のほうが開き戸よりも一般的にはコスト高になると言われています。

我が家は開き戸がないので純粋な比較はできませんが、我が家の天井埋め込み式上吊り引き戸ラフィス(グランドライン)は1枚あたり31,050円でした。

寝室のラフィスの見積もり価格

ただ、ラフィスを楽天で探してみると、

  • わが家と同じ天井埋め込み式の引き戸が42,000円前後
  • 開き戸の標準ドアタイプが44,000円前後

と、一般の販売価格でみると、やや開き戸のほうが高いくらいです。

JUN
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ということで、既製品のドアに関しては、開き戸も引き戸もコストにそれほど差がないと言えます。

では造作の木製建具の場合はどうなのでしょう?
参考までに、建具屋さんに作成してもらった脱衣所入口の木製引き戸の価格が下記になります。
40,600円ということで、ラフィスよりも10,000円ほど高いことになりますね。

脱衣所の木製引き戸の価格

一般的にはコスト高になると言われていますが、実はそれほど気にする必要はないのかも知れませんね。

それに、長く住む家なので、多少の初期費用がかかっても、ストレスの少ない引き戸が断然おすすめです。

 

 

 

住んでみてわかった引き戸のメリット

引き戸には以下3点のメリットがあります。

  1. ドアに手を挟むリスクが低い
  2. 開けたままにしやすく、開けたままでも邪魔にならない
  3. 開けたままにすれば光と風を通せる

 

 

(1)引き戸はドアに手を挟むリスクが低い

引き戸は開き戸に比べて安全性が高いです。

特に小さなお子さんがいるご家庭では気になるところでしょう。

 

我が家はアパート暮らしのころ、まだ3歳だった子どもが折れ戸のクローゼットに小指を挟んで裂傷したことがあります。

小指の先が裂けてしまい救急車を呼んで大騒ぎでした。

結果的には元通りくっついて問題はなかったのですが、それ以来、開き戸や折れ戸といったものが怖くなりました。

 

私が設計を依頼した建築士さんも、開き戸の危険性をよく認識されているかたでした。

「開き戸に手を挟むと、子どもの指くらいなら最悪切断しちゃうこともあります。引き戸であれば酷い場合でも打撲ぐらいで済みます」、ということで、引き戸の採用をおすすめされました。

私もアパート暮らしの苦い経験から建築士さんの意見に完全に同意でした。

 

結果的に我が家はすべてのドアが引き戸になりました。

玄関、勝手口、リビング入口ドア、和室の3枚引き戸を除き、より安全性の高い上吊り引き戸になっています。

上吊り引き戸はブレーキ機能があるので、閉めた時に手を挟むということもなく安全です。

 

実際に住んでみてわかりましたが、子どもが手を挟む(もちろん大人もですが)という危険性がないというのは想定以上にストレスフリーです。

特に子どもが親の目が届かないところで遊んでいる場合に、このメリットは顕著になります。

我が家の場合は、平屋(階段など高さに関するリスクが最小)で、なおかつ全室引き戸(手を挟むリスクが最小)のため、安心感がさらに増しています。

子どもが怪我の心配もなく、のびのびと家の中で遊ばせるのに、平屋+引き戸は最高です。

 

 

(2)引き戸は開けたままにしやすく、開けたままでも邪魔にならない

引き戸であれば開けたままでも邪魔になりません。

開き戸は以下の点が面倒です。

  • 開いた時に大きなスペースが必要です。
  • 開いたままにすることが難しいです(固定する動作が必要)

引き戸であれば、開いた時にスペースが必要ないので、人の動線を邪魔しません。

開き戸の場合は、反対側に人がいるのに気づかずに、ドアを開けてぶつかる可能性もあります。

特に子どもは反対側の様子などおかまいなしに、いきおいよくドアを開けたりするので危険ですね。

 

また、開き戸は開いたままにしたい時はなんらかの手段で固定しなくてはなりませんが、引き戸であれば固定する操作も必要ありません。

 

(3)引き戸は開けたままにすれば光と風を通せる

実際に新居を建てて住んでみると、通風と採光の重要性が身に染みてわかります。

安全性と、開けたままにしやすいメリットは、なんとなくイメージできますが、通風と採光のしやすさについては住んでみないとなかなか実感できませんよね。

 

実際、写真のようにトイレの引き戸は普段ひらっきぱなしにしていることが多いです。

トイレにはご覧のとおり大きめのFIX窓+すべり出し窓を採用し、光を取り入れています。

引き戸を開けておくことで、光をとなりの洗面所と廊下にまで届けることができるのです。

もちろん、トイレの窓を開ければ風通しも良いです。

 

我が家は、寝室や子供部屋、脱衣所などには高所用窓をつけたので、通風はしやすい環境です。

高所用窓を開けることにプラスして、各部屋の引き戸を開けておけば、すべての部屋に風が通しやすい。

これが開き戸だったら、たぶん固定するのが面倒で全部屋を開け放つ、といったことはあまりやらないでしょう。

引き戸にしたことで必要な時に手軽に採光、通風が行えるのは大きなメリットです。

 

 

【まとめ】家を建てるならドアは上吊り引き戸一択です

今日の記事をまとめます。

まとめ
  • 上吊り引き戸であれば、手を挟んでケガをするリスクがほぼゼロです。
    小さなお子さんがいるご家庭にこそ上吊り引き戸をおすすめします。
  • 引き戸は動線を邪魔することがありません。
    ドアの向こう側の様子を伺う必要もなくなります。
  • 引き戸は通風、採光にも有利です。
  • 引き戸のデメリットは遮音性が低い、気密性が低い、一般的にはコストが高くなりやすいこと、などがあげられますが、どれも致命的なデメリットではありません。
    これらデメリットを完全に打ち消すほどの数多くのメリットが引き戸にはあります。
    気密性については、玄関など外に面したドアの場合は注意が必要です。

 

上吊り引き戸を採用すれば手を挟んでケガをするリスクがほぼゼロになります。

多少コストはかかりますが、全部屋引き戸にして本当によかったです。

これから家を建てるかた、ドアのリフォームを考えているかたには、全力で上吊り引き戸をおすすめします。

 

上吊り引き戸「ラフィス」を使った子供部屋については、【平屋の実例】最初から間仕切りした子供部屋【4.5畳×2部屋】で解説しています。

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの家づくりの参考になれば幸いです。